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潜入(ステルスとは言っていない)

 簡易爆弾の威力に戸惑いながらも、作戦の次の段階に入る

 それは、盗賊団のアジトへの潜入と、気絶した盗賊の回収である

 文字だけ見れば、某ダンボールの妖精(蛇)や某鷲ダイブする暗殺者などのスタイリッシュなものを想像するだろうが、そんなものはさらさらない

 何しろ監視員を気絶させた後なのだからステルスの『ス』の字もない

 しかし…


ニャック

「でだ

 誰がアジト入る?」


サクラ

「流石に中が地獄絵図なのは想像できるので嫌ですよ」


ジン

「ニャックが入ればいいと思うぞ」


ニャック

「俺だってこんなところ入りたくねぇよ」


ルシア

「言い出しっぺが何言ってるのよ!

 これだからナイトメアは…」


ユリーシャ

「ナイトメアは関係ないと思いますよ」


ノア

「Zzz…」


ダンテ

「…話が纏まらないな…」


 …このように、只今絶賛論争中である

 まあこれも当然の事ではある

 想像してもらいたい、間接的とはいえ自分たちが被害を与えた犯行現場に、わざわざ入りたいと思う者はいるだろうか

 しかも、被害者は抵抗できない状態である

 いたとしても、それは重度のサイコパスくらいのものだろう

 そして、彼らは蛮族の肉を食べる輩ばかりだが、信じられないだろうがサイコパスは1人もいない


ニャック

「そもそもジンの作戦なんだから、責任持ってジンが行けよ」


ジン

「俺は作戦を立てるという役割で仕事をした

 仕事をしていないニャックが行くべきだろ!」


ニャック

「俺は今までの見張りで3徹だし、ここまでの探索を1人でやってんだよ!

 このままじゃ過労死するわ!少しは休ませろ!」


ジン

「じゃあ他の仕事をしていない奴がやればいいだろ」


サクラ

「私は何もやってませんがやる気も人を運ぶ力もありません!」


ユリーシャ

「私は最初の方の野営はずっと見張りをしていましたよ

 因みに、私の力では人間1人を運ぶのすら難しいですね」


ダンテ

「右に同じく

 そもそもエルフに力仕事を求めるのは間違ってると思うぞ」


ルシア

「私は荷物運びでちゃんと仕事をしていたわよ」


ノア

「Zzz…」


ニャック

「全員ちゃんと仕事をしてるし、してない奴はしてない奴でこれには向いてないんだよ」


ダンテ

「ノアは寝てるが荷物運びで働いていt…

 いや、荷物運びをしてたのは騎獣じゃないか?」


ジン

「それならルシアもそうだな」


ルシア

「私がレンタルした騎獣よ

 悪い?」


ダンテ

「いや…

 悪くはないが…」


ニャック

「とりあえず

 これはノアかルシアが行くのが良いんじゃないか?」


ジン

「ノアは寝ているから、起こす手間を考えると…

 ルシア、ゴー」


ルシア

「なんで私が…」


 …ノリ気ではないが拒否はしないルシア

 実際、さっきまでの論争でのルシアの意見は『スカウト持ちのニャックが行くべき』というものと『私は騎獣を使って荷物運びをしていた』ということだけで、行きたくないとは言っていない

 というわけで、ルシアが盗賊団のアジトに潜入する



 木々で隠された竪穴に、騎獣に乗ったルシアが入ろうとしている

 言い忘れていたが、ノアとルシアの騎獣は只の250Gの借り物(レンタルホース)である


ルシア

「竪穴って言ってたから身構えてたけど、結構傾斜が緩いわね」


 竪穴の傾斜は20°程、坂としては急だが竪穴と言われたら最早名称詐欺だ

 …だって、他に洞穴を説明する言い方が思いつかなかったんだから仕方がないじゃない!

 ……………

 …作者の語彙力がどれほどか分かった所で、話を続けよう


ルシア

「…意外と広いわね

 壁は固まった土かしら?」


 中は土の洞窟といった見た目で、幅1.5m高さ2mといったところか

 押し固められた内壁は、そんじょそこらの攻撃ではビクともしないだろう

 直線状に伸びたこの竪穴(仮)の奥からは、微かな灯りが見え隠れしている


ルシア

「あのクソッタレナイトメア、明るいって言ってたのは嘘だったようね」


 ……………

 …キャラ1人だけで会話をさせると、なんか可哀想なボッチ感が出てくるな〜

 ということで奥に進むまでカットで



 竪穴(仮)を抜けた先には、広い空間があった

 その空間は半径5m程の半球状で、ランタンによって光源を確保しているようだ

 空間の隅には大量の荷物が積まれた馬車と、さっきの音で失神したと思われる馬が倒れている

 床はあり合わせの木材で作られたようで、そこら中に転がる耳から血を流す人々の血により赤く染まっている

 …そしてルシアは気付く

 その倒れたものたちを金色の耳栓を付けながら必死に手当てする、背中に大剣を挿した金髪の男性がいることに…


ルシア

「あいつ、豪華な耳栓を付けているわね

 これって私に気付いてないのかしら?」


 ルシアはこの金髪の男に不意打ちを仕掛けることもできるし、話しかけることもできる

 …まあ、こんな所にいる時点で只の一般人ではないだろう

 ここは盗賊団のアジトだ(確証はない)

 空間の隅には行商人の馬車もある(確証はない)

 つまりこの男は盗賊である(確証はない)

 盗賊にかける情けはない!(確証もない)


ルシア

「先手必勝

 まずは【チャージ】の為にも距離を取ろうかしら」


 具体的には30mまで下がりたい所だが、30m後方は森の中、角度的に男を対象に取れないのである

 男目掛けて突進するには、竪穴(仮)方向に15mまで下がるのが限界だ

 というわけで、ルシアは竪穴(仮)の入り口付近まで距離を取った


ルシア

「この辺りまでみたいね

 …じゃあ、【チャージ】込みの全力槍の力を見せてあげるわ!」

王冠帽の青年

「全力槍の力を見せるって言ってたが、見せてないじゃないか」


隻眼の青年

「まあ次回まで待つことだな〜」


子供

「おじいちゃんでてきた!」


老人

「それじゃあ説明するとしよう!

 あの金髪の男性の名はt…」


隻眼の青年

「はいそこまで〜

 まだ見た目しか出てないだろ?」


老人

「…そうだったな…」


王冠帽の青年

「そういえば、前回は凄いことになってたが、大丈夫なのか?」


老人

「そうだ…あの日は…

 …ああああああああああああああああああ」


隻眼の青年

「せっかく忘れようとしてたのに、思い出させるなよ〜」


王冠帽の青年

「わ…悪い…」

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