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112.生体改造工場 3

この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。

「生きてる?」彼女が聞く。


「悪態をつく余裕はある。」口の中の血を吐き捨てながら前を見やる。「お前は?」


「アンタより高く売れる身よ。そう簡単には死なない。」


そう言えるうちは、頭もまだ回っているということだ。それなら十分だ。


前方では、二体目の鉄の棺が、砕けた棺殻を踏み越えてこちらへ迫っていた。一歩進むごとに、足元の空棺、満棺、量産魔偶の残骸、ガラス片が混ざり合い、さらにおぞましい泥になっていく。爆風で巻き込まれた量産魔偶がいくつか勝手に起動し、胸の赤い光を不安定に瞬かせている。屍山から這い出た工業廃棄物みたいな有様だ。


「この階丸ごと、死体を弾薬扱いしてやがる。」マレクがイヤホン越しに毒づく。


「今ごろ気づいたのか。」俺は右の榴弾持ちの鉄棺に二発撃ち込んで、射線を確認しながら返す。


「少し黙ってろ。二発目、装填中だ!」


別のポーランド兵が片膝をついてRPGを装填する。今度はグレネード持ちの鉄棺も危険を察したのか、機体を丸ごとそちらに向けた。嫌な形に銃口が向きかけているのを見て、俺は即座に叫んだ。


「三娘! 頭を引っ張れ!」


馬三娘の返事は、言葉じゃない。


倒れた量産魔偶の骨組みを足場に、一気に跳び上がり、長槍を横から叩きつけて、鉄棺の頭部側面のスリットを狙う。鐘を思い切りぶん殴ったような轟音がして、鉄棺の頭が横に弾かれ、榴弾の砲口も一緒にずれた。マレクたちに向けられていたはずの一発が、棺棚の列に食い込み、満杯の棺をまとめて吹き飛ばす。


RPGが、ほぼ同時に発射された。


今度は胸の中心じゃない。右膝と股関節の接続部に直撃した。橙白色の火球が炸裂し、二体目の鉄の棺の脚が根元から吹き飛んで、棺身全体が前へ重く膝をついた。牛小琴はその隙を逃さない。全身に纏わりつく重さの気配を一気に底まで落とし込み、祖霊の山刀を提げて側面から踏み込み、露わになった内部の関節に向けて二度、叩き込んだ。


二撃目が入った瞬間、内部の灰白い泣き声を帯びた束線が、まとめて弾け飛んだ。


鉄の棺の喉に当たる位置から、機械とは思えない低くくぐもった音が漏れた。病棟一棟分の呻き声を鉄の箱に詰め込んで、思い切り蹴り潰したような音だ。


ようやく、倒れた。


三体目が一番厄介だった。


前に突っ込んでくるんじゃなく、後方のメインライン上に居座って移動式の火力拠点として機能している。榴弾と金属弾でこちらを圧し続けながら、両側の搬送架と固定台から量産のゴーレムをさらに「呼び起こして」いく。半完成品、完成品、解体途中のもの、片端から次々と動き出し、赤い光がB1の奥で乱れ灯る。屠殺場の警告灯が全部一斉に点いたみたいだ。


その光景を見て、腹の中ではっきりとわかった。


この階で、これ以上時間を食うわけにはいかない。


俺たちの目的は、ここじゃない。


引き延ばせば引き延ばすほど、この工場はさらに多くのろくでもないものを吐き出してくる。


「ヴィクトリア!」撃ちながら怒鳴った。「コアはどこだ!」


彼女はこの間、ずっと「見て」いた。敵だけじゃない。B1全体の骨格を見ていた。爆風で歪んだ操作盤の脇にしゃがみ込み、搬送メインライン、棺棚エリア、吊り架、そして三体目の鉄の棺に半分塞がれた奥の封鎖鋼扉を、何度も視線でなぞっていた。その彼女がようやく手を上げ、最深部の左後方を指した。


「ここじゃない!」声が硬い。怒鳴っているみたいだ。「ここは量産ラインと一時保管区よ。本当の給電ラインはもっと下――後ろに垂直搬送シャフトが見えてる? 下へ降りる貨物リフトは、その裏にある!」


