○○○○ホイホイ
まずは吊るされた少女の説明から入ろうか
銀髪に透き通るような白い肌、フードで見え辛いが耳の先は尖っている
部屋と同じく白を基調とした軽装に、首から床に垂れた白いマントが揺れる
マントは揺れるが胸元は揺れn…
…全体的に白いシルエットが特徴的だ
白い少女
「ねぇ〜
ここ私の部屋なんだけど〜」
ダンテ
「……………
えっと…どちら様で?」
白い少女
「それより、早くこのロープ解いてよ〜
そろそろ頭に血が上ってきたんですけど?」
ニャック
「ダンテ、早速だけど簀巻きにするぞ
特に指先と足を重点的に縛ってくれ」
ダンテ
「えっと…分かった
…このロープが罠なのか?」
少女を吊るすロープは天井伝いに部屋の隅まで伸びており、その先には周りに同化した白い重石と鈴がぶら下がっている
見てくれは単純だが、重石やロープなどは巧みに隠されている
複雑さよりも隠蔽性を重視した古典的な罠だ
ニャック
「簀巻き完了!
そんじゃ、1階まで運ぶの手伝ってくれ」
ダンテ
「…まあ、分かった」
白い少女
「ねぇロープキツいんだけど〜
もっと緩めてよ〜」
ニャック
「口も塞ぐか」
ダンテ
「それは流石に犯罪臭がするから、やめておこう」
1階に降りたら、厨房から目の届く位置に簀巻きのまま座らせ、仕込みを再開する
……………
…この光景異常だよな〜
他の人が起きてくるまでカット
サクラとルシア、それからノアが起きてきた頃…
ちなみにユリーシャさんは孤児院の管理で不在、アリグリア姉弟は初めてのロシレッタを観光中
ブラックはソロクエに出て不在、ロクダットは見当たらなかった
ルシア
「誘拐でもしてきたの?
これだからナイトメアは…」
ニャック
「違うわ!」
ノア
「あなたはだぁれ?
まっくr…まっしろしろすけ?」
白い少女
「トトロじゃないよ?」
サクラ
「これは…エルフですかね?
始祖神ライフォスの加護を受けた人族のうちの1種族で、水の加護を受けています
長身な種族として有名ですか…明らかに身長が低いですね、おそらく150cm程でしょうか
知力や精神力、器用や敏捷が高いので、魔術師や密偵になるエルフが多いですね
勿論、人族なので弱点はありません」
ダンテ
「結局、こいつは一体誰なんだ?」
ニャック
「人が集まってきたし、そろそろ紹介するか
このバカはホワイト、俺の妹だ…」
ホワイト
「よろしく〜」
はい出た3兄弟最後の1人
彼女はホワイト、エルフのくせに低身長なエルフもどきだ
残虐非道の破壊軍の中でも珍しい(ってか多分こいつだけかも)探索特化型キャラで、弓による戦闘も一応出来る
ちなみに、身長以外にも知力がエルフ内最低値だったりする
え?探索判定?
探索判定は知力を使う判定だね
……………
…まあ、賢さを代償に器用さと素早さは無茶苦茶高い
隠密判定とか解除判定、罠設置判定から戦闘前の先制判定とかはこいつ1人で十分だ
何気にこの時点でウサインボルトよりも速いからね
え?弓による遠距離攻撃時の移動距離?
