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怒涛の伏線回収

 まずは前回の最後にちょろっと話した、反則使いの天邪鬼がぼったくり価格で売っていた情報について、詳しく説明しよう

 まあこれは簡単に説明できるほど中身のない情報だが、奇襲をかける際には重要な情報でもある

 その情報は、『盗賊団のアジトには抜け道がある』というものだ

 さてここでもう1つの伏線回収だ

 到着した時に説明したが、このアジトは古代魔法文明の遺跡だ

 そしてこれも説明したが、古代魔法文明の遺跡は複雑なもの、特に迷宮のようなものが多い

 だがこの遺跡は単純な3階建ての屋敷

 …ではないのだよワトソン君

 迷宮は存在する

 場所はもうお分かりだろう、地下だ

 この遺跡は地下に広大な迷宮が広がっているのだ

 そして、その迷宮には遺跡以外の出口も存在する

 これが示す意味とは…


ノア

「…ねぇ、もしかして囲まれてない?」


ジン

「何処から出てきたんだ…?」


サクラ

「ピンチですね、頑張ってください」


ダンテ

「一応サクラも含めてピンチなんだが」


ルシア

「せっかく丸太集めたのに、意味ないじゃないのよ!」


 遺跡跡地から脱出した盗賊団に囲まれる我らが残虐非道の破壊軍

 双方の間隔はおよそ20m、近接攻撃を仕掛けようにも孤立して袋叩きに遭うような絶妙な距離だ

 ダンテが〈竜牙の矢〉で殲滅しようにも、全方位囲まれているので1方向に撃ったら後はただの矢で応戦しなければならない

 ノアルシアが【チャージ】で突っ込んでも、突っ込んだ先でリンチに遭って終わり

 ジンの魔法でもこの数相手にはMPが心許ない

 絶体絶命大ピンチ!


盗賊団頭領

「残念だったなぁ!

 我が40人の盗賊に、奇襲など無意味!」


盗賊団下っ端Δ

「カシム、今は5人減って35人の盗賊です」


盗賊団頭領

「うるせぇ!

 それと俺のことは(かしら)と呼べと言ってるだろ!」


サクラ

「あの明らかにボスっぽいのは怪力無双の腕自慢ですね

 鋼のように鍛え上げた肉体を持つ力自慢の拳闘士です

 その筋肉から繰り出される火力をグラップラーお得意の連続攻撃で連発してくるので、生半可な防具ではあっという間にHPを削られるでしょう

 近接攻撃には《カウンター》を返してくるので、生半可な攻撃では返り討ちに遭います

 防護点は低いですがHPが高いので、とにかく数の暴力でゴリ押すのが正規の攻略法でしょうか

 人族ですので弱点はありません」


ルシア

「数の暴力でゴリ押されそうなのは、こっちの方だけどね」


ダンテ

「盗賊団のボス、カシムって名前なのか」


ジン

「カシムってアリババの兄じゃなかったか?」


サクラ

「原作ではアジト内で『開けゴマ』の呪文を思い出せずに閉じ込められ、帰ってきた盗賊にサイコロステーキにされてますね」


ノア

「そんなキャラが盗賊団の親玉やってるの?」


盗賊団頭領

「テメェら…この状況が理解できてるのかぁ?」


 あっ、これが彼らの平常運転なので気にしないでください

 残虐非道の破壊軍が慌てた状況なんて、作者の記憶が正しければ数回あるかないかなので


盗賊団下っ端C

「…つまり、恐れることをしないって事か?」


盗賊団下っ端D

「お(かしら)

 世界の頂点に立つ者は、ほんのちっぽけな恐怖も持たない者ッスよ」


盗賊団頭領

「へぇ、世界の頂点、ね

 これは腕が鳴りそうじゃあないか!」


ジン

「俺たちがロールプレイをサボってるだけなのに、恐怖を知らないとか世界の頂点とか変な設定付与されてないか?」


ダンテ

「自覚があるならロールプレイをすればいいだろ?」


ジン

「ん?何か言ったか?」


ダンテ

「…その切り返しはズルいだろ」


ルシア

「で?

 この絶望的な戦局はどうするの?」


サクラ

「どうしようもありませんね

 なんでこんな即死トラップ並みの状況をGMは用意したんでしょうかね?」


盗賊団下っ端ち

「こっちとしては、なんで俺たちの識別番号の種類がごっちゃごちゃなのかが気になって夜も眠れないね

 なんだよ『ち』って…」


ノア

「いろはにほへとじゃない?」


盗賊団下っ端ち

「えっと…(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)(12)

 …なるほど、俺が出た時は下っ端の8人目だったし、そういう事か

 サンキュー嬢ちゃん、謎が1つ解けたよ」


盗賊団下っ端C

「…ここにも恐れを持たない奴がいるのか」


盗賊団頭領

「おい下っ端ち!

 いくら俺たちが優勢だからって、気を抜くんじゃあない!」


盗賊団下っ端ち

「あっ、俺の呼び名って『下っ端ち』なんすね

 なんか違和感あるなぁ…」


ダンテ

「なんかあの下っ端、親近感湧くな」


ルシア

「ノリが私たちのソレと同じよね」


ジン

「情を移すなよ?