彼女が指した方向を目で追う。


三体目の鉄の棺のさらに奥、棺棚と大型搬送アームの陰に半分隠れた黒い縦穴の開口部が、確かにあった。上部の表示は煤と血汚れで大半が潰れ、かすかなドイツ語の文字と下向きの矢印だけが残っている。あそこが道だ。


「下への出口、発見!」通信全体に向かって怒鳴った。


カミラの声が即座に返ってくる。刃物みたいに冷たく、速い。


「なら戦闘に執着するな。B1を爆破して、下へ降りろ。」


「鉄の棺がまだ塞いでる。」


「なら叩き壊せ。」彼女は言った。「全部クリアしなくていい。扉を開ければいい。」


この女の言う通りだ。


マレクも同意見らしい。部下に向けてポーランド語で怒鳴り、すぐに三人がメインの火線から離脱して後退し、バッグから指向性爆薬と爆破コードを引き出し始めた。残りの全員が使える火力を三体目の鉄の棺に叩きつける。目的は仕留めることじゃない。抑えることだ。


「最後のRPGだ!」誰かが叫ぶ。


「正面の扉を吹き飛ばせ!」


「了解!」


三発目のロケット弾が飛び出すのと、俺が前へ踏み込むのはほぼ同時だった。火箭弾は三体目の鉄の棺の左肩付近に命中し、即座に貫通はしなかったが、棺身全体を右へ大きく吹き飛ばした。その一瞬、後方の垂直搬送シャフトへと続く狭い通路が、ようやく開いた。


「今だ!」俺は怒鳴った。


三娘が最初に突っ込んだ。


吹き飛んで傾いた鉄の棺の側面の隙間を、長槍を低く構えたまま、真っ直ぐ割り込んでいく。起き上がりかけた量産ゴーレムを二体、槍先で連続して弾き飛ばしながら。牛小琴はその左後方に張り付き、祖霊の山刀で脚と胸を専門に狙い、通路を塞いでいる半完成品を一体ずつ鉄と白い導線の塊に変えていく。


俺はヴィクトリアとエリザヴェータと一緒に、中央から続いた。


エリザヴェータのやり方は、さっきより一段と礼儀を欠いていた。通路の右側で傭兵が一人、閘門を引いて扉を閉めようとしているのを見た彼女は、また全身を血霧に変え、鉄の棺の爆発した裂け目と火薬の煙の間をすり抜け、その男の顔の半分にまとわりついた。男が把手に手を伸ばす暇すらなかった。首全体が、あの巨大な七腮鰻の口に輪ごと飲み込まれたみたいに、皮と肉と血が内側へ崩れていく。彼女が戻ってきた時、血霧が空中で人の形に収束し、さっきよりもさらに不快そうな顔をしていた。


「さっきのより、もっとまずいのう。」彼女は言った。


返す言葉が見つからず、とりあえず前のゴーレムの胸を撃ち抜いた。


後ろのポーランド兵たちは、まだこの事実に慣れようとしている最中だ。一人が彼女の横を通り過ぎる時、視線が一瞬だけ激しく揺れ、それから吐き出しそうになるのを歯を食いしばって堪え、そのまま引き金を引き続けた。責める気にはなれない。地下工場で味方が血霧に変わって敵の顔面に飛びかかって食事を始める光景を目の当たりにしたら、誰だって多少の心の傷は残る。


狭い通路の入口まで押し込んだところで、三体目の鉄の棺はまだ完全には死んでいなかった。片腕が吹き飛んで、胸の外装甲もめくれ上がっているが、内部の黒と赤のコアはまだ脈打っている。半跪みになったまま、打ち壊されても倒れようとしない棺みたいに、残った榴弾腕を持ち上げて、通路の内側に向けて一発撃ち込もうとした。


