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決戦終わって色々物色

 40人(35人)の盗賊をものの1分足らず、ソードワールドのシステム的に1ラウンドが10秒なので正確には30秒で殲滅した残虐非道の破壊軍


サクラ

「…目標沈黙、これで終わりのようですね」


ダンテ

「色々と準備に時間が掛かったのに、戦闘は一瞬だったな」


ジン

「エルフの筋力じゃここまでの火力を出せるなんて思わないからな

 ある意味想定外だ」


ノア

「結局木こりしかしてない気がするの!」


ルシア

「遠くの森まで遠出して木を伐って馬鍋つついて…

 …これでテントでも張ったら完全にキャンプじゃない?」


 ここに、世間を騒がせていた大盗賊団は滅んだ

 …と、読者の諸君は思っているだろうか?

 実際にはごく僅かの生き残りがいる

 まずは頭領、これは全員分かっていただろう

 何しろ前回の終わりは彼が目の前の光景に絶望したところで終わったのだから

 次に分かり易かったのは下っ端ち、だろうか

 他の下っ端は台詞の途中で消滅、つまり焼死したが、彼だけは頭領の指示にツッコみを最後まで入れられていた事からも推測できる

 最難関は下っ端C

 これは単に作者が登場させるのを忘れていたから、結果的に生き残ったというだけだ

 下っ端C…ゴメン

 そんな訳で、この3人はそれぞれ仲間の焼死体に紛れて身を潜め、反撃の機会を窺っている

 …こんな事(特に下っ端Cの辺り)を書いている時点で、完全に過去改変が起こっていると読者の諸君は理解できるだろうが、うろ覚えなんだから仕方ないじゃないか


盗賊団下っ端ち

「…(かしら)、無事か?」


盗賊団頭領

「…下っ端ちじゃあないか、生きていたのか」


盗賊団下っ端ち

「…あの無茶振りにツッコんだ後、とりあえず死んだフリをしたら矢が頭上を素通りしたんだよ

 お陰で助かったね」


盗賊団下っ端C

「…その声は、お(かしら)と下っ端ちか?」


盗賊団頭領

「…下っ端Cか、無事で何よりだ」


盗賊団下っ端C

「…お(かしら)の指示に従って、避ける事だけに全神経を注いだら、何故か避けれていたって感じ…かな?」


盗賊団下っ端ち

「…それで(かしら)、この後はどうするんだ?」


盗賊団頭領

「…恐らく奴らは戦利品を得る為に近付いてくるだろう

 警戒心の抜けた無防備な奴らをブッ殺して、仲間の仇を取ろうじゃあないか」


盗賊団下っ端C

「…奇襲されたから奇襲し返すって感じか?」


盗賊団下っ端ち

「…流石と言いたいところだが、その口調でその発言は嫌な予感しかしないぞ?」


 盗賊団の生き残りによる奇襲作戦が展開されようとしている最中、ザンハカの彼らは戦利品を漁り始める


ダンテ

「この数だと、戦利品集めるだけでも一苦労だな」


ジン

「その分、稼ぎも良くなるだろ」


ノア

「銀貨ばっかりだね」


ルシア

「まあ人族の牙とか人族の皮とか出ても困るし、普通に持ち物が戦利品になるんでしょ」


サクラ

「…ホワイトは何をしてるんですか?」


ホワイト

「え?

 焼き加減が甘そうな人がいたから、ナイフを刺してるだけだよ?」


ダンテ

「焼いた芋に竹串刺すようなノリでやる事じゃないと思うが、なるほど生き残りがいたら厄介だな

 ナイフは無いから〈竜牙の矢〉でやってみるか」


ノア

「じゃあ私はグラムで斬ればいいね!」


盗賊団下っ端C

「…なんか雲行きが怪しくなってないか?」


盗賊団下っ端ち

「…(かしら)、これどうすんだ?」


盗賊団頭領

「…大丈夫だ

 この死体の山から、生きている俺たちを瞬時に見つける、なんて不可能だろ?

 逆に、確認してる時は武器は使用中、それこそ無防備だ

 奴らが近くの死体を調べているところを狙うんだ」


盗賊団下っ端C

「…避けた後うつ伏せになったままだから、気配で感じ取らなきゃいk」


盗賊団下っ端ち

「…なあ(かしら)、下っ端Cの台詞が途中で途切れたんだが…」


盗賊団頭領

「…いやいやそんなまさか

 生き残ってる事がバレたんだったら、それこそ奴らが騒いでいるはずじゃあないか」


盗賊団下っ端ち

「…そうだとしても、今の台詞の切り方は違和感がないか?」


盗賊団頭領

「…おい下っ端C、無事か?」


盗賊団下っ端ち

「……………

 …返事はないな」


盗賊団頭領

「…いや、信じない

 我が40人の盗賊があんな冒険者風情に壊滅させられ…ごふっ」


ホワイト

「あれ?

 何か踏んだ?」


ダンテ

「生き残りか?」


ルシア

「そいつボスじゃなかったっけ?」


サクラ

「また盗賊団が結成されても厄介ですし、今のうちにトドメを刺しておきましょう」


盗賊団頭領

「いや…ちょっ…待っ…」


ジン

「問答無用!

