表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
570/582

165.生配信 3

この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。

俺は一号塔の上で、もう引かなかった。


総攻撃に入った以上、指揮のリズムは短く、硬くしなければならない。


馬三娘(マー・サンニャン)、二段前へ押し込め。中心には入るな。まず外殻の第一圈を全部追い出せ。」俺は言う。「神臂弓は二列交互放に切り替え、高位を圧し続けろ。床弩は左一右一で交互に打て、同じ一点に集中するな。外殻全体を一塊まとめて緩ませろ。投石機は第三波の準備、さっきの外脚の根元を狙え。ニウ・シャオチン、市政廳の内圈を完全に閉じろ。今から誰も外に出るな」


ニウ・シャオチンが後方から一言だけ返した。


「わかった」


軽い声だが、揺るぎない。内圈はもう俺が気を割かなくていい。


海側の戦場が即座に前へ膨らんだ。


馬三娘の指揮の下、岳家軍の外線は一気に突っ込むんじゃなく、締まっていく鉄の輪のように、まず大盾、次に戟、そして歩兵が層を重ねながら迫っていく。主街路の大盾手が正面から押し、両翼の長戟手と勾鎌槍が外殻の裂け目から這い出ようとする封海道兵を専門に払う。背嵬騎兵は塔に近づかず、塔の後方と埠頭の縁を高速で切り回り、海霧の奥へ逃げ込もうとする残部や、側面から塔の根元に補充しようとする連中を全部踏み潰していく。


三号塔は、まだ持ちこたえているように見えた。


だがそれは、自分が今どんな状態かを、まだ知らないからだ。




三号塔の第一の外殻は、もともと単一の主柱で支えられていたわけじゃない。黒木、吊り架、鎖、そして湿った邪な拍が互いに縛り合って成り立っていた。さっき床弩と投石機が噛み砕いたのはその中の大骨の何本かで、今岳家軍(がっかぐん)がやっているのは、残った皮と腱を一片ずつ引き剥がすことだ。


「神父、短拍をもっと密にしろ」俺は言う。


バッローロ神父がイヤホン越しに返した。「跳ね返ってくるのが怖くないか?」


「怖い。」俺は言う。「だから先にあれを叩いて馬鹿にしてもらってる」


マリア修女が後ろで笑った。ガラスを引っ掻いたような笑い方だ。


鐘室の反拍が即座にもう半段速くなった。


今度は塔上の記者たちも、何かがおかしいと聞き取れた。鐘の音というより、巨大な胸腔の中で鉄槌が肋骨を叩いているような音だ。海側三号塔の高所に残っていた吊り鐘がそれに引きずられて乱れ始め、拍が一つ狂うと、外殻でかろうじて互いを支え合っていた黒木と鎖が、互いに引き裂き合い始めた。


「来た」俺は小声で言う。


床弩の第一波が交互に打ち込まれた。


左の一発は海側第一圈外殻の下方の黒木支脈を直接貫き、右の一発は主街路正面の斜め支柱に打ち込まれ、弩矢が半分近くめり込んだ。二つの着弾点は派手な場所じゃない。だが第一の外殻が一番触られたくない場所を、ちょうど打ち抜いていた。


続いて神臂弓。


高位で二列交互放を展開し、一列放ち終えたら次の列に交代して、外殻の裂け目でまだ動いている白袍と鎖手を専門に狙う。補位しようとする者は全員釘付けにされ、鎖を引こうとする者は先に手を失う。


「投石機、第三波」俺は言う。


海側後方の投石器がついに第三発を放った。


巨大な石塊が霧と硝煙の中をひどく不格好な弧を描いて飛び、さっき床弩が噛み砕いたばかりの外脚の根元に叩き込まれた。爆発音じゃない。極めて手応えのある、極めて気分のいい断裂音だ。もうとっくに限界だった相手に、膝を入れてとどめを刺したときのような音だ。


