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ソードワールド2.0 うろ覚えリプレイ『残虐非道の破壊軍』  作者: ニャック(オリジナル)
ダンジョンシナリオ『ファルブレイム島の魔剣の迷宮』
48/84

魔剣の迷宮:2階の探索

 螺旋階段を上っていき、2階へと向かう

 2階は相変わらずの円柱部屋で、斜め左と斜め右に例の扉がある


ニャック

「どうせ左手法だろ?」


ダンテ

「まあそうだな」


サクラ

「それにしても…

 敵が全然居ませんよね」


ウィザード

「逆に不気味だよなー」


ノア

「GM、敵の存在忘れてない?」


 …忘れてはいないッス

 忘れてないから、とりあえずさっさと左手法で進んでください


ノア

「わかった〜」


ダンテ

「しれっと作者と会話してるんだが」


 とりあえず、左手法でこの部屋から移動しよう



 斜め左の扉を開き、狭い通路を進んでいく

 …40m進んだ辺りで、また扉を見つける

 まあさっきまでの流れでニャックが中の安全確認をする

 …察しがつくと思うが、円柱部屋だ

 中に敵影はなく、螺旋階段が存在する

 …下りだけだけど


ニャック

「…階段見つけた」


ダンテ

「またか!?」


ニャック

「1階行きだけどね」


サクラ

「行きますか?」


ウィザード

「流れ的には行くんじゃないか?」


ニャック

「そんじゃ、一回下行ってみるか〜」


 そんなこんなで階段を降りる残虐非道の破壊軍…

 …やっぱりパーティ名が長いよな〜

 身内の中では略して『残墓(ザンハカ)』って呼んでるけど、何故か墓要素が生まれてるからな〜

 まあ語呂がいいから好きだけど…

 まあリプレイでの略語は今度決めよう



 名称詐欺になるが、1階の探索に戻る

 …まあ、さっきの1階では進んでなかった道だから安心して欲しい

 螺旋階段の上から、下を確認する

 …はい、円柱部屋だね

 部屋の中央部に宝箱があり、それを守るように骸骨騎士が4体立っている


ニャック

「…甲冑着たスケルトンが4体、真ん中には宝箱がある」


サクラ

「甲冑を着たスケルトンですか…

 …恐らくスケルトンソルジャーだと思われますね

 甲冑や大きな武器で武装したスケルトンで、近づくものを攻撃します

 その武器での《全力攻撃》が厄介ですが、重い武器が災いして避けることは苦手なようです

 弱点は御察しの通り回復効果ですね」


ウィザード

「当たりやすいって言っても、重装甲に攻撃が弾かれそうなんだが…」


ニャック

「回復効果なら【ヒーリング・バレッド】が使えるけど…

 …これってアンデッドには効果ないんだよな〜」


ノア

「魔法ならなんとかなりそうだね」


サクラ

「精神抵抗が高いので、魔法も半減させられますね」


ニャック

「こっちは耐久低いから、結構キツイな…」


ダンテ

「…なあ、こいつらおびき出せないか?」


サクラ

「移動力は21ですが…」


ニャック

「俺より遅いのか、ならおびき出せるぞ」


ダンテ

「だったら、2階の廊下まで連れて来れるか?」


ニャック

「まあ…頑張れば行けるか?」


ダンテ

「よし、ならいい作戦があるぞ」


 そして、このスケルトンソルジャーとの戦いが始まる



 螺旋階段を下りてくる人影が1つ、ニャックのような人影だ

 …まあニャックなんだけどね


ニャック

「この辺りまでは敵対されないのか?」


 螺旋階段を下り、1階の床を踏んだ瞬間、スケルトンソルジャーが動き出す!


ニャック

「デスヨネー!」


 スケルトンソルジャーが動き出した瞬間、階段を上り2階へと逃げるニャック

 …その姿はさながら警察に追われるコソ泥だ

 2階の円柱部屋に出て、扉の前で待機する


ニャック

「…あれ?来ない?

