第26話:動き出す最悪の陰謀と、新たな可能性
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前回、エルマの手によって最高の魔剣を手に入れたアルス。
今回は早速その魔剣の試し斬りに向かいますが……その裏で、アルスを激しく憎む「あの男」が、とんでもない禁忌に手を染めようとしていました。
物語が大きく動き出す今話を、どうぞ最後までお見逃しなく!
新しい魔剣を手に入れたアルスたちは早速、日が落ちるまでその実力を試すためにギルドの依頼をこなしていた。
「やっぱりすごいな! 魔力をどれだけ流してもビクともしないし砕けない! それに、元からの切れ味がとんでもなくいい!」
手応えを確かめるように魔剣を振るうアルス。その一太刀によって、ターゲットの魔物たちがいとも簡単に一刀両断されていく。横でその光景を見ているティアは、あまりの圧倒的な威力を前に、逆に少し魔物の方に同情してしまうほどだった。
そんなこんなで夢中で依頼をこなしている内に、あっという間に辺りは日が暮れてきてしまった。
「そろそろ宿屋に戻ろうか」
「そうだね!」
アルスたちはギルドに戻って依頼達成の報告を済ませると、宿屋に戻り、いつも通りそれぞれ自分たちのやりたいことをやって過ごした。
――しかし、その数時間前。
アルスたちの知らないところで、最悪の歯車が動き出していた。
王城の地下深くに存在する、薄暗い宝物庫。そこに、かつてアルスを追放した元勇者アランたちの姿があった。彼らは厳重な警備の目を盗み、密かに最奥へと忍び込んでいたのだ。
「確かここには、はるか昔に封印された『魔人』が眠っているはずだ。こいつの封印を解けば、どんな願いでも一つだけ叶えてくれるらしいからな……。――ふん、俺の願いはただ一つだ。アルス、あいつを完全に殺すことだ!」
嫉妬と憎悪で顔を歪ませたアランは、躊躇うことなく邪悪な祭壇へと手を伸ばし、魔人の封印を解き放った。
ゴゴゴゴゴ……と激しい地鳴りとともに、宝物庫の空気が一瞬にして凍りつく。立ち込める黒い霧の向こうから、恐るべき威圧感を放つ影が姿を現した。
『……誰だ、我の封印を解いたのは? お前らか? まあ誰でもよい……。お前らには我の封印を解いた褒美をやろう。さあ、願うがいい。何でも一つだけ叶えてやろう』
底冷えするような魔人の声に、アランは一切の躊躇なく言い放った。
「勇者アルスを殺せ!」
『承知した。……だが、アルスとやらを殺した後は、我はこの世を自由に蹂躙させてもらうぞ?』
「ああ、何でもいい! ただあいつを、あのアルスさえ殺してくれればそれでいいんだ!」
――時は戻り、現在の宿屋
そんな恐ろしい危機が自分に迫っているとは露知らず、アルスはいつものようにベッドの上で静かに本を読んでいた。その本には、ある非常に興味深い職業のことが載っていた。
「(魔法剣士か……。魔法と剣技を組み合わせて戦うスタイル、めちゃくちゃ面白そうだな……!)」
手に入れたばかりの、魔力を無限に流せる最高の魔剣。
アルスの視線は、その新しい可能性に向けて、静かに輝くのだった。
第26話を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
新しい魔剣の切れ味にアルスが大満足している裏で、元勇者アランがとんでもないボス(魔人)の封印を解いてしまいました……!
自分のプライドのために世界を危機に陥れるアラン、本当に執念深くて恐ろしいやつです(笑)。
しかし、そんな危機が迫る中、アルスは宿屋で「魔法剣士」という最高にロマン溢れる職業に目を輝かせています。魔力をいくら流しても壊れないあの魔剣があれば、魔法剣士としての才能も一気に爆発しそうですね!
「アランの闇堕ち展開にゾクゾクした!」「魔法剣士アルスの無双が早く見たい!」と思ってくださった方は、ぜひ作品の**【ブックマーク登録】や【評価(星ポチ)】**で応援していただけると、今後の大決戦に向けて執筆のモチベーションが限界突破します!
迫り来る魔人の脅威に、アルスはどう立ち向かうのか!?
次回の更新もどうぞお楽しみに!




