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63.弁護士ヴァヴラ 63-2

この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。

ヴァヴラと外に出た時、空はすでに官僚が死んだふりをするのにちょうどいい灰色になっていた。


雨でも晴れでもない。「今日、たとえ玄関先で誰かが血の霧になっても、五時きっかりに定時退社したい」という種類の色だ。


ヴァヴラはブリーフケースを脇に抱え、想像よりずっと速い歩調で進んでいく。弁護士という生き物なら、こういう状況では路肩で少し深呼吸をしてから動くかと思っていたが、この男は足並み一つ乱さない。今日のトラブルを全部条文に分解して、すでに頭の中に詰め込み済みのような顔をしていた。


「まず、どこへ?」俺は歩調を合わせた。


「法廷の受付窓口です」


「了解」俺は頷いた。「一番『分からない』を連発しそうなところから始めるわけだな」


彼は横目で俺を見た。


「中で余計なことは言わないでください」


「そう言われると創作意欲が湧くんだが」


周士達(ジョウ・シーダー)


「分かった、必要な時だけ口を悪くするように努力する」


「その『必要』をちゃんと判別してくれ」


「心配すんな」俺は言った。「俺は官公庁相手にはいつも慎重だ。普段は三言だけまともなことを言って、四言目から通報されるようなことを言う」


法廷の前には、案の定すでに人がいた。


正式な張り込みじゃないが、ある意味もっと厄介なタイプだ。記者が二人、カメラが一台、スマホで生配信している若者が一人。階段の脇で「たまたま通りかかった」みたいな顔をしながら、目は新鮮な内臓を見つけたハイエナみたいにギラギラしている。


そのうちの一人が俺を見つけて、ミームの本人を発見したような歓喜の顔を浮かべた。


「彼だ!あの——」


俺は手を上げた。


「使い魔って言ったら名誉毀損で訴えるぞ」


彼は一瞬固まり、隣のカメラマンが吹き出した。


ヴァヴラは一度も足を止めず、そのまま中へ向かう。


「相手にするな」


「相手にしてない」俺は隣を歩きながら言った。「これは基礎的人権教育だ」


セキュリティゲートの警備員は、非常に教科書通りの目をしていた。今日一日、完全に背景でいたかったのに、一番出てきてほしくない連中が全員この門を通ろうとしている、そういう目だ。


「ご用件は?」


ヴァヴラは身分証と名刺を一緒に差し出した。爆弾処理の専門家みたいに無駄のない動作で。


「昨日提出した案件について、受付状況と振り分け窓口の確認です」


警備員は名刺を見てから、俺を見た。


「そちらは?」


「災害のおまけだ」俺は言った。


ヴァヴラは目を閉じた。


「当事者の委任を受けた連絡担当です」


「今の間は傷つくな」俺は言った。


警備員は笑っていいかどうか判断に迷った挙句、結局我慢して、「本当に巻き込まれたくない」という表情のまま臨時通行証を差し出した。


「一階左手、受付窓口へどうぞ」


「助かる」俺は受け取った。


彼は声を落として一言付け加えた。「今日は、同じような確認に来たの、あなた方が最初じゃないですよ」


俺の足が一瞬止まった。


「ほう?」


彼はすぐに口をつぐみ、「何も言ってません」という顔をした。


ヴァヴラが俺を一瞥する。


俺は口の端を上げた。


いい。少なくとも二つのことが確定した。一つ、書類はすでに中に入っている。二つ、中にいる連中は全員、今は全力で知らないふりをしている。


一階左の受付窓口は、俺の人生で見てきたあらゆる悪夢のサービスカウンターと寸分違わぬ見た目だった。透明なガラス、冷たい蛍光灯、曲がって貼られた案内表示、わざと感情を失わせるために作られたみたいな硬い椅子。


窓口の向こうには中年女性職員が座っていて、その表情は「世界の終わりでさえマウスを一回多くクリックする価値しかない」と言っているみたいに平坦だった。


ヴァヴラは前に出て、書類を窓口の差し込み口に置いた。


「昨日の案件提出について、受付状況の確認をお願いします」


職員は書類を取り、二、三秒見てから、キーボードを叩いた。


「個別案件の情報は対外的に提供しておりません」


ヴァヴラは頷いた。最初の一言がそれだろうことは、最初から分かっていた顔だ。


「内容の開示を求めているのではありません。確認したいのは三点だけです。受理済みかどうか、受理後どの部署に回されたか、そして現在どの窓口が連絡窓口になっているか」


「個別案件の情報は対外的に提供しておりません」彼女は同じ文句を繰り返した。イントネーションまで一文字も違わない。


俺は横に立って、その「どんな人間でも自分が適法に生まれたか疑いたくなるような顔」を眺めながら、三秒我慢してから口を開いた。


「すみません、その台詞は大変味わい深いですが、今、外では国中が同じ質問をしています。政府自身が先に『依法研議』と言った以上、こっちは『依法どこまで?』と聞いているだけです。これは答えを盗み見てるんじゃない。先生がそもそもテストを配ったかどうかを確認してるだけですよ」