 …って来た!」


 螺旋階段を上ってきたスケルトンソルジャーを確認した後、扉を抜けて狭い通路に逃げるニャック

 スケルトンソルジャーはそれを追いかける

 …その通路の先では、燃える矢を構えたダンテが立っていた


ダンテ

「流石リーダーだな」


ニャック

「俺に当てるなよ!?」


ダンテ

「任せておけ

 ……………

 …見えた!」


 ある瞬間を見計らい、矢を射るダンテ

 矢は炎の尾を引いて通路を飛び、ニャックの首元を素通りして、その奥のスケルトンソルジャー4体をまとめて貫く

 …迷宮に入る前にも使っていた〈竜牙の矢〉

 何回も説明するが、これは命中判定かつ魔法ダメージで貫通する矢だ

 通路に誘き寄せることで敵は一直線に並ぶ

 しかし、それではニャックにも当たってしまう

 そこで《鷹の目》だ

 通常なら、射線上に他のキャラクターがいてもその奥を狙える戦闘特技だ

 しかし我が卓のハウスルールによって、追加で魔法以外の「形状:貫通」の対象を選べるという能力も備えられる

 え?なんでそんな事できるのって?

 敵だけを貫ける射線を見つけられるからじゃないの?

 ちなみに、スケルトンソルジャーはこの一撃で粉砕された


ダンテ

「…思ってた以上にクリティカルしたな…」


ニャック

「…首掠めたぞ…

 死ぬかと思った…」


ウィザード

「この後に誤射覚悟で【ライトニング】待機してたが、問題なかったか」


ニャック

「タマネギの【ライトニング】誤射は1回で十分だっての…」


サクラ

「ナイス囮でした」


ノア

「爆弾処理とDクラス職員と囮を兼任するのがリーダーの仕事なのかな?」


ニャック

「勘弁してくれよ…」


 スケルトンソルジャーだった骨を漁り、戦利品を獲得する

 …結果は頑丈な骨(30G)が2個、魔力を帯びた骨(250G)が2個だった

 流れでニャックが螺旋階段を下り、宝箱の安全確認に入る

 勿論、ニャック以外は部屋の外から覗いている

 …特に罠がある訳でもなく、そのまま開ける

 ……………

 …中は空っぽだ


ニャック

「これは…空?」


サクラ

「大丈夫そうですか?」


ニャック

「…あ〜なるほど

 大丈夫だぞ〜」


ダンテ

「宝箱の中身はなんだったんだ?」


ニャック

「えっと…

 二重底になってて、なんかの指輪が入ってたぞ」


 まさかの二重底の宝箱から、指輪が発見された

 ニャックが普通に触れていることから、銀製ではないことがわかる

 まあ石製なんだけどね

 この指輪には大きな台座があり、そこには炎を吐く竜の紋章が刻まれている

 紋章の竜の目には、小さい宝石がはめ込まれているようだ


サクラ

「これは…紋章入りの指輪ですね

 大体3000Gで売れます」


ダンテ

「3000Gか

 結構な儲けだな」


ウィザード

「他には何か無いのか?」


ニャック

「特になさそうだな〜」


ノア

「じゃあ先に進もうよ!」


 指輪をニャックの背負い袋に入れ、準備完了

 そんな訳で、左手法を続ける



 2階に上がってきた部屋まで戻ってきた残虐非道の破壊軍

 今度は斜め右、まあ入った扉から見たら左の扉を開ける

 案の定、狭い通路だ


ダンテ

「とりあえず40m進めばいいのか?」


サクラ

「20m進んだ辺りで、左手方向に広い部屋が見える可能性もありますね」


ウィザード

「それにしても、この迷宮って簡単な造りだと思わないか?」


ノア

「初めての魔剣の迷宮だからね〜」


 …40m進んだ辺りで御察しの通り扉に突き当たる

 安全確認はリーダー(笑)の仕事、ニャックが扉の向こうを確認する

 …中は円柱部屋で左には扉、部屋の中央部に設置された丸いテーブルを囲むように、冒険者が座っている


ニャック

「…冒険者が集会してるみたいだぞ」


ダンテ

「見かけないと思ったら、ここにいたのか…」


サクラ

「早速入りましょう」


 安堵しながら扉を開く残虐非道の破壊軍

 それとは別に、何が来るのかわからない冒険者たちは戦闘態勢に入る

 中に入ってきたのが彼らだと分かり、こちらも安堵する


円卓の冒険者A

「…なんだ、残虐非道の破壊軍じゃないか

 脅かすなよ…」


ウィザード

「私たちって、本当に有名になったもんだよなー」


円卓の冒険者B

「自惚れんなぁ!