 死ねコラァ!」


盗賊団頭領

「ヤッダーバァアァァァァアアアアア」


ノア

「燃えるゴミに出しちゃおうね」


盗賊団下っ端ち

「……………

 …参った、降伏する

 しがない下っ端の命乞いに応じてくれないか?」


ダンテ

「…自ら名乗りを上げてきたが、どうする?」


ジン

「しがない下っ端の命なんて無価値なものより、殺して戦利品を剥いだ方が金になるだろ

 死ねコラァ!」


盗賊団下っ端ち

「ぐふっ」


 ここに、40人の盗賊は正真正銘滅んだ

 準備やらリプレイの更新頻度やら色々と時間をかけていたが、戦いは酷く呆気なく終わりを告げたのであった



 山のような銀貨を戦利品として手に入れた残虐非道の破壊軍は、焼失した遺跡跡地の地下にある巨大迷宮を探索していた

 盗賊団が居住区にしていた遺跡だからか、中には魔物の気配は一切なく、危なげなく進んでいく

 というより、盗賊団が迷わないように壁に貼ったであろう看板に道が記されているので、行きたいところに簡単に行けてしまう

 何処に向かっているかというと、勿論盗品が集められている宝物庫だ


ダンテ

「看板の通りだと、この扉の向こうが宝物庫らしいな」


ノア

「扉…

 鍵…

 あいことば…

 …頭が痛いっ!」


ジン

「ムカついたから蹴破るか」


ルシア

「協力するわ」


サクラ

「別に鍵がかかっているわけでもありませんが、まあ開くならなんでもいいです」


ホワイト

「中身はなんだろね〜♪」


 曲がりなりにも宝物庫と言っているのだから中には宝物が、今回の場合は盗賊団が各旅団から盗みに盗んだ盗品が所狭しと保管されている

 その中で一際目立つのは、部屋の中心に深々と突き刺された一本の大剣だ

 …正直に言うと、この時に登場した剣のデータを紛失しているし全く覚えていないので、リプレイ化にあたり再構築しようと思う

 いつもの事だし、問題ないよね!

 まずは見た目、剣にしては長い柄と左右に伸びた鍔が印象に残る真紅の直剣だ

 剣先から柄頭に至る隅々まで加工や調整の跡があり、大きな鍔には煌びやかな彫刻が施されている

 パッと見ただけで『持ち主は相当高貴な存在』だと理解できる


ルシア

「これまた凄い剣ね」


ノア

「ピッカピカだね」


サクラ

「これは…ドミネイターでしょうか

 ルキスラ皇帝家に代々伝わる流派【クラウゼ流一刀覇王剣】の入門者が持っている剣です

 片手両手どちらでも使え、癖がなく、あらゆる局面に対応できますが、その分重量が重いので生半可な筋力では持てませんね

 見たところオーダーメイド加工と専用化とイグニダイト加工その他諸々様々な加工が施されていますね

 完璧なオリジナル武器ではないので、武器の性能については、各自ザルツ博物誌を買って読んでください」


ジン

「ルキスラ皇帝家って事は、ルキスラ帝国の皇族か貴族が使ってた剣って事だよな」


ダンテ

「ルキスラ帝国…

 …そうか、ノアが手に入れた情報!」


ノア

「ふぇっ!?

 なんのこと!?」


 さて、読者の諸君は覚えているだろうか

 盗賊ギルド〈黄金の航海者達(ペッパー・ロード)〉で手に入れた情報の中に、まだ登場していないものがあった事に

 …え?覚えてない?

 でしょうね

 簡単に説明すると、ルキスラ帝国の皇帝が遠征中に襲われ、自身の剣を奪われていたという情報だ

 この情報と照らし合わせると、ここにある大剣は皇帝の剣という事になる


ジン

「ほう、奪われた皇帝の物品か…」


ホワイト

「悪い顔してるね〜」


ルシア

「王族の物なら普通に高値で売れそうだし、今回の報酬は期待できそうね」


ジン

「いや?

 この剣は皇帝に返すぞ」


ノア

「えっ!?」


ダンテ

「売らないのか!?」


サクラ

「あの金にがめついジンが!?」


ジン

「…そんなに驚くことか?」

王冠帽の青年

「……………

 …おい」


老人

「まあ…今回も更新が遅れたが、セッションをいくつかやった分遅れたりしたんだろう?」


隻眼の青年

「いや1回しかやってないな」


子供

「えぇ…」


ホワイト

「あんな状況で1回出来たんだ!?」


隻眼の青年

「まあそれは一旦置いといて、このリプレイ本編の話しようぜ?」


王冠帽の青年

「…あえて言うなら、下っ端Cの台詞が途中で途切れた理由がわからないんだが」


ホワイト

「あれ多分私だよ?」


王冠帽の青年

「え?」


老人

「ホワイトは焼き加減の甘い奴にナイフを刺していた

 当然、〈竜牙の矢〉を避けれた場合は焼き加減以前に燃えてすらいない

 回避に成功していた下っ端Cはその焼き加減の甘い奴認定され、急所にナイフを刺されたという事だ」


隻眼の青年

「こいつの隠密能力は異常に高いだろ?

 うつ伏せで周りが見えていなかった下っ端Cには、近付いてくる気配が分からず、殺されるまで気付かなかったって訳だ」


王冠帽の青年

「…なるほど」

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