普通は3mまでだね、こいつも3mまでだ
……………
…足の速さは、弓使うキャラには宝の持ち腐れですよね〜
ノア
「ニャック兄弟大集合だね」
ルシア
「兄の方はどっか行ってるけど」
ホワイト
「それにしてもバカ兄〜
あのロープはなんなの?」
ニャック
「ホワイトホイホイだ」
ダンテ
「そんなゴキブリホイホイみたいに言われても…」
サクラ
「正確にはごきぶりホイホイ
ごきぶりは平仮名ですよ」
ダンテ
「細かい」
ニャック
「このバカは神出鬼没だからな〜
専用の捕獲装置を作っとかないと、家に帰ってきたのも分からないんだよ…」
ダンテ
「まあ確かに
作りは単純ですぐに解除されそうだが、綺麗に隠されていていたから感知はされ難い…
…手先が器用で頭が悪い相手にはうってつけの罠だったな」
ホワイト
「いつもなら罠に引っ掛かったらすぐ解除して逃げるんだけどさ〜
逆さ吊りだと手が届かなくって」
ニャック
「逆さ吊りの括り罠は上体起こしてロープ切るのが得策だけど、ホワイトはこれでもエルフだ
筋力が無いから上体起こす力はない
…我ながら完璧な罠だろ?」
ルシア
「…ナイトメアが誇らしげにしてるの見ると、殺意湧いてくるんだけど」
ノア
「お姉ちゃん抑えてっ!」
サクラ
「この後どうするんですか?
縄を解いても、すぐに逃げられると思いますが」
ニャック
「要はこの奔放バカの動向を確認できるようにするのが目的だ
そんな訳で…」
そう言うと、ニャックが厨房の引き出しから何かを取り出す
取り出されたもののうち、片方は黒いピアス、もう片方は…
……………
…サスペンスドラマでお馴染み、アイスピックだ
ホワイト
「近寄らないでサイコ兄!
それ以上近づいたらお兄ちゃんに言いつけるよ!」
ニャック
「残念、兄ちゃんの了承はもう得てるんだよな〜
ダンテ、そのアホの頭を押さえてくれ」
ダンテ
「…いや
その身なりの奴にそんな要求されて、引き受ける訳ないだろ」
ルシア
「殺る?
殺ってもいい?
ってか我慢の限界なんですけど?」
ノア
「どーどー
深呼吸ー深呼吸ー」
ダンテ
「こっちはこっちで野蛮だな…」
サクラ
「あれは通話のピアスですね
片方のピアスに掛けられた音をもう片方に届けることができるピアスです
どれだけ距離が離れていても効果は有効で、1日最大10分まで音を届けられます」
ダンテ
「…なるほど
そのピアスを付ければ、ホワイトが何処にいようが会話ができるのか…」
ノア
「でも白い子にはピアス穴ないね」
ニャック
「だから今から開けるんだよ〜
そんな訳でダンテ、押さえてくれ」
ホワイト
「痛いのヤダーーー!!!」
ダンテ
「……………
…歯医者かな?」
ジタバタするホワイトを押さえつけながら、ピアス穴を開ける
……………
…ここにユリーシャさん居たら発狂もんだろうな〜
老人
「さて…」
隻眼の青年
「遂に本格的に登場したな…」
子供
「ホワイトだー!」
王冠帽の青年
「コメットじゃないんだな」
隻眼の青年
「番外編の並び順通りとは限らないって事だな〜」
老人
「そうこうしていると…」
ホワイト
「おまたせ〜
待った?」
王冠帽の青年
「……………
…なんかデジャヴを感じる」
老人
「……………
…ツッコんだら負けだ」
隻眼の青年
「前は白い影として登場してたな〜」
子供
「こんかいはなにをせつめいするの?」
ホワイト
「今回は私の説明だよね?」
隻眼の青年
「正直、本編で結構説明したからな〜」
王冠帽の青年
「そういえば
前回の遅れた理由に、オチが見つからないってあったよな?」
老人
「こいつが登場したからな
話が迷走していって、あと1〜2話分くらい話が終わらなかった」
隻眼の青年
「まあ、この爺さんのアドバイスの問答無用で終わらせるっての使って分割してるけどね〜」
ホワイト
「どんなもんだい!」
王冠帽の青年
「そこで誇るなよ…」
子供
「おくれたげんきょうだね!」
ホワイト
「足は速いんだけどね〜」
老人
「そんな訳で…
…お前は本編に帰れ!」
ホワイト
「それじゃ、またね〜」




