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砂漠の王国(冒険者ギルド③)

 「お二人ともお疲れさまでした。無事に登録は済みましたか?」


 面接室を出て、受付に戻ってくるとドリーが首を長くして待っていてくれた。


 「ごめん、待たせちゃったみたいだね。」


 「いえいえ、私もギルドに報告することもありましたので、丁度良かったです。」

 「後、この間の地竜討伐の件、戦士長のゲイルさんからこちらのギルドに連絡があったそうですよ!」

 「『ハヤマ=ミズキ、ルナ=ウインド、ドリー=キャンパスの3名により、荒れ狂う地竜が討伐され、街が救われた。』とのことです。私何もしてないんですけどね…。B級下位冒険者からB級上位冒険者に近日中には昇格するとのことです。お二人も近々D級に上がれそうですね!」

 

 もっとも、お二人はA級スタートでもいいと思うのですが…。とドリーはつぶやいていた。


 「ドリー、あれってギルドで依頼を受けたわけじゃないけど、評価の対象になるものなの?」


 俺は良く分からなかったことを物知りドリーに教えてもらった。


 まずは、ランクアップの仕方だ。


 ① 依頼主から依頼を受けて、それを一定数達成する。

  (1) 依頼もランク分けされている(E級~A級)。

   ※ 受けられる依頼は、自分の階級とその一つ上の階級まで。

     (例外として、S級以上の冒険者は、A級の依頼も受けられる。)

    → E級冒険者は、E級とD級の依頼を受けられる。

  (2) 依頼内容は、国から依頼されるものと冒険者から依頼されるものの二種類。

     国 ~ モンスターの討伐。素材の採取。ダンジョンの攻略。等

     冒険者 ~ 護衛。探し物。等

 

 ② 大きな功績を残す。

   新しい魔法を開発。新大陸の発見。伝説級のモンスターの討伐。等

  

 

 「ミズキさん。『地竜を倒し街を救った』ということは、結構凄い功績なんですよ。そう言った功績を残した者が冒険者ギルドに所属しているということは、ギルドにとっても有益なんです。」


 なるほど、俺はただモグラさんを助けたかっただけなんだが、結果としてはいい方向に転んだということでいいか。


 「今日はもう帰りましょうか。宿は結構いいところが取れたので、今日はゆっくりできそうですよ。」

 「そうだな。」

 「あっ、二人ともその前に掲示板だけちょっと見ていっていい?」


 ドリーの発言に、頷くルナであったが、どうしても掲示板を一目見たくて俺は駆け出した。


 掲示板には、階級ごとに依頼の書かれた張り紙が張り付けられている。

 E級のところを見てみると、『主人から貰った指輪を紛失してしまいました。探してください。』とか、『夜光草を10束採取願います。』とか、「ゴブリンを5匹以上討伐せよ!」とか。どこかで聞いたような依頼がたくさんあった。


 ゴブリン、やはり居るのか!!

 

 この世界に来てから、モンスターは竜しか見ていないから不安だったんだ。

 きっと青色のプルプルしたゼリー状の生き物もいるはずだ。というか居てくれないと困るぜ~。


 そんなことを思っていると、一番下に気になる張り紙が貼ってあった。

 

 『明日は満月。盗賊団【黒影】に御注意を…。』と

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