一世帯40人住宅の遺跡
古代魔法文明デュランディル
それは、人族が最初に立ち上げた文明だ
名前の通り魔法が盛んに研究、発展していった時代で、真語魔法や操霊魔法といった現在も使われる魔法体系が誕生した時代でもある
そして、魔法文明デュランディルという元の名称から最近になって古代という枕詞がついた唯一の文明
え?名前が変わった理由?
……………
…さあ?
ジン
「さあって何だよ」
サクラ
「大人の事情じゃないですか?
それにしても、何故急に古代魔法文明の説明がされたのかが気になりますね」
ダンテ
「ここに古代魔法文明の遺跡があるからじゃないか?」
ルシア
「結構大きいわね
見た感じ屋敷っぽい雰囲気だけど」
ノア
「何階建てなのかな〜?」
ホワイト
「窓たくさんあるね!」
ここは古代魔法文明の遺跡の前だ
といっても、数百年前に冒険者により探索され尽くし、めぼしい遺物は全て回収され、今では誰も見向きもしない忘れられた跡地だ
要は遺跡跡地、跡と跡で跡がダブってしまった
…まあいっか
遺跡跡地の描写を始めよう
古代魔法文明の建築物は先鋭的な装飾で複雑なもの、よく言えば迷宮のような建物が多い
しかし、この遺跡跡地は先鋭的な装飾が施されていた跡がびっしり広がっているが、見た目は単純な3階建てのちょっと豪華な屋敷だ
白いのが言ってた通り無数に窓が設置されているが、そこから見えるのは無人の廊下のみで、中に人がいるのかは分からない
3階の至る所にはバルコニーが設置されており、バルコニー毎に1人の人間が弓を持って立っている
ホワイト
「中は分かんないけど、バルコニーに弓使いがたくさんいるね」
ダンテ
「弓兵か
確か10人いるんだったな」
ジン
「厩舎はないのか?」
ホワイト
「キューシャ?」
ルシア
「馬小屋のことね」
ノア
「あったよ!
遺跡の横にハリボテみたいな粗末な小屋!
馬は合計10頭いるね」
ダンテ
「馬が10頭…つまり騎兵は10人
間違いないな、ここが盗賊団のアジトだ」
ルシア
「前回は確証はないとか何回も連呼されたけど、今回は確証を持てそうね」
サクラ
「今の時間は夕方ですが、これから何をするんですか?」
ジン
「使えそうな道具持ってないし
今回は現地調達で出来る策を練ろうと思う」
…ちょっとだけ暴露していいですか?
前回やった方の盗賊団殲滅シナリオのことなんですが…
実はやってた時、ジン(の中の人)は買ってもいない爆弾を何処からともなく取り出して、結果あの通りの惨劇を作ったんですよ
リプレイを書くにあたって、流石に『無』から爆弾を生成するなんてTASさん染みた行動はマズイと思い、急遽買い出しパートでそれっぽいのを買わせたのである
それ以降は所持品確認を厳重に取り行ったので、今回はアイテムを使用する系の策は出ません
以上、ちょっとした暴露でした
ノア
「現地調達?」
ジン
「…一酸化炭素中毒って、知ってるよな?」
王冠帽の青年
「あっ…」
老人
「……………」
子供
「いっさんかたんそちゅうどく?」
ホワイト
「イッサンカタンソ?」
隻眼の青年
「ん〜と…簡単に説明するぞ
赤血球に含まれるヘモグロビンと一酸化炭素が反応する事で、身体中に酸素を運べず酸欠になって死ぬやつだ」
子供
「ヘモ…?」
ホワイト
「イッサンカタンソ?」
老人
「この世界では、科学は発達してないからな…」




