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ソードワールド2.0 うろ覚えリプレイ『残虐非道の破壊軍』  作者: ニャック(オリジナル)
ダンジョンシナリオ『ファルブレイム島の魔剣の迷宮』
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魔剣の迷宮:3階の探索

 螺旋階段を上っていき、3階へと向かう

 代わり映えのしない円柱部屋で、斜め右方向への扉があるだけだ


ダンテ

「一本道みたいだな」


ウィザード

「右手法も左手法も関係なさそうなんだけど…」


サクラ

「何回も言ってますが、中央部にある大部屋に進む可能性もあるので関係ありますよ」


ニャック

「そんじゃ、先に進むか?」


ノア

「おー!」


 そんな訳で、本格的に3階の探索を始めよう



 扉を抜けて狭い通路を進むこと20m…

 ……………

 …早速大部屋である

 内部は例の如く中央部に巨大な柱があるだけで、他には何もない

 ただ唯一違う部分は、柱に彫刻された骸骨のレパートリーが増えてることくらいか


ダンテ

「…今回は柱の彫刻が違うくらいか?」


ニャック

「普通の骸骨以外に、騎士に王に神官に農民…

 …トランプのスートか?」


サクラ

「確かにスペードは騎士、ダイヤは商人、ハートは聖職者、クラブは農民を表しますが…

 少し崩れすぎではないでしょうか?」


ウィザード

「ダイヤは王になってるし、ハートは神官…惜しいな」


ノア

「何か関係ありそうだけど、よく分かんないね」


 何故ここでトランプが出てきたのか全く分からないが、とりあえず4つの職種の骸骨があった

 謎が残りつつ、大部屋を後にするのであった



 謎の部屋を出て左に進むこと20m

 案の定扉に行き着く

 いつも通り中を確認すると、さっきも戦ったスケルトンソルジャーが6体いることが分かる

 それ以外は特に何もないようだ


ニャック

「…敵がいるだけだな」


ダンテ

「この消耗した状況だと、流石に戦いたくないな」


サクラ

「敵の特徴は何ですか?」


ニャック

「あ〜

 ただのスケルトンソルジャーだな」


ウィザード

「だったらダンテのあの矢で問題なさそうじゃないか?」


ダンテ

「いや、あれはクリティカルが2回くらい起こったから倒せただけで、本来だったらタマネギの【ライトニング】込みで倒せるかギリギリだったぞ」


ノア

「タマネギの【ライトニング】だと誤射するもんね」


ニャック

「つまり俺が囮だと死ねる」


ダンテ

「…これだけ話してて何の行動もしてこないなら、スルーでもいいんじゃないか?」


サクラ

「良いと思いますよ」


 2階の冒険者戦の傷が深いので、この戦闘するだけの部屋はスルーすることになった

 …3階の探索が終わっちゃったよ



 迷宮内をひとしきり探索した残虐非道の破壊軍

 何もない訳ではなかったが、特に何もなかったようだ

 …だが、ここである疑問が生じる


ダンテ

「そういえば…

 外の物見櫓(ものみやぐら)にいたスケルトンアーチャーって、何処からあの場所に出て来れたんだ?」


ノア

「確かに不思議だよね〜」


サクラ

「GMが考えてなかったんじゃないですか?」


ニャック

「えっと…

 まあただの狙撃手ポジションの敵だし、そ の辺は気にしなくても良いんじゃないか?」


ウィザード

「何か重要な伏線があるのか」


ニャック

「いやないから!」


 …まさかここにツッコミを入れられるとは思わなかった…

 とりあえず、謎と言ったら2階の石碑だろう


ダンテ

「確か…『道は穢れし王、鍵は輪廻の炎』だったか?」


ノア

「穢れし王って、あの柱の彫刻じゃないの?」


ウィザード

「騎士と王と神官と農民だったよな

 それの王って事か?」


ニャック

「それから…輪廻の炎?

 そういえば、タマネギがさっき言ってた『ダークリング』って何のことだ?」


ウィザード

「ああ、不死人の身体に浮かび上がる不死の証だな

 アイテムとして使用すると自害できるリスポーンアイテムなんだが…正直使わないな」


ダンテ

「不死人?不死の証?

