〈黒猫亭〉に客1人…
その日、我らが残虐非道の破壊軍は〈黒猫亭〉で各々の時間を過ごしていた
ダンテは買ってきた材料を元に絶賛〈竜牙の矢〉を作成中、サクラは妖精魔法について勉強中、ノアはヒポグリフのトワイライトの世話に力を入れ、ニャックは接客をしていた
そんな中、〈黒猫亭〉に恐る恐る入ってきた客は、微妙に見覚えのある金髪の男性だ
え?マルク?誰それ?
…もう少しその男性について補足説明をしよう
背中には大剣、服装は自警団の本拠地にいた人と同じ服を着ており、若干耳をガードする姿勢を取っている
…そう、タイガーだ
タイガー
「……………
…扉を開けたら爆発とかの罠は無いようだな…」
ニャック
「いらっしゃいませ〜
こちらメニューでございm…ってあれ?
…なんか見覚えがあるような…誰だっけ?」
タイガー
「…俺としては、もう二度と会いたくない顔だったんだがな…」
ニャック
「…そうだ!盗賊団の頭領だった奴だ!」
タイガー
「今は色々あって、ロシレッタ自警団の団員に降格したがな…」
ニャック
「その自警団員さんがこの店に何か用ですかい?」
タイガー
「いや
店というより、残虐非道の破壊軍に用があって来たんだ」
ニャック
「あ〜
そんじゃ、ちょっと仲間を呼んでくるからその辺の席に座っててくれ」
…敵に囲まれて絶体絶命の状況にいるくらい警戒しながら、席に座るタイガー
現在宿にいるメンバーを呼んだ後、タイガーの元へ連れてくる
タイガー
「…あの作戦を立案した奴はいないよな?」
ダンテ
「ああ…ジンならここには滅多に来ないが」
タイガー
「…ならひとまずは安心できるな」
サクラ
「そもそも中の人があまり参加しませんからね」
ノア
「…誰?」
ニャック
「で?
俺たちにどんな用なんだ?」
タイガー
「その事だが…お前らはあの襲撃の親玉を倒したんだよな?」
ダンテ
「まあ倒したな」
サクラ
「そんな事も知らないんですか?」
タイガー
「いや、ただの確認だ
次に質問なんだが、その親玉の魔剣はどうなった?」
ノア
「そういえば無かったよね?」
ニャック
「戦利品漁ったけど、何故か取得出来なかったんだよな〜」
タイガー
「……………
…これで話が繋がったな」
ダンテ
「何の話だ?」
タイガー
「知らないのか?
ファルブレイム島に突如出現した魔剣の迷宮の話なんだが」
ニャック
「あいにく、接客とかで忙しかったからね〜
最近の事はよく分からん」
タイガー
「まあその迷宮を探索する冒険者が最近増えているんだが…迷宮を作った魔剣の情報が全く無くてな
ここでの話を聞く限りではそのドレイクの魔剣なんだろう
…暇ならお前らも行ってきたらどうだ?」
ダンテ
「今日はそれほど客もいないし、いいんじゃないか?」
サクラ
「魔剣の迷宮…興味深いですね」
ノア
「お姉ちゃんは朝早くに、ペガサスとどっか行っちゃったんだよね…
…私も行く!」
ニャック
「まあそこまで言うなら行ってみるか?」
タイガー
「気をつけて〜
…意外とメニューが安いな」
〈黒猫亭〉を後にする残虐非道の破壊軍、店を出てすぐに見覚えのあるタマネギとバッタリ会う
ウィザード
「…あれ?
昼飯を食べに来たんだが…」
ニャック
「丁度良かった
タマネギも来いよ!」
ウィザード
「ヤメロー!シニタクナーイ!」
…タマネギも強制連行され、計5人のパーティが魔剣の迷宮攻略に乗り出す
老人
「再登場だ!」
隻眼の青年
「良かったな〜」
王冠帽の青年
「タマネギが…攫われた…」
子供
「こんかいはなにをせつめいするの?」
隻眼の青年
「ん〜と…
んじゃ魔剣の迷宮について説明するか?」
王冠帽の青年
「それは正直気になる」
隻眼の青年
「んじゃ説明するぞ〜
まず前提として、魔剣の中には意志を持ってるものがある
そんな魔剣が自分の所有者を選別するために、特殊なダンジョンを生成して冒険者を試すんだよ
それが魔剣の迷宮」
王冠帽の青年
「…分かるような、分からないような」
老人
「まあ、詳しくは『ソードワールド2.0』のルールブックやサプリメントを買って各自で調べてくれ」
子供
「けんにもいしはある!」