第一の外殻全体が内側へ凹んだ。


まだ貫通していない。


だが十分だ。


「もっと押せ!」俺はすぐに口を開く。「大盾手、二丈前進。裂け目の中には入るな。長戟手は盾に張り付いて進め。飛び出してくるやつは全部突き返せ。背嵬(はいぐい)騎は後圈を断て。どの節点も外に出させるな。エリザヴェータ、破口の上縁でまだ息をしているやつ、全部片づけろ!」


海側の岳家軍外線全体が、俺の声に押し出されるように前へ動いた。


主街路側の大盾手が一斉に前へ押し込み、盾面が地面を擦る荒々しい音が響く。後ろの長戟手が盾の上縁ぎりぎりに沿って戟先を前へ送り込み、外殻の裂け目から飛び出してくる封海道兵は、勾鎌槍に引き倒されるか、腹と胸の間に戟先を突き込まれて押し戻されるかのどちらかだ。この戦い方にロマンはない。だが手術刀みたいに効く。


三号塔も、自分の第一の外殻がもう持たないとわかっているらしかった。


最後の一度、海霧を内側へ猛烈に吸い込もうとした。霧の壁と残った吊り鐘で外殻を再び合わせようとしている。だが今や高位節点は神臂弓とエリザヴェータにほぼ全部解体されていて、霧を引こうとしてもまともに引けない。霧が入ってきても、ヴィクトリアに切り裂かれる。


彼女は霧の全体を吹き散らしたりしなかった。そんな馬鹿なことはしない。


ただ、破口の周辺に風で何本かの視界の窓を切り出し、弓手と床弩と俺が見えるようにしただけだ。


それで十分だった。


「風がいい」俺は言う。


イヤホンの向こうでヴィクトリアが冷たく返した。「当たり前でしょ」


次の瞬間、床弩の第二波交互射が来た。


今度は同じ場所を打つんじゃなく、さっき凹んだ外殻の両側を噛んだ。第一の外殻全体がまず同時に内側へ収縮し、それから内側から蹴り飛ばされたように、一面ひび割れた。黒木、鉄条、鐘骨、水を吸った黒布が一緒にめくれ上がり、中の、本当に拍を伝え構造を支えている内肋が一瞬だけ剥き出しになった。


「今だ。」俺は言う。「投石機、打て!神父、短拍全開!修女、反響を中に叩き込め!」


この瞬間、塔上の記者たちは初めて、戦場の同期というものを体感した。


俺が一言一言命令を出すたびに、海側全体がほぼ同時に動く。


投石機の第四発が袋を離れた。


一号塔鐘室の反拍が全開になった。


神臂弓の二列交互放が続く。


床弩が破れた隙間に追加で打ち込まれる。


エリザヴェータが高所から、最後の一人、黒布を掛け直そうとしていた鎖手を切り落とした。


海風が吹き込み、海霧を一線分ごっそり引きずった。


そして——三号黒ミサ塔の第一の外殻が、ついに完全に炸け飛んだ。


単一の爆発音じゃない。


複数の音が同時に起きた。黒木の断裂、鎖の崩壊、湿った構造が引き裂かれる鈍い音、鐘骨同士の衝突、そして内部で反拍に限界まで圧縮されて外側へ爆ぜた何かの裂爆音。外殻全体は崩れたんじゃない——「めくれた」んだ。打ち砕かれた後に力ずくで引き起こされた一枚の殻みたいに、中段から塔基前縁にかけて丸ごとめくれ上がり、中のより深い層の黒い肋架と狭い廊下が露わになった。


破口ができた。


本当に人が入れる破口が。


俺は一秒も余分に見させなかった。


「先頭隊、突入!」俺はイヤホンに向かって怒鳴った。「大盾手前列二列、破口の両側を押さえろ。長戟手は続いて地線を掃け。背嵬騎は外圈に留まり後路を封じろ。全部突っ込むな。先頭部隊は第一層を噛み止めるだけでいい!」