俺が銃を上げようとした瞬間、マレクが手榴弾を一個、胸部の裂け目に直接押し込んで、即座に転がるように掩蔽物へ飛び込んだ。


「伏せろ!」


爆発が通路の入口全体を下へ向けて揺さぶった。


三体目の鉄の棺の上半身が内側から炸裂した。黒い装甲、灰白い悲鳴、血の混じった束線、脊椎に似た機械構造物が、一斉に外へ噴き出す。それまでのどの光景よりも、屠殺場に近い。だがそれと同時に、後方へと続く道が、ようやく開いた。


「道が開いた!」俺は叫んだ。


後方では、爆破担当の三人のポーランド兵がすでにB1の量産ラインの主機、棺棚の支点、魂の電池一時保管区の下の支柱に爆薬を貼り終えていた。倉庫の棚卸しをするみたいな手際の良さだ。カミラはどこを爆破すべきかを最初から計算していたのだろう。二度聞く必要がない。


マレクは狭い通路へ退きながら、最後にB1全体を一度だけ振り返った。


工場の中はまだ動いていた。量産魔偶は新しいものが起き上がり、砕けた魂の電池はまだ叫んでいる。いくつかの満杯の棺の中の顔が、爆発と炎の光に照らされて明滅し、声もなく泣き叫んでいるみたいだ。爆薬数発で完全に送り出せる地獄じゃない。だが上半身を先に潰すには、十分だ。


ヴィクトリアは一瞥しただけで、きっぱりと言い切った。


「コアは絶対にここじゃない。ここでやってるのは外殻の製造、バッチ組み立て、魂の一時保管と充填よ。本当の心臓はもっと下にある。」


「なら、探しに行く。」俺は言った。


通路の突き当たりにある垂直搬送シャフトの外扉は、分厚いスライド式の鋼扉で、片側が引っかかって半開きになっていた。普段は大型の貨物リフト専用らしい。扉の横に制御盤が二つ。一つは爆発の衝撃で完全に壊れていて、もう一つは暗赤色のスタンバイランプを灯したままだ。ヴィクトリアが走り寄り、カバーを開けて一瞥し、半秒も迷わずに手を突っ込んで配線を直結する。


「動く?」俺は聞いた。


「動く。」彼女は言った。「でも、誰かが守る必要がある。」


マレクはすぐに二人を指名し、さっき爆薬を仕掛けた爆破担当の三人も加えた。


「ここを守れ、遅延起爆を設定しろ、撤退路を確保しておけ。残りは俺と一緒に降りる。」


指名されたポーランド兵の一人は頷く時、エリザヴェータの「食事」を見た後の青白さがまだ顔に残っていた。それでも、手は安定していた。


それが、こいつらが今まで生き残ってきた理由だ。


扉が油圧の音とともにゆっくりと開いていく。


その奥に現れたのは、普通の階段じゃない。さらに深い搬送プラットフォームと、下へ続く貨物リフトの縦穴だ。下から冷たい風が吹き上がってくる。B1よりずっと重い油の匂いと鉄の匂い、それに俺が一瞬で奥歯を噛み締めたくなる、嗅ぎ慣れた何かが混じっている。


戦場の火薬だ。


それと、普通の工場には絶対にない、血の匂い。


下を覗き込む。鉄格子に切り刻まれた白い灯りが数個あるだけで、それ以外は深い闇だ。


B2。


そこが、本当に抵抗してくる場所だ。


マガジンを叩き直し、最後にもう一度B1を振り返った。爆薬の起爆カウントダウンランプがすでに点滅を始めている。まだ動いている量産魔偶、空の棺と満杯の棺、叫び続ける人面の電池が、赤と白の交互に点滅する警告灯の下で、終末の流れ作業の中に放り込まれたみたいに並んでいる。


この階はコアじゃない。


だが、十分に醜くて、一生忘れられない場所だ。


イヤホンにカミラの声が最後に入ってきた。


「B1、起爆設定完了。遅延起動。降りろ。」


俺は先に広がる深い闇を見据え、火薬の混じった息を一度吐き出した。


「了解。」俺は言った。


それから、まだ動ける全員に命令を下した。


「B1は爆薬に任せろ。全員、俺と一緒にB2へ降りる。」

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