ある英雄(?)たちの物語
本編を始める前に、あの襲撃の後の彼らについて説明しておこう
駆け出し冒険者のくせに1人50000Gとかいう大金を手に入れた残虐非道の破壊軍
…『彼ら』とか『一同』とか『一行』とか『あいつら』じゃなくて、固有名詞で呼べるのはリプレイ的にやりやすいな〜
まあそんなこんなで、悪い噂しかなかった駆け出し冒険者から、街を救った英雄(?)になった訳だ
それに関係してか、〈黒猫亭〉にも客がちらほら見えるようになった
ニャック
「…この宿で20年生きてきたけど、今まで見た事ないくらい繁盛してるな〜」
ダンテ
「まあ、今までまともな客はタマネギしかいなかったからな」
ユリーシャ
「現状居るだけでも9組29人、もう少しで集団二桁と人数30台突入ですね」
ルシア
「よくこんな穢れた店に来ようと思ったわね…」
ノア
「でもまだ店としては少ないよね」
サクラ
「10組目かつ30人目の客が来ましたよ」
ウィザード
「……………
昼飯を食べに来たんだが…店を間違えたか?」
ニャック
「間違ってないから帰ろうとするな!」
ユリーシャ
「前回の緊急クエストで私たちの名前が広まったので、相乗効果でこの宿が繁盛してるんですよ」
ニャック
「ってかこの人数は俺とコボルドじゃ捌ききれん!
タマネギ!今日のお代は割引くから、手伝ってくれ!」
ウィザード
「まあ食費が浮くなら構わんが…」
ロクダット
「御意」
ダンテ
「うわっ!?
…いつの間にかロクダットが皿を洗ってる?」
…まあ、そんなこんなで〈黒猫亭〉が珍しく繁盛しているが、それより気になるのは前回の報酬である50000Gの使い道だろう
ということで、これから覚えている限り説明していこう!
まずは我らがダンテ!
前回の戦闘である事実に気がついたらしい
それは…
ダンテ
「…俺って、高火力を出す手段少ないよな」
…実際、弓シューターが瞬間的な高火力を出す方法は、番外編の狩人が使ってた〈魔力の矢〉のような特殊な矢を使うくらいしかない
だが、矢とは消耗品である
ただでさえお金を消費する錬金術師のダンテに、矢の金額まで出す余裕はない
…だが、消費しない矢が存在しない訳ではない
ダンテ
「そういえば、撃った後も回収できる矢があったよな
確か…〈竜牙の矢〉だったか?」
番外編で狩人も言及していた、あの〈竜牙の矢〉だ
簡単にこの矢の能力を説明しよう!
〈竜牙の矢〉は、炎を吐く竜の牙を矢尻として加工することによって、灼熱の炎を纏うようになった矢だ
ゲーム内的処理を説明すると、攻撃が炎属性の魔法ダメージになり、更に「形状:貫通」になるというぶっ壊れ性能
しかも、劣化版の〈魔力の矢〉と違い常時回収可能
…とりあえず、この〈竜牙の矢〉を数本集めるだけで弓シューターは格段に強くなれる
……………
…まあ、〈魔力の矢〉と比べ物にならないくらいお高いんですが
ダンテ
「〈竜牙の矢〉って、材料があれば俺でも作れそうだな
材料から買えば合計半額だし、報酬が半分くらい余るかな?」
…まあ、前回有り余るほどお金を稼いだダンテたちからすると、〈竜牙の矢〉を1本買うのは意外と楽だったりする
…これがダンテが豹変する前触れだったな〜
次はノアとルシア!
…なんでここでノアルシアと思ったそこの君!
大きな買い物した人が、思ってた以上に少なかったんや…
確かノアは報酬を受け取った時に、自分の騎獣を買いたいと言っていたのを覚えているだろうか?
…え?覚えてない?
はい、読み返して、どうぞ
そんな訳で、ノアとルシアは現在ライダーギルドでウィンドウショッピングを楽しんでいる
ルシア
「付き添いでここまで来たけど、ついでに私も自分の騎獣を買おうかしら」
ノア
「お姉ちゃんはどの騎獣を買うの?」
ルシア
「私はペガサスを買おうと思ってるわ
…同じ騎獣選ぼうって話なら却下よ、ノアが欲しいと思った騎獣を買わなきゃ」
ノア
「分かってる〜」
ノアの付き添いでついてきたルシアが、ノアより先にペガサスを買う
一方ノアは、そのペガサスの隣に並べられていたヒポグリフと目が合う…
ノア
「…私この子にする!」
ルシア
「そんなに簡単に決めていいの?」
ノア
「だって可愛いんだもん
私この子にする!」
ルシア
「はいはい…
予算と適正レベルは足りてるわよね?」
ノア
「15000Gと最低レベル4だから…足りてるよ!」
ルシア
「まあ、前回一気にお金と経験点手に入れたからね…
…GMはちゃんとバランス調整できてるのかしら…」
え?バランス調整?
