島への渡し舟にて
ロシレッタの西端、半島の先端から伸びるように存在する大きな桟橋に集まった残虐非道の破壊軍
この桟橋こそ、“燃える水の島”ファルブレイム島に向かう渡し船の出発点である“燃える水の桟橋”だ
…といっても、その島や桟橋が常時燃えてるとか、そんな地獄絵図な訳ではない
ファルブレイム島が元々火山が連なる山脈だった事が、“燃える水”という名前の由来だ
ダンテ
「この桟橋、名前負けしてる感が凄いな」
ニャック
「燃えてないしな〜
とりあえず乗船手続きしてくるから、その辺で待っててくれ」
ノア
「場所が違うんじゃない?」
ウィザード
「何でだろう…船乗ってる途中で燃える未来が見えるんだけど」
ダンテ
「大丈夫だ、問題ない」
サクラ
「フラグですか?
ねぇ、フラグですか?」
…仕方ない、過去改変してフラグ回収させておくか〜
ん〜と…どうフラグ回収させよう…燃える系の未来でしょ?
……………
…まあ、これでいいか
乗船手続きを済ませ、渡し舟に乗る残虐非道の破壊軍
ちなみにノアはトワイライトに乗りながら、船の近くで低空飛行してるッス
多分騎獣との親睦を深める為じゃないかな?
…乗船してから2時間ほど経った頃、頭上が騒がしくなってくる…
ニャック
「…なんか近付いてきてるな」
ダンテ
「ノアじゃないのか?」
ニャック
「えっと…
…ノアの他にもう1つ、飛行物体があるな〜」
ウィザード
「またガーゴイルか?」
サクラ
「こんな場所にガーゴイルが出る訳ないでしょ?」
ノア
「…なんかドラゴンが来た!」
ダンテ
「…ドラゴン!?」
サクラ
「…あれはワイバーンですね
ドラゴンに見えますが前足の代わりに大きな翼を持つのが特徴です
普通は山岳を主な生息地にしているはずですが…何故海のど真ん中にいるのでしょうか…
ちなみに弱点は命中力+1です」
ウィザード
「弱点が変なことになってるが…」
ニャック
「まあファルブレイム島の近くだからな〜
あの島って元々山脈の山頂だし、山岳に生息する魔物が結構多いんだよ〜」
ダンテ
「言ってる場合か!
これ絶対襲ってくるよな?」
…まあ、フラグ回収の為に出したワイバーンだし、戦闘だよね?
先手を打つのはイベント補正でワイバーン、真っ先に火炎の息吹を吐いてくる
…やったね、船乗ってる途中で燃えるよ!
ちなみに、ワイバーンは炎吐いた後すぐに帰ってった
ダンテ
「熱いっ!
…って船に引火したぞ?」
ウィザード
「これじゃあ沈むんじゃないか!?」
サクラ
「フラグ回収お疲れさまです」
ニャック
「ノア!そのヒポグリフって他に人は乗せれないのか?」
ノア
「ふたり乗りまでしか出来ないよ」
ウィザード
「3人は海の真ん中に放置されるのか…」
ニャック
「…とりあえず俺以外の誰かだな
一応現在地とファルブレイム島の場所は分かるから、泳いでいけるぞ」
ダンテ
「…効率を考えると、泳ぎが苦手な奴になるが…」
サクラ
「私泳げませんよ」
ニャック
「…決まりだな」
…そんな訳で、ノアとサクラがトワイライトに乗り、ニャックの先導の元ファルブレイム島へと泳いでいく一行…
……………
…帰りどうしよ?
渡し舟で2時間以上の距離を、流石に泳いでは無理だしな〜
……………
…過去改変の弊害だな、これは
老人
「…過去が変わってるな」
隻眼の青年
「中の人が丁度集まってたから序盤でセリフ書かせたら、なんかフラグ立ててたからな〜」
王冠帽の青年
「なんでフラグ立てようとしたんだよ…」
子供
「こんかいはなにをせつめいするの?」
隻眼の青年
「ワイバーンの説明はサクラがやってたからな〜」
王冠帽の青年
「俺はワイバーンの弱点について気になるんだが…」
老人
「命中力+1か」
隻眼の青年
「あれはな、ゲーム内的にはワイバーンに攻撃をする時の命中判定に+1の補正値を与えるって処理なんだが…
…描写としてはどうなってんだ?」
老人
「確か…敵の動きの癖とかから、避けにくい場所を攻撃するようにしていた記憶が」
王冠帽の青年
「そうなのか?」
老人
「まあ、そういう感じの認識でいいと思うぞ」
隻眼の青年
「命中力+1って、意外とデカイからな〜」