 全く意味が分からないな」


ニャック

「聞いた俺が馬鹿だったよ…」


サクラ

「不死と言えばノスフェラトゥですが…

 ダークリングなどという記述は存在しませんね」


ノア

「ねぇねぇ

 さっきの柱の彫刻を確認しに行った方がいいんじゃないの?」


ダンテ

「…それもそうだな」


 ノアに急かされ、3階の大部屋に向かう残虐非道の破壊軍

 …なんか、ノアがしっかり者に見えてきた…

 あいつ精神年齢子供なのに…



 例の大部屋にたどり着いた残虐非道の破壊軍

 早速柱の彫刻を確認する

 …確かに、王冠を被った骸骨が1体存在しているようだ


ダンテ

「この骸骨か…」


ウィザード

「王冠の彫刻被ってて、宝杖の彫刻持ってて、外套の彫刻羽織ってて…

 …見事な王の彫刻だよなー」


ノア

「何か変なところはないの?」


サクラ

「特に無さそうですね…」


ニャック

「…王冠に3つの紋章があるぞ」


 3つの紋章の概要を説明しよう

 1つ目、石とトカゲをモチーフにした紋章

 2つ目、火とドラゴンをモチーフにした紋章

 3つ目、花とコウモリをモチーフにした紋章


ダンテ

「石とトカゲ、火とドラゴン、花とコウモリ…

 …何かの象徴か?」


サクラ

「石とトカゲはバジリスク、花とコウモリはフラウ氏族のヴァンパイア…

 火とドラゴンは、消去法で考えるとドレイクでしょうか?」


ニャック

「…この紋章、何処かで見覚えがあるんだよな〜」


ウィザード

「火とドラゴンというより、火を吐いてるように見えるよな」


ノア

「火を吐く竜?」


ダンテ

「火を吐く竜の紋章…

 …ニャック、あの指輪のことじゃないか?」


ニャック

「あの指輪?

 …あ〜二重底の宝箱のやつか!」


 ニャックの背負い袋から、例の指輪を取り出す

 指輪に彫られている紋章は、確かに炎を吐く竜の紋章だ

 指輪と王冠に彫られている紋章をじっくり確認してみると、確かに同じ大きさ、同じ形に見える

 しかし、それぞれの紋章が左右反転しており、凹凸が逆になっている


ニャック

「…この特徴なら、やる事は1つだよな?」


ダンテ

「だな

 紋章を揃えて嵌め込んでみようぜ」


サクラ

「私は何が起こるのか分かりませんので、部屋の外から眺めてますね」


ウィザード

「なら私も外に出るとしよう」


ノア

「ついでに私も〜」


ニャック

「…ダンテはどうするんだ?」


ダンテ

「…結構HPも残ってるし、俺が嵌め込むか?」


ニャック

「なら頼むわ〜

 今は強がってるけど、実は身体中めっちゃ痛いからな…」


ダンテ

「まあ、冒険者戦でほぼ盾役になってたからな」


 ダンテ以外が部屋から出て、外から柱を確認する

 指輪を持ったダンテが、王冠に彫られている紋章に指輪を嵌め込む

 カチッという音は鳴ったが、何かが起こる気配はない


ダンテ

「…罠か!?」


 罠を警戒するダンテだが、特に何も起こらない

 …罠ではないと安堵した瞬間、指輪を持つ手が滑ってしまった


ダンテ

「まずい!…ってあれ?

 …これ、回るのか?」


 滑った手が回したのか、嵌めた時の状況より指輪が時計回りに30°ほど回っているように見える

 とりあえず回せる限界まで試してみるダンテ

 …180°ほど回した瞬間、指輪が王冠から外れる

 その後を追うように、柱の骸骨たちがバラバラと崩れ去る


ダンテ

「うわっ!?

 …思っていたよりも骸骨の量は少なかったみたいだな」


ニャック

「ダンテ、柱が崩れただけか?」


ダンテ

「…いや、崩れた柱の内側が空洞になってたみたいだ

 下まで続く穴が出てきたぞ」


ノア

「穴?」


サクラ

「深さは分かりますか?」


ダンテ

「底はギリギリ見えるな…大体15mか?」


ニャック

「この建物の高さも大体15mだったよな?」


ウィザード

「つまり1階までの穴か?」


ダンテ

「いや違うだろ

 3階の天井までが15mなんだから、3階の床から15m下は地下になるぞ」


サクラ

「つまり地下ですか…」


ニャック

「15mなら、ロープが足りそうだな

 ロープを使って下りるか〜」


 こうして、謎解きを終えた残虐非道の破壊軍は、流れで未開の地である地下へと歩みを進めるのであった…

王冠帽の青年

「…結局、輪廻の炎って炎を吐いてる竜の指輪って事だったのか?」


隻眼の青年

「流石に分かりにくいよな〜」


老人

「本来は違う謎解きだったんだがな…」


子供

「どんなナゾトキだったの?」


隻眼の青年

「そりゃ、うろ覚えだから違う謎解きになってんだよ」


王冠帽の青年

「また題名回収か…」


老人

「結局、今回は謎解き回兼答え合わせ回だったな」


王冠帽の青年

「同じ話に入れる内容じゃないよな…」

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