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114.帰還 2

この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。


一次判読が終わると、カミラは全員を解散させた。資料は再び箱詰めされ、封印が二重に張り替えられた。格納庫の警戒レベルが引き上げられた。夜勤の技術員が二班に分かれて交代で警備につく。さらに工兵の一班が、より重いクレーンと固定具の準備を命じられた。基地の全員が、一つの事実を受け入れ始めていた。今夜から、ここには「勝手に触ってはいけない、勝手に捨ててもいけないもの」が一つ増えたのだ。


技術室を出た頃には、朝が近づいていた。


基地に本当の日の出はない。照明の色が冷たい白から黄色みを帯びた色に変わるだけで、地上時間が早番になったことを示す。廊下の人は少し減ったが、静かにはなっていない。昨夜撤収してきた損傷銃器を仕分けする奴。熱湯と苦すぎるコーヒーを持って走り回る奴。遺体袋を担いで奥の冷間へ向かう奴。全員の足取りが速く、戻ってきた直後より重くなっている。


まず格納庫へ向かった。


シュトゥルムシュライターは第三重機械格納庫の中央に固定されていた。外部冷却管が接続され、二組の油圧スタンドが背部と脚部から機体を支えている。床には警戒線が引かれ、壁際に機関銃が二挺、新たに据え付けられていた。カミラは本気だ。


ヴィクトリアは機体の足元に立ち、スパナと取り外した外装甲板を一枚手に持っていた。内部の構造を見ている。修理じゃない。まず脈を診ているんだ。俺が入ってきたのを聞いても、振り向かない。


「足音が重い。」彼女は言った。


「今日、軽い足音の奴がどこにいる。」


「それもそうね。」


彼女の隣に立ち、機体を見上げた。近くで見ると、さらに大きく、さらに厄介だ。装甲の継ぎ目には血と粉塵がこびりついている。肩部ロケット巣は一か所損傷しており、左腕の火炎モジュール外殻にも溶融の跡がある。胸部メインコックピットの外板は無傷に見えるが、内側は衝撃を受けているはずだ。


「直せるか。」俺は聞いた。


「直せるわ。」


「どのくらいかかる。」


「今そんな質問をするのは、死体の山から引きずり出してきた軍馬に、いつまた長距離を走れるか聞いてるのと同じよ。」彼女は装甲板を裏返して見せた。内側に細かい亀裂が走っている。「無傷じゃない。ただ、あんたや私よりずっと頑丈なだけ。」


「お前は。」


彼女がようやく振り返った。


「私も、あんたが思ってるより頑丈よ。」彼女は言った。


俺は頷いた。それ以上は突っ込まない。


この女が今一番必要としていないのは、他人からの同情だ。


「さっきの『軍需チンパンジーでも読める』、本気か。」


「大真面目よ。」彼女は装甲板を作業台に置いた。「原文書はもちろん残す。完全な形でね。でも、ポーランド人に今後の整備、部品交換、給弾、搬送、冷却、点検を協力させるなら、再編集した版が要る。白痴向けに簡略化するんじゃない。狂人の言葉を軍隊の言葉に翻訳するのよ。」


「どこまでやれる。」


「基本操作手順。起動前チェック。停止後チェック。弾薬補給。外装甲の脱着。よくある故障の対処。主反応炉にはまだ手をつけない、あそこはもっと時間が必要。」彼女は一拍置いて続けた。「それと、専用の輸送車が要るわ。毎回あれが自力で戦場まで歩いていくなんて馬鹿げてる。」


俺は彼女を見た。


「そこまで考えてたのか。」


「私は技師よ。中に座って『撃て』と叫んで終わりの馬鹿じゃない。」


そう言ってから、もう一言付け加えた。


「でも、あんたも同じことを考えてるでしょうけど。」


そうだ。考えていた。


考えれば考えるほど、はっきりしてくる。


「誰のものか」だけで話をするなら、それが一番馬鹿な交渉だ。カミラがこの機体を丸ごと俺たちに渡すわけがない。俺たちが基地から機甲を堂々と持ち出すことも許さないだろう。だが資料、整備権、優先使用権、輸送の配套で話をするなら、事情は変わる。


これは奪い合いじゃない。


取引だ。


彼女は知識を欲しがり、俺は使用権を欲しがり、ヴィクトリアはアクセス権と作業条件を欲しがる。双方が半分ずつ持つ方が、どちらかが全部抱え込んで動かないより価値がある。


そんなことを考えていると、後ろから足音がした。


巡哨でも、技術員でもない。


カミラだった。


入ってきた時、大勢は連れていなかった。マレクと記録係の若い女性将校が一人だけ後ろについている。彼女は警戒線の内側に入り、まず機体を見て、次に作業台の分解部品と脇の資料箱を見た。


「死傷の初期統計を見てきた。」彼女は言った。


誰も返事をしない。


彼女も、返事を求めていない。


「F.A.B.R.I.K.は壊滅した。外周の工事と地下主体の大半が崩落した。生きて逃げた敵は多くない。いたとしても、短期間であの規模を再建するのは難しい。」口調は相変わらず平坦で、天気予報を読み上げているみたいだ。「こちらは十一人を失った。重傷六名。中軽傷二十名以上。弾薬消耗は予定超過。外線の身元露出リスクが上昇した。周辺のいくつかのノードは今後、全部切り替える必要がある。」