 お前らは精々冒険者の噂程度の認知度だ!」


ダンテ

「…なんか…すみません」


ノア

「ところで、なんでこんな所で集まってるの?」


円卓の冒険者C

「あっ気になる?

 実はね、この魔剣の迷宮、魔剣が見当たらないんだ」


サクラ

「魔剣が見当たらない?」


円卓の冒険者D

「迷宮内を隈無く探したのですが、それらしき場所が1つも無く…

 このまま帰るのも癪ですので、ここで新しく来る冒険者に情報を提供しているんですよ」


円卓の冒険者A

「という訳だから、この先は特に何も無いんだよね」


ニャック

「2階の反対側は探索したのか?」


円卓の冒険者B

「行ったに決まってるだろぉ!

 1階に降りたら宝箱があったが、中は端金だったんだよ!」


ニャック

「…なるほどね〜」


ダンテ

「ありがとうございました、俺たちは奥の方を調べようと思います」


円卓の冒険者A

「いや、ちょっと待ちな」


ウィザード

「…何だ?」


円卓の冒険者C

「あのさ、俺たちこの先は何もないって言ったじゃん?」


サクラ

「言ってましたね」


円卓の冒険者B

「俺らは情報をくれてやったんだ!

 お前らは対価として情報料を払えや!」


ノア

「…馬鹿みたい」


ダンテ

「…なるほど、その為にここに居座ってたのか」


円卓の冒険者D

「すみませんね

 私達も稼ぎが必要なんですよ」


ニャック

「こういう絡んでくる冒険者って、本当に面倒だよな〜

 何もないってのは実際に探してみなきゃ分かんないし、そんな情報に価値なんて無い

 そんじゃ、俺たちは先に進むんで」


 次の扉へと向かおうとすると、武器を構えた冒険者たちが道を遮る

 …冒険者たちは、完全に敵意を剥き出しにしている


円卓の冒険者A

「…情報料を払わないなら、通行料を払ってもらおうかな?」


ダンテ

「…戦闘は避けれないみたいだな」


ノア

「殺っちゃう?」


ニャック

「殺すのはやめとけ

 俺たちが殺ったって知られたら、流石のロシレッタでも面倒だし」


ウィザード

「つまり、死なない程度に痛めつければいいんだな?」


サクラ

「目標は気絶でしょうか?」


円卓の冒険者D

「あの残虐非道の破壊軍を倒したとなれば、私達も多少は有名になるでしょう」


円卓の冒険者B

「悪逆非道の冒険者を倒した正義の冒険者たちかぁ!

 俺たちに相応しいと思わないかぁ?」


ウィザード

「悪逆非道なのはそっちなんだよなー」


ニャック

「まああの五月蝿いのは馬鹿そうな面してるからな〜」


ノア

「あっちは完全に殺しにかかってる気がするんだけど…」


ダンテ

「…ニャック、さっきの作戦使えるか?」


ニャック

「…多分気付かれるんじゃないか?」


ダンテ

「まあそうだよな…」


円卓の冒険者C

「まあね、そういう訳で、今から死んでくれるかな?」


 得るものなど1つもない、無意味な戦闘が始まる!



 先制を取ったのは我らが残虐非道の破壊軍!