馬三娘(マー・サンニャン)の側は、俺の声が落ちるのとほぼ同時に動いた。


岳家軍の第一波先頭部隊は猪突猛進なんかじゃない。見ていて気持ちよくなるほど教科書通りだった。大盾手二列が先に突き込み、盾面を左右に広げて破口の縁を押さえ、内側へ崩れようとする砕木と鉄条を弾く。後ろの長戟手と短兵重歩兵が盾の後ろにぴったりついて内側へ流れ込み、戟先が先行し、足が後から続いて、破口の地線と両側の暗がりでまだ動いているものを全部払う。さらに後ろには勾鎌槍と分厚い背の刀を持った重装歩兵が続き、第一列が足場を固めた後に内側へ展開する準備をしていた。


この光景を見て、塔上の記者たちも黙るべきだとわかった。


「古代軍が突撃する」という怪奇映像じゃない。


極めて成熟した、極めて冷徹な破口突入だった。


先に盾、次に尖、そして刀。押さえながら掃き、格好よさは要らない。ただ破口の中の死角に殺されないことだけを求めている。


俺は第一波先頭部隊が三号塔の炸け飛んだ外殻に突入するのを見ながら、イヤホンに次々と入ってくる各ラインからの短い報告を聞き、ゆっくりと息を吐いた。


これはまだ始まりだ。


だが少なくとも——俺たちはついに中に入った。


先頭部隊が三号黒ミサ塔の破口に突入した瞬間、海側戦場全体の音が変わった。


それまでは、広域に広がる戦争騒音だった。神臂弓の弦音、床弩の炸裂音、投石機の投擲音、海風の中で鉄鎖と吊り鐘が乱れ響く音、そして封海道兵が長戟に貫かれて砕石の上に崩れ落ちる鈍い音。それは「包囲」の音だ。だが誰かが本当に破口の中に入った瞬間、音はもっと狭く、もっと深く——まるで誰かが肉の中にナイフを差し込んでゆっくりと掻き回しているような音に変わる。


俺は一号塔の塔冠に立ち、双眼鏡をさらに低く向けた。


破口の中では第一列の大盾手がすでに両側を押さえていた。盾面を前に押し込むんじゃなく、まず内側へ崩れてくる黒木と砕けた鉄を払いのけて、後ろの長戟手のために半人分の血路を開ける。第二列の短兵重歩兵がすぐ後に続く。手にしているのは大振りの得物じゃない——あの手の地獄で使うための短刀、厚背刀、短斧だ。三号塔の第一層内肋は俺が想像していたより狭かった。外殻が炸け飛んだ後に露わになったのは大広間なんかじゃない。内側へ向かって一節ずつ収縮していく黒い肋架で、逆向きに牙が生えた喉管みたいだった。


あそこは人が戦う場所じゃない。塔が人を消化する場所だ。


だから先頭部隊は欲張らなかった。


それでいい。


「先頭隊、深追いするな。」俺はイヤホンを押さえて言う。「第一目標は中枢の奪取じゃない。破口の後ろの第一層内肋を噛み止め、足場を固め、幅を広げ、死角を掃除することだ。第二列の長戟手は左につけ。短刀歩兵は右だ。不安定な構造を先に踏んだやつは、自分でクリエイティブな死に方を楽しんでくれ」


後ろの女性記者は、俺が罵倒まで命令の中に織り込むとは思っていなかったらしく、口元が明らかに引き攣った。だが声は出さなかった。


いい記者だ。


少なくとも、他人が塔を解体している最中に世界へ余計なノイズを追加しない分別はある。


破口の中からすぐに何かが湧き出してきた。


人じゃない。塔自身の防衛機構だ。


三号塔は二号塔とは違う。二号塔は再編と再構築が好きで、外で散らばったものを引き戻して整列させる。三号塔は封口装置だ。内部の防衛は完全な陣列に頼るんじゃなく、一層ずつ内側へ自動的に収縮する狭い構造で侵入者を特定の角度に押し込んでから噛み殺す。だから岳家軍(がっかぐん)の大盾手が破口を押さえた瞬間、内側の黒木肋架が自分から前へ押し出してきて、隙間から短鉤、尖鉄、そして屍体を吊るすためとしか思えない逆鉤が二列伸び出してきた。


