Let's☆炎上
見張りを始末して、窓を塞いで入り口のそばには罠も仕掛けた
集めた丸太の一部を加工して薪も手に入れた
着火剤として、ホワイトが持ってた火口箱もある
後は中に潜入して、火を焚いて回るだけだ
ジン
「ホワイト、ゴー」
ホワイト
「いろんなところで薪を燃やせばいいんでしょ?」
ダンテ
「そうだな
くれぐれも見つかるんじゃないぞ?」
ホワイト
「任せてよ!」
こうして、異常なステルス能力を持つホワイトが内部に潜入した
ホワイトが遺跡跡地の内部に焚き火を作っている間に、このメンバーの中で力の強いルシアとダンテが入り口を塞ぐ
一応落とし穴の大まかな位置は分かっているので、そこを避けながら入り口に近付いて、丸太の登場という訳だ
ルシア
「塞ぐ判定とかってどうするのよ」
ダンテ
「まあ誰か来るまでは判定はいらないんじゃないか?」
ノア
「もう気付かれてもいいんだっけ?」
ジン
「気付いたところでもう手遅れだからな
一酸化炭素中毒から逃れる術はもうない」
サクラ
「…やっぱりこっち目線で話が進んでますね
絶対中を描写した方が、話としては楽しいものになると思うんですが?」
…そう言うならホワイト目線にするか
という訳で遺跡跡地に潜入したホワイト
至る所に焚き火を作っていく
ホワイト
「も〜えろよもえろ〜よ〜♪」
…こいつはこいつでノリノリなようだ
歌ってたら気付かれそうな気もするが、正直ホワイトの隠密判定の値からすると、普通に問題ない
SWの判定の目標値には目安が存在する
例えば目標値7の判定なら、素人でも5割くらいで成功するといった感じだ
ちなみに何故目標値7が5割かというと、技能を持たないキャラは原則として、6面サイコロ2個しか振れないからだ
この目標値の目安、1番高い値が21で、これは『熟達した技能』『秀でた能力』『結果を掴み取る強運』の3つが無ければ成功しないと言われる値だ
とりあえず、公式では判定の値21はほぼ不可能に近い値として認識している
ではホワイトの隠密判定はどうか
まあうろ覚えなのだが、初期ホワイトの固定値は最低でも20を超えていたのは覚えている
固定値が「20」だ
これにサイコロ2個が加算されるのだ
1ゾロは自動失敗として扱うので、それさえ無ければ「23」とかいうバカみたいな値が確約されている
しかも、これは最低でもの話、実際はもっと高い
…まあ、そんな感じ
ホワイト
「て〜んまでこがせ〜♪
あっ人がいる!」
盗賊団下っ端A
「くそっ
どうなってるんだ!?」
盗賊団下っ端B
「至る所に火の手が回ってるぞ!」
盗賊団下っ端C
「これ消せるのか…?」
盗賊団下っ端Δ
「この拠点もここまでのようですね
ここは脱出するのが最善手でしょう」
盗賊団下っ端Д
「入り口はなんか固く閉ざされてるし、窓も塞がってるし、これ襲撃されてないか?」
盗賊団下っ端Զ
「何処から俺たちの情報が漏れたんだ!?」
盗賊団下っ端Ⰶ
「知るか!さっさと頭に報告するぞ!」
盗賊団下っ端ち
「ってか4人目以降の記号バグってないか?」
盗賊団下っ端Ⅸ
「ドラクエⅨのリメイクずっと待ってるからな!」
ホワイト
「みんな楽しそうだね〜♪」
これでも全然気付かれないのがホワイトだ
呆れる程順調に作戦を進めていく
一方その頃、遺跡跡地の外
ルシア
「…中の熱気凄いわね」
サクラ
「それにしても暇ですね」
ノア
「遺跡燃えてるね〜」
ダンテ
「…そういえば、ホワイトってどうやって脱出するんだ?」
ジン
「ん?何か言ったか?」
…今改めて考えると、この策はホワイトを捨て駒として使ってる作戦だった
ホワイトもろとも閉じ込めてるし、なんなら見つかったとしてもホワイト単体の犠牲で済む
流石は“残虐非道の破壊軍”の名前の元凶、俺たちにできないような非人道的な作戦を平然と思いつく!
そこにシビれる!あこがれるゥ!
…いや痺れはするかもしれないけど憧れはないな
場面は変わって捨て駒目線
しばらく焚き火を量産して、薪のストックが切れ始めた頃
ホワイト
「なんか人いないね〜
燃えちゃったのかな?」
今まで阿鼻叫喚だった遺跡跡地は、いつの間にか燃焼音しか聞こえない程静かになっていた
一体盗賊団は何処へ行ったのだろうか?
まあ、こんな状況では呼吸困難か焼死くらいしか選択肢はないが
ホワイト
「燃やすものもなくなって暇だし、ブラブラしようかな〜♪」
何を血迷ったのか、仕事が終わったホワイトは地獄と化した遺跡跡地で散策を始めた
…作った本人が言うのもなんだけど、私にはホワイトが分からない
アレはなんか、人の発想を超えてる
ロールプレイだって、なんか憑依してる感じするもん
まあそんな無関係な話は放っといて、話を戻そう
ザンハカが〈黄金の航海者達〉で集めた情報は合計で6つ
しかし、あの場で1つだけ手に入れていない情報があっただろう
反則使いの天邪鬼が2000Gとかいうぼったくり価格で売っていたあの情報だ
ここでその伏線を回収するのだよ
散策を始めたホワイトは、1階のある床に違和感を覚えた
…こらそこ、その知力で気付けるのかとか言うな!
ホワイト
「こいつ…動くぞ!」
どうやら床が動くらしい
動く理由は決まってるだろう、床下に空間があるからだ
動かせる床を退けると、そこには地下へと続く階段が存在した
ホワイト
「なんだこの階段はぁ!」
王冠帽の青年
「天邪鬼が売ってた情報は地下の存在だったのか」
老人
「果たしてこの階段は何処に続いてるんだろうな」
隻眼の青年
「そりゃ地下だろ」
子供
「ちかにはなにがあるんだろうね」
ホワイト
「上から来るぞ!気をつけろ!」
王冠帽の青年
「いや今から下に行くんだよ」