 まずはサクラの敵情報確認


サクラ

「AとBは腕利きの傭兵、CとDは魔道に魅入られた魔法使いのようですね

 AとBは剣と盾、それから皮鎧で武装した戦士で、様々な剣技に富んでいます

 Cは真語魔法、Dは神聖魔法をそれなりに鍛えた魔法使いで、特に特出した事は無いでしょう

 どちらも人族ですので弱点はありません」


ダンテ

「…腕利きの傭兵って、ステータス高すぎじゃないか?」


サクラ

「サンダーバードよりはマシですよ」


ニャック

「あれは雷鳴がキツイんだよな〜」


ノア

「前衛はどうするの?」


ニャック

「とりあえず俺は確定か?」


ダンテ

「俺は後衛だな」


ウィザード

「私も後衛でいいかな」


ノア

「私は前衛ね」


サクラ

「私は部屋を出ますね」


ダンテ

「自然な流れで外に出てるけど、魔法覚えたんじゃなかったのか?」


サクラ

「MPが勿体ないですし」


ニャック

「誰から動くよ?」


ノア

「とりあえず私から動く?」


 …書いてて長くなりそうだと思った今日この頃

 とりあえず、紙装甲でギリギリ耐えながら戦って、HPが低くなったらニャックの【ヒーリング・バレッド】で回復してを繰り返してただけなんよな〜

 …むっちゃ長かったけど

 …もうカットでいいか



 なんとか円卓の冒険者たちを戦闘不能にした残虐非道の破壊軍

 死者は1人もいないが、こちらの消耗が激しい

 ニャックは瀕死かつ弾切れ、ダンテは〈竜牙の矢〉以外の矢は数本あるだけ

 タマネギはMP切れで、ノアはHPがちょっと減ってる

 ちなみに、サクラは特に消耗はない


ニャック

「はぁ…はぁ…

 …弾切れだよ…」


ダンテ

「まあ少し矢が残ってるが、心許ないな…」


ウィザード

「もう魔法使えないんだが…」


サクラ

「ポンポン魔法撃ちすぎなんですよ」


ニャック

「とりあえず…先に進むか…」


ノア

「休もうよ〜」


ダンテ

「ちょっと休憩したいが…1時間くらい経ったらこいつら起きるんだよな…」


 失うものが多かった戦闘を終え、左にある扉を抜けて先へと進む



 扉の奥の通路を歩くこと20m、左側に広い部屋が見えてくる

 左手法の宿命で、この部屋に向かう残虐非道の破壊軍

 内装は1階とほとんど同じ、中央部に巨大な柱がある部屋だ

 ただ、ここには謎の石碑が置かれている


ノア

「なんか石碑がある?」


ダンテ

「何か書いてあるか?」


ニャック

「えっと…

 とりあえず…交易共通語と魔動機文明語ではないな」


サクラ

「汎用蛮族語と神紀文明語とドレイク語も違いますね」


ウィザード

「…読める!読めるぞ!」


ダンテ

「俺は読めないから、魔法文明語か?」


ノア

「そうみたいだね」


ウィザード

「解読するぞ

 何々…『道は穢れし王、鍵は輪廻の炎』

 …ダークリングじゃないか!」


ノア

「何言ってんの?」


ダンテ

「穢れし王と輪廻の炎か…

 覚えておこう」


 それ以外は特に何もなかったので、この部屋から出よう



 大部屋から出て左に進むこと20m、いつもの扉に行き着く

 中を確認すると、円柱部屋だ

 螺旋階段があるだけで、他には何もない

 ちなみに今度は上りだよ


ニャック

「…階段見つけた」


ダンテ

「今度は上りか?」


ニャック

「…上りだな」


サクラ

「敵影は無いですか?」


ニャック

「まあ…問題ないな」


ノア

「じゃあ、上の階に行こうよ」


ウィザード

「やっと3階か、微妙に長かったな」


ダンテ

「あの冒険者が一番長かったな…」


 …そんな訳で、3階は次回!

隻眼の青年

「やっぱりダンテの弓は強いよな〜」


老人

「これでサポートを目指してたんだから驚きだよな」


王冠帽の青年

「ダンテの変貌ってこのことなのか?」


隻眼の青年

「まあこれからもっと変貌するけどな〜」


子供

「こんかいはなにをせつめいするの?」


老人

「説明する部分は…何かあったか?」


王冠帽の青年

「…ダンテが腕利きの傭兵が強いって言ってたのは何だったんだ?」


隻眼の青年

「あ〜あれか

 簡単に説明すると、ソードワールド名物『レベル詐欺』だな」


子供

「レベルさぎ?」


老人

「ちょくちょく魔物レベルに見合わない強さの魔物が存在するんだよ

 例えば今回の腕利きの傭兵なら、全体的に高水準なステータスで、これより2レベル高い正騎士よりも火力が出るって言うおかしさだ」


隻眼の青年

「他で有名どころと言ったら…

 初手からデメリット無しで範囲魔法攻撃連発してくるトラウマメイカー『サンダーバード』

 防護点無視のガンを連発し、なおかつ全ての部位を壊さないと倒せない破壊兵器『ドゥーム』

 妖精魔法と神聖魔法の2つの魔法を操り、《魔法拡大/数》でひたすら弾幕を張ってくるゴブリンの皮を被った悪魔『ゴブリンシャーマン』

 圧倒的部位数からの数の暴力で蹂躙する竜王『ヒドラ』

 …こんなもんか?」


王冠帽の青年

「意外と酷いな…」


老人

「まあ、SNEだしな」

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