俺にははっきり見えた。最初に突っ込みすぎた重歩兵が、危うくその逆鉤に脚を挟まれそうになったのを。同列の大盾手が即座に盾で叩き、内側に収縮しようとしていた黒木肋を叩き歪める。続いて長戟手二人が左右から戟先を隙間に送り込み、中に潜んでいた白袍一体と半分に捻じれた乾屍二体を内側から引きずり出した。


いい。


人と戦っているんじゃなく、「塔の歯」と戦っているとわかっている。


「床弩は破口正面への射撃を中止。」俺はすぐに修正をかける。「破口上縁両側の外肋を狙え。先頭隊が口を広げやすくしろ。神臂弓は内層で頭を出した節点を清除しろ。低く撃つな、自分の味方を中で串刺しにするな。馬三娘(マー・サンニャン)、外線の収口を維持しろ。海側から破口に補充しようとするものを一切通すな」


イヤホンから余分な返事はなく、戦場そのものが俺の代わりに答えた。


海側の岳家軍外圈がすぐに安定した。大盾手は引き続き主街路を封じ、長戟手と勾鎌槍手が破口方向に補充しようとする封海道兵を草刈りのように一列ずつ引き倒す。背嵬(はいぐい)騎兵はさらに外側の港区の路地を繰り返し切り回り、塔身には近づかず、後路を断ち、補給を断ち、残存白袍を内圈に護送しようとする活屍の残部を全部踏み潰す。


これが成熟した軍隊の一番の値打ちだ。


自分が今主役じゃないとわかっていること。


今の主役は外線じゃない。破口だ。


俺は双眼鏡の視角をさらに内側へ押し込んだ。


第一層内肋の後ろは、短い下り斜面の黒い坂道で、両側に半分吹き飛んだ吊り鐘と水を吸った黒布が垂れ下がっていた。地面は滑る。血、霧の水気、砕木、そして誰のものかわからない内臓が混じっている。この地形は生きている人間には最悪だが、死んでいるものには都合がいい。案の定、坂道の内側から次の瞬間に短兵乾屍の一群が湧き出してきた。海側の障板や長鎖を使うタイプじゃない。狭い空間で人を絞め殺すための短斧手と鉤刀手だ。


奴らは叫ばない。陣形も組まない。そのまま先頭隊の顔面に向かって飛びかかってきた。


「右列短兵、接触準備。」俺は言う。「盾面に張りつかせるな。戟手は上方を押さえろ。短刀歩は下半身を切れ」


破口の中で近接戦の音が爆ぜた。


大盾手が先に受け止め、乾屍の短兵を盾面に叩きつけさせる。後ろの短刀歩兵は胸を刺すんじゃない——手首、足の腱、首の下の甲冑が覆っていない部分を専門に切る。左の長戟手は戟尾と鉤月を梃子にして、上から翻り込もうとするものを空中で払い落とし、後ろの重歩兵に大斧で仕留めさせる。


この戦いは見栄えがしない。


映画では見られない。汚すぎるからだ。


だが塔を打つのは、最初から見栄えがするものじゃない。


先頭部隊があの半坂、半肋架、半廊道の化け物じみた場所で一寸ずつ足場を固めていくのを見ながら、俺が確認したのは一つだけだ——破口が吐き戻されていない。


吐き戻されない限り、この塔は今日も血を流し続ける。


後ろの市長が、ようやく廃話じゃない一言を口にした。


「あなたの部下……いや、あの軍隊は、自分たちが何と戦っているかわかっているのか?」


俺は振り返らなかった。


「わかっている。」俺は言う。「あなたの部下のほとんどの官僚より、ずっとはっきりと」


反論しようとしたらしいが、言葉が見つからなかった。


それでいい。


今夜一番役に立たないものは、長ったらしい政治的修辞だ。

「とても面白い」★四つか五つを押してね!


「普通かなぁ?」★三つを押してね!


「あまりかな?」★一つか二つを押してね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