久しぶりの来客
バルトゥーの屋敷を探索してから数日…
あのパーティは今、〈黒猫亭〉の1階酒場でダラダラと過ごしていた
ニャック
「客来ねぇな〜」
ダンテ
「まあ、元から閑古鳥が鳴いてるもんな…」
サクラ
「まさか食事代が無料じゃないとは思いませんでしたよ…」
ユリーシャ
「サクラさんは結構根に持ちますね…
実際あの時は、無料で『宿の一室を』提供すると言っていたので、生活費に関しては無料ではないのでしょう」
ニャック
「いや〜
こっちの家計も火の車だからな〜」
ダンテ
「本当に、どうやってこの宿を経営してるのか気になるな」
ニャック
「えっと…
兄ちゃんが冒険者として稼いでくるのを生活の糧にしてたんだけど
それだけじゃ流石に辛くなってきたから、俺がこのパーティ組んで冒険者やってるのが現状だな〜」
ダンテ
「ニャックの兄がどんな人なのか、気になって仕方がないんだが…」
…ニャックの兄は、いつか出るので続報を待ってくれ
終わりじゃないぞ!続くぞ!題名回収の来客だぞ!
来客は、2人の女性だ
片方は金髪の少女で設定豊富、もう片方は銀髪の女性ということ以外不明
というか、もう片方の中の人がやるロールプレイが「ナイトメア死ねッ!」と叫ぶしかしていないので、話し方がわからない
キャラの設定も誰にも言わずに本人が忘れてやがるし、構築はしっかりしているから出せるのだが…
ということで、もう片方は金髪の中の人に設定を作ってもらう事にする
一応中の人からの許可は得たから…
銀髪の女性
「…この店の店員、ナイトメアじゃない
店選び失敗したわ…」
金髪の少女
「お姉ちゃん、本当にこの国にお父さんとお母さんがいるの?」
銀髪の女性
「多分だけどね
あのおっさんの証言が正しければの話よ」
金髪の少女
「お客さん全然いないね〜
あっ店員さん、ミルクありますか?」
コボルド店員
「アリマスヨ」
金髪の少女
「じゃあ、ミルク1つ」
コボルド店員
「カシコマリマシタ」
銀髪の女性
「ナイトメアの次はコボルド…
この店は蛮族の溜まり場とでも言うの」
金髪の少女
「お姉ちゃんはなんかいる?」
銀髪の女性
「…エールでいいわ」
コボルド店員
「カシコマリマシタ」
渋々席に座る銀髪の女性と、何かが抜けている金髪の少女…
はてさて、この2人組がどう物語に絡むのやら
場面は変わっていつものメンバー
離れた席から来客を観察中…
ニャック
「…3日ぶりの客だぞ…」
ダンテ
「3日前って、確かバルトゥーの屋敷の探索をした日だったよな…」
サクラ
「あれ以来初の客という事ですか…」
ユリーシャ
「本当にこの宿の経営は大丈夫なのでしょうか…」
ニャック
「注文したのは…エールとミルクか
4Gと2Gだから…6G、少ねぇな〜」
ユリーシャ
「本格的に食事を始めて貰えれば、もう少し稼げそうですが…
あれは休憩が目的でここに来ている感じですね」
サクラ
「今回の客は…どちらもヴァルキリーのようですね
人間の突然変異種で、光の翼を展開できる天使のような種族です
ナイトメアと違って穢れを持たないので、『神の祝福を受けた子』や『神々の使徒』などと呼ばれて信仰対象になることもあるらしいですね
人族なので弱点はないですね」
ダンテ
「…というか、俺たちは一体何をしているんだ?
スパイ映画のワンシーンみたいになってるんだが…」
ニャック
「久々の収入源の観察と、隙あらばスカウトの為の情報稼ぎだな!」
ダンテ
「スカウトの意味が間違っている気がするが…」
ユリーシャ
「これだと、斥候ではなく勧誘の方のスカウトですよね
他のスカウト持ちの人も、勧誘能力が高いのでしょうか…」
ダンテ
「それだと、盗賊団が大規模な勢力にならないか?」
サクラ
「つまり、GM特権という事ですかね」
ダンテ
「メタいな…」
…今回、異様にセリフが多い気がするが、動きがほとんどないからセリフで事足りてしまうのだ
決してセリフだけだと楽だからとか、そういう理由ではないからな!(嘘ですそういう理由です)
そして今思ったが、ユリーシャさんとサクラのキャラが結構被っていることに気がついた
まあ、どちらもセージ持ちで、メインかサブかの違いだけだし、被るのは当然なのだろう
ニャック
「そんじゃ、俺は店の仕事してくるから」
ダンテ
「…急だな」
ニャック
「隙あらばスカウトしようと思ったしな〜
今日は運良く朝からバンダナ付けてるし、第一印象でアウトは免れるだろ?」
ユリーシャ
「少し身長が高い気もしますが…
まあ許容範囲内でしょう」
サクラ
「少し色白なのもナイトメアの特徴ですが、色白な種族は他にもいますからね」
ダンテ
「…そんなバンダナで大丈夫か?」
ニャック
「大丈夫だ
問題ない」
問題『しか』ない
なぜなら、相手は蛮族はおろか穢れを持つナイトメアですら嫌うヴァルキリーだ
ニャックがナイトメアだとバレた瞬間、このスカウトは終了するだろう
…嫌な予感しかしない…
老人
「遂に次のシナリオが始まったか…」
隻眼の青年
「よかったな〜
もうすぐ登場だぞ」
王冠帽の青年
「まだ導入の序盤だから、結構後のことになりそうだがな」
子供
「こんかいはだれのせつめいをしてくれるの?」
隻眼の青年
「ん〜と…
今回出た客はまだ名前すら出てないし…
他に説明するキャラは居なさそうだし…」
老人
「なら、このシナリオ自体の背景を説明するのはどうだ?」
王冠帽の青年
「…メタ部分の説明か…」
隻眼の青年
「んじゃそれでいいか〜
SWのシナリオをやって、SWの楽しさが分かったPL達
そんな奴ら+αがちょっとした時間に集まったんだ」
老人
「せっかく集まったからシナリオやろうという無茶振りに、作者であるGMが即興でシナリオを考えた
…3秒で」
王冠帽の青年
「3秒!?」
子供
「はやい!」
隻眼の青年
「まあ3秒で考えたシナリオだから
深い部分は全くないし、キャンペーンになるはずもないしで、全く記憶に残らないシナリオになるはずだった…」
王冠帽の青年
「…はずだった?」
老人
「続きは本編で、だな」
子供
「きになるー」




