砂漠の王国(冒険者ギルド②)
プライバシーの関係から一人ずつ別の部屋で面接するかどうか尋ねられたが、俺たちに別に隠し事はないし、お互いのことは知っておきたいという思いもあったことから、一緒の部屋で同時に面接することにしてもらった。
面接は、面白かった。
結果から言おう!ルナも俺もE級だった。
ルナはいきなりA級とかあるのかなと思ったが、例外なく最初はE級から始まるらしい。
どれだけ強くても、実績と信頼の無いものをいきなり高ランクの冒険者に認定することはできないようだ。
ただ、ルナの身体能力はA級をはるかに上回っていた。
この国に定住している冒険者の中でトップの能力らしい。
流石だ。
「過去にはたった一年でS級冒険者になった人もいるので大丈夫です!あなたならきっとすぐA級まで行けますよ!」と面接のお姉さんが興奮していた。
因みに、そのS級冒険者はザン=フィールドというそうだ。
やはり流石である。
A級を越える冒険者は世界に17人いるらしい。
冒険者の数は数百万人もいるらしいので、非常に少ないのだろう。
ただ名前を教えてもらうと、何名か知ってる名前が出てきた。
ラック=ラダー SSS級
ザン=フィールド SS級
クロス=マーシャル SS級
あらら~、元はダブルエスでございましたか…。
ただ盗賊王とか魔王とか冒険者登録していないもので強い奴はたくさんいるらしい。
上には上がいるからな。
人間にも魔族にもモンスターにもだ。
油断してたら即あの世行きだ。
とルナは言う。
あと階級に関係なく強いやつもいるらしい。現にルナもE級だしね。
それともう一つ、ルナの出身地は特殊なところらしい。
『火竜の尾』という、最も魔界に近い村で、火竜の巣に囲まれた超危険地帯だそうだ。
「ここから相当離れているのに、どうやって来たの?」
と不思議がられていた。
ただ、ルナと同じくらい俺も驚かれた。
スキルが異常とのことだ。
特に『竜人化』と『焼き尽くす息』は凄いらしい。
竜人化前は正直冒険者としてやっていくのは難しいレベルと言われたが、竜人化後は単純な身体能力で言えば素早さ以外ならルナを上回るらしい。
『ほろ酔い』は極意まで持っているのに、爆笑されて終わった。
いいじゃん…。これも貴重よ?
「あなたも、すぐA級まで行けると思うわ!」
「あなた達、なんで今頃冒険者に?」
と俺たちは終始疑問の目を向けられていた。
それでも最後には、
「ミズキさん。ルナさん。改めて冒険者ギルドへようこそ。これからの活躍を期待していますね。」
そう言って、笑顔で出来立てのギルドカードを俺たちに渡してくれた。
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名前:ルナ=ウインド
年齢:10歳
出身:火竜の尾
種族:人間
職業:剣士
ランク:E
主な功績:なし
名前:ハヤマ=ミズキ
年齢:31歳
出身:リダ
種族:人間
職業:戦士
ランク:E
主な功績:なし
※ スキルはギルドカードには表示されません。




