176.前後挟み撃ち 2
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
同じ時間、内務安全の地下会議室の空気は、苛立ちから乾いた敵意へと滑り落ちていた。
ラメールは首相府の人間が嫌いだった。
外務省の人間も嫌いだった。
個人的な恨みじゃない。職業的な本能だ。
外務省は世界が言葉で動いていると思いたがる。
首相府は危機も比喩が正確なら朝刊を生き延びられると思いたがる。
そして内務安全は、錠前と時間差を信じる人間の集まりに近い。
この三種類の人間は普段、異なる気候の動物が同じガラス温室に閉じ込められたように、制度と予算でお互いを辛うじて容認しながら協力している。本当に問題が起きると、それぞれが疑い始める——他の二種類はそもそも存在すべきじゃなかったんじゃないかと。
「首相府が映像の詳細に触れないよう求めている」連絡官が言った。
ラメールは顔も上げなかった。
「ネットにも触れないようにさせる方法があるなら、彼らのために銅像を建てることを検討してもいい」
「外務省がイスラエルに説明できるバージョンを一本求めている」
「提供できる」
連絡官は少し固まった。「本当に?」
ラメールはようやく顔を上げた。表情は平坦だった。
「できる。一文だけだ。『この分流を承認した人間に聞くのが最善だ』」
部屋の誰も笑わなかった。
笑い話じゃないからだ。
これは内務安全流の責任転嫁だ——感情なし、精密投擲、着地点は相手の顔の正中央。
「主任尋問官はどうする?」別の人間が聞いた。
ラメールはしばらく黙った。
今夜初めて、彼は本当に疲れた人間のように見えた。手続きと規律で構成された人間ではなく。
「まず隔離する」と彼は言った。
「行政的な隔離ですか?」
「口頭。心理。記録」ラメールは言った。「彼は今、対外的にも対内的にも適していない」
「理由は?」
ラメールは机の上の書類を見ながら、淡々と言った。「今この共和国全体の中で、最も説得力のある証人の一人だからだ」
この言葉は刀の峰で骨を削るような毒があった。
白い部屋で最初に他人を尋問しようとした人間が、いつの間にか最も危険な証人になっていた。
手続きとは本当に偉大な循環型農業だ。
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首相府では、夜明けはまだだったが、モニターに映る顔はすでに昼間の疲労感を帯びていた。
デヴォーはようやく新しい説明の一版をまとめた。前の版より少し装飾が減り、少し哀愁が増していた。
「フランス側は外部の懸念を高く重視しており、関連する接触対応について内部検証を開始した」
「未確認の流出映像について、フランス側は細部への即時コメントは差し控える」
「すべての関係者の尊厳と安全は、フランス側の最優先事項だ」
「他国の国民および特別な身分を持つ人物に関わる接触手続きについては、フランス側は適切な経路を通じて関係各方面に説明する」
読み終えて、会議室の誰も褒めなかった。
良くなったわけじゃないとわかっていたからだ。
ただ、切り抜き動画にされにくくなっただけだ。
その時、ドアの外で二回ノックがあり、誰かが入ってきてデヴォーにメモを渡した。
デヴォーは読み終えて、顔色がまた一段暗くなった。
「どうした?」副顧問が聞いた。
デヴォーはメモを彼に渡した。
そこには短い一行だけが書かれていた。
海外のユダヤ人コミュニティと歴史的記憶に関連する複数の団体のアカウントが「記録を停止する」の映像を転送し始め、フランスの公式アカウントに説明を求めるタグをつけている。
副顧問は読み終えて、唇が動いた。何か言おうとして、最後に非常に独創性のない、だが非常に正直な一言だけ吐き出した。
「終わった」
デヴォーは首を振った。
「違う」と彼は言った。
「まだ終わっていない?」
「違う」デヴォーは窓の外の夜明け前の空を見た。声は今にも折れそうな板のように平坦だった。「本当の『終わった』は、たいてい別の一本の電話を待ってから来る」
言い終えた瞬間、机の上の外交専用回線の一本が鳴った。
会議室全員がそちらを見た。
音は大きくなかった。
だがこういう時間帯に、どんな専用回線の着信音も、落ちてくる鉄の釘のように聞こえる。
デヴォーは外交官ではなかったが、これが通常の在外公館からの手続き上の苦情電話じゃないとわかった。
普通の小さな電話は、この時間帯にこの回線を使わない。