彼女はようやく顔を上げて俺を見た。


「お客様、言葉にはお気を付けください」


「かなり気を付けてますよ」俺は言った。「本当はもっとひどい言い方をしたいのを我慢してるんで」


ヴァヴラは、その隣で驚くほどスムーズに引き継いだ。


「窓口での口頭確認が難しいのであれば、書面での『回答拒否』として受付をお願いできますか。内容は簡単で構いません。『裁判所としては、受理状況および現在の担当窓口について、回答できない』とだけ記載していただければ」


職員の、何千年も凍っていた氷みたいな顔が、初めてわずかに動いた。


「私はそこまで言っていません」


「それはよかった」ヴァヴラは言った。「では訂正をお願いいたします」


俺は横で吹き出しそうになった。


これだからプロの弁護士が好きなんだ。普段は普通の人間に見えるのに、本気を出すと一言一言が針になって、一番触れられたくないところに正確に刺さる。


職員は再び画面に目を落とし、今度は少し長めにキーボードを叩いた。


眉がわずかに寄る。画面の中には何かある。でも今どの言葉を選べば、明日上司に呼び出されずに済むか分からない、そういう顔だった。


「当窓口としてお答えできるのは……」彼女は一度言葉を切った。「資料が内部処理に入っている、という点までです」


「どこの内部?」俺はすかさず聞いた。


「お客様——」


「真面目な質問ですよ」俺は窓口に手を置いた。「『内部処理』って、『依法研議』と同じで、とても綺麗な空っぽの言葉です。どっちも人間が日常会話で使う表現じゃない。どれがまだギリ人間語か、どこかで線を引かないと」


彼女の顔色が少し悪くなった。


ヴァヴラは、名刺をもう一度、ほんの少しだけ前に押し出した。


「ご説明が難しいのであれば、上席の方をお願いできますか。現在、この案件については世間の注目が非常に高まっています。あいまいな回答はすべて、手続きの混乱として受け取られるリスクがあります。これは、おそらくあなた個人が背負いたいものではないはずです」


この一言は毒が強い。


脅しではない。だが「何かあったらそれはあなたの責任として扱われる」という映像を、丁寧な敬語に包んで頭の中に流し込んでいる。


職員は二秒黙ってから、受話器を取った。


俺は顔を少し傾け、小声でヴァヴラに言った。「あんた、恋愛すると相手は三日で『自分いつの間にか抵当権でも設定されたんじゃないか』って疑い出すタイプだろ」


「仕事の癖は私生活には持ち込まない」


「嘘だな」


「信じろとは言っていない」


いい。こいつ、だんだん返しがうまくなってきた。


電話は一分もかからなかった。中から、濃い紺色のスーツを着た女性が出てきた。四十代くらい、歩く速度は速く、窓口の職員よりもさらに高級な職業的冷静さを顔に貼り付けているタイプだ。「面倒事が巨大だということは理解しているが、表面でのミスは絶対にしない」というレベル。


「受付の責任者です」彼女は俺たちを見て言った。「ご確認されたいのは?」


ヴァヴラは、さっきと同じ説明を、まるでナイフの刃先みたいな簡潔さで繰り返した。


責任者は最後まで聞いてもすぐには否定も承諾もしなかった。ただ、一瞬だけ俺の方を見た。


俺は即座に手を上げた。


「僕は今日、主に横でミーム顔をして立っている役です。法律の中身は担当しませんのでご安心を」


彼女は笑わなかった。


プロってやつは、本当にユーモアがない。


「本件は高いセンシティビティを有する案件です」彼女は言った。「具体的な内容については——」


俺はすかさず割り込んだ。「中身じゃなくて、流れです」


ヴァヴラが追い打ちをかける。「審理の心証ではなく、純粋に行政上のフローだけです」


責任者は数秒、俺たちを見つめて、「いつまで死んだふりが通用するか」を計算している顔をしていた。


最終的に、彼女は言った。


「案件は、初期受付を完了しています」


俺は心の中で拍手した。


よし。最初の扉が開いた。


ヴァヴラは一言の無駄もなく、すぐ次に進んだ。


「受付後の流れは?」


「現在は行政調整のシーケンスに置かれています」


俺は眉をひそめた。


「通訳、頼む」

「とても面白い」★四つか五つを押してね!


「普通かなぁ?」★三つを押してね!


「あまりかな?」★一つか二つを押してね!

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