迷宮発見
ファルブレイム島の中央部…
グリフォンに導かれ、その場所に着いた残虐非道の破壊軍が見たものは、ある巨大な建造物だった
ダンテ
「これが…魔剣の迷宮?」
ニャック
「迷宮ってか要塞だな
縦横80m、高さは…15mくらいか?」
サクラ
「壁には先鋭的な装飾が施されていますね
この特徴は魔法文明デュランディル時代に流行った建築様式ですね」
ウィザード
「マホウブンメイ?」
ニャック
「タマネギは魔法文明語使えるだろ?
それが共通言語だった時代だよ〜」
ウィザード
「ああ、なるほど」
グリフォンにお礼を言い、上空から迷宮を観察していたノアがある事に気付く
ノア
「…遺跡の角の物見櫓に、なんか乗ってるよ?」
ニャック
「あ〜確かにいるね〜
あの影は…うわぁ…」
ダンテ
「何だ?」
ニャック
「…弓持ちのスケルトンだ
ユリーシャさんがいたら楽なのに…」
サクラ
「その特徴だと…スケルトンアーチャーですね
防衛本能が強く、近付いてくる者には容赦ない射撃をしてきます
身体が骨ですので、刃武器ではクリティカルが起こりません
弱点は回復効果ですが、この中で使える人は限られているでしょう」
ニャック
「敵との距離は20m、最大まで近付いても15mか…
剣は勿論銃も射程が足りないから、俺はお手上げだな〜」
サクラ
「リーダー(笑)なんですから、ちゃんと戦ってくださいよ」
ニャック
「(笑)を付けるな!
ってか、非戦闘員に言われたくねぇよ!」
ダンテ
「敵の数は各櫓に1体ずつで計4体、とりあえず手前側の2体を倒せば問題ないだろう
配置的に、直線でまとめて攻撃は無理そうだな…
…普通の矢でも問題ないか」
ウィザード
「スケルトンって、倒しても甦るんだよなー
神聖武器も無いし、結構キツイな…」
ニャック
「いや、そんな事はないぞ
HP0になったらただの骨になるし」
ノア
「トワイライトに乗れば高さは関係ないよね」
ニャック
「…俺はダンテの武器に【エフェクトウェポン】でもしておくか」
そんな訳で、戦闘開始!
…戦闘は結構すぐ終わるし、今回やっちゃうか
先手を取った陣営は我らが残虐非道の破壊軍!
最初に行動するのはニャックだ
ニャック
「まあ予告通り、ダンテの弓矢に【エフェクトウェポン】だけどな
属性はとりあえず俺が好きな雷属性にしとくぞ〜」
ダンテ
「まあ、今回は属性関係ないからな」
ニャックの所持する〈マギスフィア〉からアンテナが伸び、ダンテの武器に向けられる
その後、ダンテの持つ武器が放電を始める
…消耗品の矢に属性付与しても、その1回しか強化されない気がするって?
それは作者もそう思った、だから弓矢に付与したのだ
これなら弓に効果が付与されるから問題ないと思いたい
…次に行動するのはダンテね
ダンテ
「…せっかくバフをかけてもらったし、使ってみるか」
そう言うと、ついさっき作った矢を取り出し、弓を構える
それと同時に、構えた矢の矢尻が炎と雷をまとい始める
…頭上にいるスケルトンアーチャーを狙い、矢を放つ
ダンテ
「当たれ!」
…放たれた矢は燃えながら放電し、スケルトンアーチャーの骨を次々と貫く
スケルトンアーチャーを粉砕した後も矢は飛んでいき、ダンテから30m離れた辺りで炎と雷が消えて地面に落ちる
…落ちた矢は傷1つ付いていない
ダンテ
「…これは想像以上だな」
ウィザード
「私はもう1体の方をやっておくかな
真、第四階位の攻
閃光、雷撃ー稲妻
【ライトニング】!」
タマネギが呪文を唱えると、持っている大剣から稲妻がほとばしる
なんで大剣から?と思ったそこの君!
そんな君の為に説明しよう!
真語魔法と操霊魔法を使用する為には、〈魔法の発動体〉というものを手に持つ必要がある
通常ならば、指輪を〈魔法の発動体〉にして指にはめたりするのだが、武器に専用の加工を施して武器を〈魔法の発動体〉にする事も可能なのだ
このタマネギはそれをしているだけだ
…ちなみに稲妻はもう片方のスケルトンアーチャーに当たり、普通にダメージを与えた
ウィザード
「この程度か」
ノア
「じゃあ私がトドメ刺すね〜
行くよトワイライト!」
そう言うと、もう片方のスケルトンアーチャー目掛けて突進を始める
…御察しの通り【チャージ】だ
ノア
「うりゃ!」
突進は狙い通りスケルトンアーチャーに当たり、バラバラに崩す
…これにて戦闘は終了だ
ニャック
「おつかれ〜」
サクラ
「ニャックは何もしてませんけどね」
ダンテ
「サクラもだろうが…」
ウィザード
「…本当に復活しないんだよな?」
ノア
「早速中に入ろうよ!」
ダンテ
「そこのデカイ扉から入るのか?」
ニャック
「そうだろうな〜
とりあえず、俺の後に続け!」
こうして、迷宮探索が始まる…
老人
「ようやく着いたか」
隻眼の青年
「全く…
ニャックのくせに使えないニャックだな〜」
王冠帽の青年
「そ…そうだな」
子供
「こんかいはなにをせつめいするの?」
隻眼の青年
「最近、説明する部分が無いんだよな〜」
老人
「まあ、本編で説明するのが多いからな」
王冠帽の青年
「それなら、さっきウィザードの辺りで説明してた〈魔法の発動体〉の詳しい説明が欲しいんだが…」
隻眼の青年
「詳しい説明?
…とりあえず構造だけ説明するか〜
大体はマナに反応する宝石と、魔法文明語の文字を刻んで作られてたっけ?」
老人
「確かそんな感じだったな
それをペンの先端のように扱って、詠唱をしながら中空に文字を書いて魔法を行使するんだったか」
王冠帽の青年
「なるほどな…」
子供
「おじいちゃん!
ぼくもまほうつかいたい!」
老人
「分かった分かった…
今度教えてやるよ」
子供
「やったー!」