そこで彼女は一度、言葉を切った。


「つまり、非常に高くついた勝利ということね。」


「でも、値した。」俺は言った。


彼女は俺を見た。


「今のところは、値した。」


マレクは彼女の後ろに立ち、顔色が悪かった。一晩眠れなかったのだろう。自分の部下の名簿を見終えたばかりでもあるのだろう。それでも感情を顔に出さない。ただ標準的な軍人が装備を確認する目つきで、もう一度シュトゥルムシュライターを見回した。


カミラは二歩前へ出て、機体の正面近くに立った。


「あのデータも見た。」彼女は言った。「全部じゃない。目次と見本ページ、それから一部だけ。それだけで、一つのことを確認するには十分だった。あの工場は普通の兵器製造拠点じゃない。背後に、非常に古い技術体系がある。古く、混乱していて、危険だ。現代の軍需産業の路線じゃない。戦争の時代から残り続け、誰かが無理やり延命させながら今日まで引っ張ってきた、そういう種類のものよ。」


的確だった。


そして、抑制されていた。


一線を越えていない。まだ真実を全部言い切っていない。今この場の全員にとって、これは「旧ナチスの技術体系の残滓」か「旧戦争工業の残脈」としか見えない。それが正しい。


カミラは言い終えて、ヴィクトリアに視線を移した。


「あんたの簡略版、最初の草稿はいつ出せる。」


ヴィクトリアは二秒考えた。


「起動、停止、移動、給弾、基礎整備だけなら、三日。」


「遅すぎる。」


「じゃあ自分でやって。」


マレクが思わず横を向きかけた。


カミラはただ、淡々と鼻を鳴らした。


「二日。」


「三日と言った。」


二人の女が向かい合い、どちらも一歩も引かない。


俺はその光景を見ながら、さっき工場で鉄の棺と向き合っていた時よりも厄介だと思った。鉄の棺は少なくとも、どう戦えばいいかわかる。この二人は、一方は軍隊を手札に持ち、もう一方は技術を手札に持っている。どちらも簡単には動かない。


カミラは最終的に押さなかった。


「わかった。三日。」彼女は言った。「ただし、使えるものを出してもらう。私の部下の知能指数を馬鹿にするための冗談じゃなく。」


ヴィクトリアの口元がようやくわずかに持ち上がった。


「それはあなたの部下の知能指数が、馬鹿にされる価値があるかどうか次第ね。」


カミラは相手にしなかった。


俺に向き直る。


「あんたはどうなの、周さん。」


「何が。」


「入ってきてから今まで、ほとんど喋ってない。」彼女は言った。「あんたらしくない。」


「疲れてる。」


「違う。」彼女は首を振った。「計算してる。」


正しかった。


本当に計算していた。


あの図面の箱が何枚の命に換算できるか。ヴィクトリアがここで持つ代替不可能な価値がどれだけか。この機甲が今後の硬い戦いで何人を救えるか。そして、カミラというこの人間が、どんな値段を提示してくるか。


格納庫が数秒間、静まった。


冷却管がまだ低く唸っている。機体の表面がパキッと鳴るのは、熱膨張と収縮だ。廊下を足音が通り過ぎ、また遠ざかる。基地はまだ動いている。だがこの格納庫の中だけ、時間がふいに遅くなったみたいだった。


カミラは俺を見ていた。その目は平静だ。


敵意じゃない。友好でもない。


交渉の準備ができている目だ。


彼女も、ここまで計算してきたのだろう。


俺はコートのポケットに手を入れ、技術室の仮保管棚の副鍵に触れた。冷たく、硬い。今のこの状況そのものみたいだ。


先に口を開いた方が、先に手の内を晒すことになる。


だが、最初から晒すべき手札というものも、ある。


横のシュトゥルムシュライターを一度見て、作業台の上の、地獄から背負って戻ってきた設計図と整備資料の箱を見て、最後にカミラへ視線を戻した。


彼女も逸らさない。


いい。


なら、回り道はなしだ。


機油と金属の熱が混じった空気を一度吸い込み、口を開こうとした――


カミラが一歩先に言った。


「顔を洗って、その血まみれの服を着替えてから、私のところへ来なさい。」彼女は言った。「あの機体の話をしましょう。それと、あんたが背負って帰ってきたあの紙の話も。」


言い終えると、そのまま踵を返した。


マレクと女性将校が続く。警戒線の外の衛兵が自然に道を空ける。格納庫の扉が半分開いたまま、外の光が入ってきて、冷たく、彼女の背中を硬く切り取っていく。足取りは急がず、振り返りもしない。俺が必ず来ると、確信しているみたいに。


俺はその場に立ち、彼女が去るのを見ていた。


横でヴィクトリアが低く言った。


「彼女、満足してる。」


「わかってる。」


「あんたも同じでしょ。」


否定しなかった。


彼女がまた正しかったからだ。


これは分け前の話じゃない。


感謝の話でもない。


本当の取引が始まる前の、最も静かで、最も値打ちのある、あの数秒の空気だ。


そして俺の手元には、ちょうど彼女が欲しがっているものがある。

「とても面白い」★四つか五つを押してね!


「普通かなぁ?」★三つを押してね!


「あまりかな?」★一つか二つを押してね!

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