彼は通話ボタンを押して、外務省当直端末に同時接続するよう助手に示した。
回線の向こうから、まず非常に標準的で、非常に抑制された、非常に感情のないフランス語の挨拶が聞こえた。
それから、中欧の冷たさを帯びながら言葉だけは異常なほど明瞭な声が伝わってきた。
「こちらはスロバキア永遠領対外事務局です。エリザヴェータ・フォン・ドラキュリヤ=バートリ・ストックマンの現在の所在、接触状況、およびフランス側の拘束根拠の即時確認を求めます」
会議室の誰も動かなかった。
声は高くなく、荒くもなく、古い貴族的な礼節さえ帯びていた。
だがその礼節があるからこそ、刃のように感じられた。
パリらしくなかった。
パリの人間は怒る前に立場を表明する。
この声はそうしなかった。
ただ通告していた——あなたたちが誰を拘束しているかは知っている。今度はあなたたちが説明する番だ。
外務省の当直端末の担当者がすぐに応対しようとした。最も安定した口調で答えようとした。
「フランス側は現在、関係者の安全と——」
向こうが遮った。
粗暴な遮り方じゃなかった。
品があるからこそ、より居心地が悪い遮り方だった。
「まず装飾的な形容詞を提供するのはご遠慮ください」その声は言った。「まず人を提供してください」
回線の両端が静まった。
ある国の外交辞令はビロードのようだ。
ある国のそれはガラスのようだ。
永遠領のこれは古い銀器のように聞こえた——冷たく、光っていて、触れた瞬間に飾りじゃないとわかる。
「改めて確認を求めます」相手は一語一語はっきりと言った。「エリザヴェータ・フォン・ドラキュリヤ=バートリ・ストックマンは現在、非自発的な隔離接触状態に置かれているかどうか」
外務省側の官僚はこめかみに汗をかきながら、文明国家の代表のように聞こえるよう声を保とうとしていた。運の悪い男が縄を探しているようではなく。
「フランス側はすべての関係者に必要な安全ケアと——」
向こうがまた遮った。
「では、私方の代表者が今すぐ彼女と通話することをお許しいただけますか」
これは本当に、刃を平らにテーブルの上に置いたような一言だった。
承諾すれば、多くのものが崩れる。
拒否すれば、「安全ケア」がただの香水の名前だったと当場で認めることになる。
デヴォーは会議室に座りながら、複数のモニターに映る外務省官僚たちの表情を見て、初めて深く理解した——文明国家が自分を吊るす速度も、行政的に効率的でありうると。
隣で誰かが小声で言った。「引き延ばせないか?」
別の人間が絶望的に答えた。「何で引き延ばす?形容詞か?」
回線の向こうの声は、まだ安穏としていた。
「もしフランス側が現時点で即時の通話手配ができないのであれば、私方はそれをフランス側がこの行為について記録可能な説明を提供する準備がまだ整っていないものと理解します」
この一文は威嚇より厄介だった。
威嚇ですらないからだ。
ただ礼儀正しく、棺桶の寸法を測り終えただけだ。
外務省で応対していた官僚の顔色は、自分が署名した書類の中から這い出てきたばかりのように白くなった。彼は無意識にネクタイを強く引っ張った。その動作があまりに大きかったので、隣の同僚たちは思わず会議室のカーテンの紐を一瞥した。フランス外交官一人分の道義的重量を支えるだけの耐荷重があるかどうかを評価しているかのように。
もちろん彼が本当に首を吊るわけがない。
フランスの公務体系はそういう文化じゃない。
フランスの公務体系はどちらかといえばこうだ——まず三通の備忘録を書いてその紐が本部門の調達品ではないことを証明してから、カーテンの長さの責任は誰にあるかを協議する。
だがその一瞬の彼の表情には、非常に完成度の高い首吊り感があった。
デヴォーは目を閉じた。
外務省当直室の方で、ついに誰かがひび割れそうなほど乾いた平坦な声でこう言った。
「少々お時間をいただければと存じます。可能な限り速やかに回答いたします」
相手は一秒沈黙した。
「十五分待ちましょう」
電話が切れた。
首相府の会議室全体で、すぐに声を上げた人間は一人もいなかった。
それから、まるでこの高級葬儀の棺の蓋をついに誰かが開けたかのように、デヴォーは手に持っていたペンをテーブルに投げ、ほとんど囁きに近い低い声で言った。
「これで本当に大事になった」
窓の外のパリは、夜明けが近かった。
だがこの人たちにとって、夜はまだ始まったばかりだった。
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