魔剣の迷宮:地下の探索
穴の底へと向かう準備をする残虐非道の破壊軍
ひとまずロープを下まで垂らす事にする
ニャック
「とりあえずロープを結ぶ場所を探しt…」
ダンテ
「どうした?」
ニャック
「…この辺って、特に何もないんだったな〜」
ダンテ
「…おい」
ニャック
「いやまだだ!
床に俺の小型ナイフを刺してそれに結b…ってあれ?」
ダンテ
「…刺さらないみたいだな」
ニャック
「ちょっと待て!
今下りる方法を考えてるから…」
サクラ
「ロープで下りるにしても、固定する場所がないこの状況では無理ですよね」
ウィザード
「梯子はないのか?」
ニャック
「作れそうなのは縄梯子だが、それも固定する場所が必要だ」
ノア
「…ねぇ、穴の大きさってどれくらいだっけ?」
ダンテ
「え?
…ああ、大体半径…5mくらいか?」
ノア
「なら、直径は10mくらいだよね?
その大きさならトワイライトで下りれると思うよ?」
ニャック
「…そうか!
トワイライトがいたじゃん!」
ダンテ
「だが…トワイライトに乗れるのは確か2人までだろ?
下に敵がいたとしたら、2人で戦う事にならないか?」
サクラ
「確かにそうですね
戦闘になったとしたら、トワイライトを上まで飛ばせる人がいなくなります」
ウィザード
「なんとか5人で下りれる方法はないのか?」
ノア
「乗る場所がないだけだから…荷物として持つとか?」
サクラ
「2人が乗って、3人をロープでまとめてしまえば出来そうですよね」
ニャック
「俺たちゃ物かよ」
ダンテ
「とりあえず試してみるか?」
ノアとダンテがトワイライトに乗り、残り3人が嘴と両足に掴まれる
ニャックが咥えられ、ウィザードとサクラが鷲掴みだ
…何故ダンテが上なのかって?
荷物として持つものは軽い方が良いということになり、ニャックかダンテのどちらかが二人乗りの相手になる事にはなったのだが…
ノア
「血塗れの人と一緒に乗りたくない!」
ニャック
「あの…俺そこまで怪我してたっけ?」
ダンテ
「まあ…確かに服が真っ赤だもんな」
…ノアが拒否ったのでダンテが乗る事になった
ちなみに、体重の差は『ダンテ < ニャック』である
中の人だと逆なのに…
微妙に深い穴を、鷲と馬の合成獣がゆっくり下りていく…
嘴には血塗れの男、これだけ見ると獲物を巣に持って帰る途中のように見えるが、そんなことはない
ニャック
「…捕まった獲物の気持ちがよく分かるな…」
ウィザード
「ドナドナドーナードーナー
黒w猫w乗ーwせーwてーw」
ダンテ
「黒猫って誰だよ」
サクラ
「恐らくですが、〈黒猫亭〉出身であるニャックだと思いますよ」
ノア
「ニャックは黒猫だったのか!」
ニャック
「いや…俺より兄ちゃんの方が黒いぞ…」
そんなことを喋っていると、15m下まで辿り着いたようだ
早速地下の説明に入ろう
至る所が真っ黒だった迷宮と違い、床がほのかに青白く光っているようだ
周囲は壁が見えない程広く、ほとんど何もない
…ただ、彼らから30m離れた場所に、謎の人影が立っている…
ダンテ
「…誰かいるな」
ニャック
「ここからじゃ…鎧を着てる事くらいしか分からないな…」
サクラ
「上の構造からして、冒険者ではなさそうですね」
ウィザード
「鎧を着たスケルトンって感じか?」
ノア
「降ろすよ〜」
ニャック
「いや降ろすならもう少しゆっくr…グエッ!」
サクラ
「…ニャックの方は少し高さがありましたね」
ウィザード
「まあ、私たちがギリギリ足がつく高さだったからな」
ダンテ
「ニャック?無事か?」
ニャック
「か…顔から落ちたぞ…死ぬかと思った…」
ウィザード
「リーダー、早速あの人影を調べてこいよ」
ニャック
「いや俺これ以上ダメージ負ったら普通に死ねるぞ?
…ってリーダーに対する口の利き方じゃないだろ!」
サクラ
「生死判定で自動成功を出せば大丈夫ですって」
ニャック
「流石に断らせて貰うわ」
ダンテ
「なら…誰が行くんだ?」
ノア
「飛びながら確認できそうだし、私が見に行こうか?」
サクラ
「トワイライトの上が安全なら、私も一緒に行ってもいいですよ?」
ニャック
「なんでサクラは上から目線なんだよ…」
という訳で、恐らくボスの偵察が始まる
王冠帽の青年
「地下の…探索?」
老人
「半分くらい3階での出来事だったな…」
隻眼の青年
「名称詐欺その二ってか?」
子供
「こんかいはなにをせつめいするの?」
隻眼の青年
「ん〜と…
…説明する部分あったか?」
老人
「ほとんど無かった気がするが…」
王冠帽の青年
「…ちょくちょく出てくる、小型ナイフについてとかはどうだ?」
隻眼の青年
「小型ナイフ?」
老人
「…なるほど、確かに説明してなかったな
あれは冒険者が一般的に装備している〈冒険者セット〉の中身の1つだ
小型ナイフ以外にも、ロープや背負い袋、たいまつに着火用の火口箱などがお手頃価格で手に入る冒険者の必需品だ」
隻眼の青年
「でも、確かジンは買ってなかったんだよな〜」
王冠帽の青年
「なんで買わなかったんだ?」
隻眼の青年
「…さぁ?」