ナンノコトカナー
…この時買ったヒポグリフが、ノアの騎獣として永久就職する事になるとは、まだ彼らは知らない
ちなみにこの後、このヒポグリフはトワイライトという名前をつけられた
…黄昏要素は何処だ?
他には誰か特殊なの買ってたっけ?
…確かニャックは剣の新調で終わってたし、ユリーシャさんは魔晶石を買うくらいしか買い物してなかったし…
…ジンはジンでGMに進言せずに色々買ってるから知らんし、ロクダットは全然買い物しないから全額貯金だったかな?
タマネギは…えぇ?何か買ってたっけ?
……………
…そうだ!サクラだ!
確か後書きでやったサクラの説明の時、GMの命令で魔法覚えさせたって言ってたよね?
え?覚えてない?
そんな君はバルトゥーの屋敷の地下を探してください
…でだ!
そんなこんなで魔法技能を覚える事になったサクラだが、彼女は一体どんな魔法を取得するのだろうか?
サクラ
「って言っても、面倒だからロールプレイはしないんですけどね」
…こうして書いてると、サクラオンリーで話を書く難易度が明らかに高い事に気付くな〜
だって、中の人がロールプレイを面倒臭がるから、自ずとロールプレイがメタくなる…
…仕方がない、無理矢理ロールプレイをさせよう
サクラ
「私たちのパーティって、何気にメジャーな魔法を持つ人は全員揃ってるんですよね」
…ソードワールド2.0には、合計7種類(特殊な魔法を含めると8種類)の魔法技能がある
そのうち1種類は古代魔法文明時代に栄え、現在は廃れた技能である秘奥魔法な為、自動的に1つ除外される
そして、現在も使われている魔法の中にも、異界から魔神を召喚してその力を操る召異魔法があるが、これは人族の間では禁忌とされており、露見すると最悪極刑にされる為除外
残った5種類の魔法を説明しよう!
弾幕は火力だぜ!真語魔法…使用者:カタリナウィザード
霊魂を操るトリックスター!操霊魔法…使用者:ロクダット
神の奇跡をその身に宿せ!神聖魔法…使用者:ユリーシャ
各属性の妖精を使役せよ!妖精魔法…使用者:ジン
魔法の機械を巧みに操る!魔動機術…使用者:ニャック
…これに、ソーサラーとコンジャラーを共に持つ者のみが扱える深智魔法があるのだが、多分名前からしてタマネギが覚えるのだろう(実際いつか覚える)
サクラ
「真語魔法は戦闘向きだし、操霊魔法はなんか違うし、神聖魔法はタビットだと取得できないし…
…妖精魔法の闇属性って、面白そうなのが多いみたいですね」
妖精魔法には6種類の属性が存在する
地形に干渉する土属性、水に干渉する水・氷属性、火力担当の炎属性、音や空気に干渉する風属性、癒しを司る光属性…
…そして、人の心に干渉する闇属性…
見ての通り、闇属性は戦闘にはあまり向かない
というか妖精魔法の闇属性だけ、攻撃手段を一切持たない
…戦闘できるように魔法を覚えさせるのに、戦闘できない魔法を取得しようとしないでもらいたいな…
サクラ
「そうと決まれば早速取得して、オニキスなどの黒い宝石を買いましょう」
そんな訳で、サクラは妖精魔法を取得して、闇属性に極振りした
…が、単属性のみを最大まで伸ばすのは無理だった為、適当に他の属性に手を出して終わった
……………
いい加減、戦闘しろよぉ…
王冠帽の青年
「…本編は?」
隻眼の青年
「ノリで書いてたら忘れちった〜☆」
王冠帽の青年
「忘れちったー☆…じゃないだろ
前回の後書きが嘘になってるんだが…」
老人
「まあ、一応メインメンバーの話だし、一応本編と言えなくもないだろ?」
子供
「こんかいはなにをせつめいするの?」
王冠帽の青年
「…この子はbotと化してるよなー」
隻眼の青年
「ん〜と…
…説明する部分あったか?」
王冠帽の青年
「〈竜牙の矢〉とか、ヒポグリフとか、妖精魔法とか、結構色々あったぞ?」
老人
「その殆どを本編で説明してるんだよな…」
隻眼の青年
「ヒポグリフは正直ただ早いだけの騎獣だしな〜」
王冠帽の青年
「どうする?」
隻眼の青年
「…今回はこれにて終了!
んじゃまたな!」