 これから殺す相手なんだから」


ダンテ

「…こっちは殺伐としてるな」


盗賊団頭領

「それじゃあ、場も温まってきた事だし、始めようじゃあないか!」


ノア

「遺跡は炎上してて確かにあったかいけど、今は戦闘するような空気じゃないよ?」


盗賊団頭領

「このままじゃあ話が進まねぇんだよ!

 察せっての!」


盗賊団下っ端ち

「頭、ひとまず落ち着いたらどうっすか?

 頭に血が上ってると、簡単に足元掬われますよ」


盗賊団頭領

「お前は黙ってろ下っ端ち!

 それと(あたま)(かしら)で韻を踏むんじゃあない!」


盗賊団下っ端ち

「ナイスツッコミ」


ダンテ

「…なんか、あの下っ端のせいで戦闘する流れから遠ざかってないか?」


ジン

「先制攻撃仕掛けるか?」


ルシア

「仕掛けたところで、次の瞬間には袋叩きでしょ?」


サクラ

「このまま膠着状態を続けて時間を稼いで、何か勝利への切り札を探さないとですね」


ノア

「そう考えると、あの下っ端いい仕事してるね」


ダンテ

「切り札って言っても、何もなくないか?」


 …結構膠着してるね

 んじゃ、ここで大きく話を進めようか


ホワイト

《なんか声が聞こえる!?》


ダンテ

「…え?」


ホワイト

《誰?敵襲?》


ダンテ

「その声、ホワイトか?」


ノア

「どうしたの?」


ダンテ

「今ホワイトの声が聞こえたんだが」


ルシア

「ホワイト?

 …聞こえないけど」


ジン

「幻聴じゃないか?

 今頃遺跡の中でこんがり焼けてるんだろうし」


ホワイト

《こんがり肉食べたい!》


ダンテ

「…そうか、このピアス!」


 さて、ここでこのシナリオ最大の伏線を回収しよう

 シナリオ冒頭、ホワイトに付けたアイテムを、読者の諸君は覚えているだろうか

 アイスピックで耳たぶに穴を開けてまで取り付けた、あの〈通話のピアス〉だ

 忘れた諸君の為にもう一度説明すると、どれだけ離れていても、10分の間だけセット同士で会話ができる携帯電話みたいなピアスだ

 片方はホワイトに取り付けたが、そのもう片方を何処にいったのか…

 ……………

 …あれ?もしかして描写してない?

 まあいいか、ここで説明しちゃおう

 当然と言ったらアレだが、今回のパーティのリーダーであるダンテに渡されていた

 という訳で、現在ダンテとホワイトの〈通話のピアス〉が繋がった状況だ


サクラ

「なるほど、〈通話のピアス〉ですか

 1年以上も前の描写なんて、覚えてないですね」


ダンテ

「ホワイト、今何処にいるんだ?」


ホワイト

《どこって、地下だよ?》


ダンテ

「地下って言われても、もうちょっと詳しく説明できないか?」


ホワイト

《今地上に出たよ〜♪》


ダンテ

「地上に出たのか」


ジン

「ホワイト、隠密しながら周辺の状況を説明しろ」


ホワイト

《周辺?》


ダンテ

「周りには何がある?」


ホワイト

《燃えてる屋敷を発見!

 結構人多いけど、お祭りでもやってるの?》


ダンテ

「燃えてる屋敷と人集りがあるんだな」


サクラ

「恐らく盗賊団の更に外側にいるんでしょう

 片側が少し心許ないですが、挟み撃ちの形になってますね」


ルシア

「心許ないって、少なくともあなたには言われたくないんじゃないの?」


盗賊団頭領

「さっきからコソコソと、何やってんだ!」


ノア

「今取り込み中なの!

 静かにしてて!」


盗賊団頭領

「おっおう」


 さてと、なんか書いてたらめっちゃ伸びてきたから続きは次回!

 オチが雑って言った奴は、廊下で立ってなさい

王冠帽の青年

「なんか急に話が動きまくったな」


老人

「敵に逃げられた上に囲まれて絶体絶命と思ったら、逆転のヒントのようなホワイトが登場

 そのホワイトをどうするかはまた次回か…

 …これはホワイトを出す前に話を切った方が、良かった気がするな」


隻眼の青年

「久々に筆が乗ってポンポン書いてたけど、ホワイト出た後からスローダウンしたって感じだな〜

 そして後書きを書いている時点でそのことに気付いた、と」


子供

「そういえば、こんかいでこのはなしもいっしゅうねんだよ!」


ホワイト

「流石に長くない?」


王冠帽の青年

「半年全く進んでない期間があったとはいえ、1つのシナリオに1年かけてたら、完結が絶望的だよな」


隻眼の青年

「それは言わないお約束って事で…

 まあ、最近超久々にザンハカ卓が動き出したからな〜

 ちょっとペースが落ちてる感じはある」


老人

「このリプレイを書き始めた頃に作ってたキャンペーンでもやるのか?」


王冠帽の青年

「よく覚えてたな爺さん…」


ホワイト

「でも見た感じキャンペーンのシナリオ全然完成してないよ?」


王冠帽の青年

「何処で見たんだよ」


隻眼の青年

「作者は即興でシナリオを構築しながらセッションやるのが得意だって、改めて気付いたっぽいからな

 このリプレイ中でも書いてた気がするけど」


老人

「だからってキャンペーンを即興でやるか…?」


子供

「キャンペーンのゆくえはまたいつか!」

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