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作戦準備

 すぐにでも火を付けたいところだが、その前に見張りを片付けなければならない

 見張りの数は5人、正面に2人とその他3方向に1人と言った具合だ


ジン

「見つかったら俺が折角考えた策がおじゃんだ

 ステルスキルを狙うぞ」


ノア

「ステルスキルって言ってるけど、視線の概念はどうなるの?」


 …見てる方向とかいちいち判定するの面倒だし、敵の攻撃範囲までが見えてるって事で


ダンテ

「攻撃範囲か

 敵の情報が無いと、具体的な数値はわからないよな」


ルシア

「だってよ鑑識」


サクラ

「あれは山賊の弓兵ですね

 安全地帯から弱そうな相手を狙って攻撃するような、要は弓を持ったゴロツキです

 特にこれといった特徴はありませんが、弓による射撃は20mまで届くのでそこは注意ですかね

 人族ですので弱点はありません

 それから、馬に乗った追い剥ぎより更に格下ですね」


ジン

「【ウィンドカッター】の射程が30mだから、20mなら一方的に攻撃できるな」


ダンテ

「俺の弓は…この時何使ってたっけ?」


 ……………

 …レベル帯とこの時のダンテの構築から考えて、Sランク帯の火力重視の弓だと推測できるから、その条件に合う弓は…

 …射程40mの〈コンポジットボウ〉かな?


ダンテ

「なら大丈夫か」


ホワイト

「私の弓は〈スナイパー〉だよ

 …なんでこれは覚えてるんだろうね?」


 装備の変更時期は覚えてないが、どの装備をどの順番で使用してたかは意外と覚えてたりするものだ

 分かりやすくドラクエで例えよう

 いつどこで武器を手に入れて使い始めたかは覚えていないかもしれない

 しかし、ひのきのぼうからどうのつるぎ等を経由してはがねのつるぎをしばらく使い、その後キラー系の特攻武器や道具としても使用できる武器が出てからはそちらに切り替わり、終盤にロトのつるぎや天空のつるぎ等の最強武器を入手して完成

 …なんていう武器の経由は覚えていたりするものだ

 え?覚えてない?

 それでも、初期装備と最終装備くらいは覚えてない?

 ちなみに〈スナイパー〉の射程は40m、余裕で範囲外から攻撃できる


ルシア

「敵の視界も分かったことだし、ちゃっちゃと見張りを片付けてくれる?

 私たち今の所やる事ないから」


ダンテ

「なら、行動開始するか」


 これより、ジンの策略を開始する



 まずは正面以外の3箇所から攻めていく

 正面の2人をいきなり狙って、片方を取り逃したら終わりなので、ダメージ管理の練習を兼ねてと言った感じだ

 早速白羽の矢が立ったのは裏側の見張りだ


ダンテ

「常時回収できるし、〈竜牙の矢〉を使いたいところだが…」


ジン

「行きの戦闘で使ってた炎の尾を引く魔法の矢か?

 あんな目立つ攻撃したら、確実に気付かれるだろ」


ダンテ

「そうだよな

 敵の防護点は誤差のレベルだし、今回は普通の矢を使おう」


 ダンテが多分〈コンポジットボウ〉だと思われる弓に何の変哲もない矢を構え、弓弦(ゆづる)を目一杯引き絞る

 2階のバルコニーで辺りを見渡す弓兵に狙いを定め、視覚外から矢を放つ

 矢は弓兵の脳天に見事命中、ダメージ決定の出目は大して高くはないものの、弓兵の体力を削るには十分すぎるダメージを与えた


ノア

「ナイスヘッショ!」


ダンテ

「この程度のHPなら、余裕だな」


ルシア

「エルフのくせにいい火力ね」


ジン

「次だ、急ぐぞ」


 次は左右の見張りを始末する



 左右はさっきとほとんど同じ状況なので、パパッと行こう

 まずは左、最初に攻撃するのはジンだ


ジン

「【ウィンドカッター】!」


 ジンが呪文を唱えると、見張りの周囲に風の刃が形成され、渦を巻きながら攻撃を開始する

 切り刻まれた弓兵は暫く悶えた後、力無く倒れた


サクラ

「それなりにいいダメージでしたね」


ジン

「まあ魔法はメインじゃないからな」


ダンテ

「最後は右側だな」


ホワイト

「しゅっぱ〜つ!」


 続いて右側の見張りを始末する

 ここで最初に攻撃するのは、まだ見張りに攻撃していないホワイトだ


ホワイト

「狙って狙って〜

 発射!」


 ホワイトが〈スナイパー〉に構えた矢を、右側にいた見張り目掛けて射る

 矢は普通に命中し、ダメージ判定は1回クリティカルが発生、クリティカルのおかげでなんとか1撃で倒すことに成功した


ジン

「命中は申し分ないが、ダメージは不安だな」


ホワイト

「どんなもんだい!」


サクラ

「最後は正面の2人ですね」


 さて、残った最後の見張りたちを始末しよう



 正面には扉のある列の右側と左側、2箇所のバルコニーにそれぞれ弓兵が配置されている

 片方を逃せば、すぐさま他の仲間に襲撃が知らされ、奇襲は失敗するだろう

 トワプリの影の使者のように、最後の2体は同時に倒す必要がある


ダンテ

「トワプリはいいぞ」


ルシア

「いいから早く倒しなさいよ」


サクラ

「ここは少し考えなきゃいけませんね

 同時に倒す以上、誰がどっちの見張りを攻撃するかを先に決める必要があります」


ジン

「さっきまでの攻撃の結果を見るに、ダンテはオーバーキル、俺はそこそこ普通に倒せる、ホワイトはクリティカルを出さないと難しいと分かる

 ダンテが単独で片方を、もう片方を俺とホワイトで攻撃するのが正解だ」


 攻撃対象が決まったところで、先程のように見張りを撃破する

 結果を簡潔に書くと、ダンテが片方を一撃で倒し、ホワイトがもう片方の体力を削り、ジンがトドメを刺した


ジン

「やったな」


サクラ

「次はいよいよ作戦決行ですね」


 さて、次回は遂にジンの策略が始まる

 一体どんな地獄絵図になるのやら…

 …あっ言い忘れてたけど、先制判定に失敗したら敵に見つかったって事にするね

 先制判定は全部ホワイトが倍以上の値出してたから忘れてた


ダンテ

「今更だよ!」

老人

「いよいよ次回か」


隻眼の青年

「ホワイトの仕事が無駄に多いからな〜

 ちゃんとやる事を記憶できるのか?」


ホワイト

「何やるんだっけ?」


王冠帽の青年

「…何だっけ?」


子供

「わなせっちしてまどふさいでせんにゅうしてたきび!」


王冠帽の青年

「…よく覚えてたなー」


老人

「子供の記憶力は、大人よりも遥かに優れているからな」


ホワイト

「がんばる!」

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