第25:魔剣作り②
お待たせしました! 第25話です!
いつも応援ありがとうございます!
前回、驚異の強運と実力で、一瞬にしてレア素材を揃えてしまったアルスたち。
今回、天才職人エルマの手によって、いよいよアルスの新たな相棒(魔剣)が姿を現します!
職人技が光るその美しいビジュアルと、アルスの成長にぜひご注目ください!
無事に二つの超レア素材を手に入れたアルスたちは、すぐに街へと引き返し、エルマの古びた工房へと戻った。
そして、机の上にゴト、と『高純度の魔石』と『オリハルコン』を並べて渡す。
「お、おい……お前ら、これ、数時間で二つとも取ってきたのか!?」
並べられた本物の素材を前に、エルマは目玉が飛び出そうなほど驚いて声を荒らげた。
「そうだけど?」
「どう? アルスはすごいでしょ?」
平然と答えるアルスと、まるで自分のことのように胸を張って自慢するティア。二人の様子を見て、エルマは額を押さえて深いため息をついた。
「凄すぎるよ……。アルス、お前もう剣いらないんじゃないか?」
「剣は、今一番欲しいものだよ」
大真面目な顔で即答するアルスに、エルマは苦笑いを浮かべながらも、どこか嬉しそうにその素材を手に取った。
「そ、そうか……。まぁいいだろう。これだけの極上素材が揃ったんだ。魔剣は明日あたりに完成するはずだ。それまで大人しく待っていてくれ」
「え!? 明日!?」
エルマのさらりと言い放った言葉に、今度はティアがひっくり返りそうになって大声をあげた。
「普通、魔剣を作るとなると、どれだけ名だたる職人でも二日以上は絶対にかかるし、それでも大変なんじゃないの!?」
「いや、そんなことはないぞ。私にかかれば、一日くらいあれば完成するさ」
フッと不敵に笑うエルマ。
ティアは、目の前にいる二人の規格外な才能が凄すぎて、完全に思考が追いつかなくなるのだった。
「とにかく、明日の午後にここにきてくれ」
「分かった! ありがとう、エルマ!」
――その夜。宿屋に戻ったアルスとティアは、各々のやりたいことをやって過ごしていた。
アルスはベッドに腰掛け、自分のステータス画面を開いてじっくりと眺めていた。
「(今日はレベルが上がったんだよな……。ステータスポイント、少し何かに振ってみようかな。残りは10ポイントか)」
前衛としての戦い方を頭の中でシミュレーションしながら、アルスは『筋力』と『俊敏』に5ポイントずつバランスよく振り分けた。体の奥から、さらに力がみなぎるような感覚が伝わってくる。
ポイントを割り振り終えた後は、いつものようにまた、静かに本を読み始めた。
――翌日。
アルスたちは午前中の時間を有効に使うため、まずはギルドで簡単な依頼を受けてそれをサクッとこなした。
そして約束の時間が近づき、期待と緊張を胸に、二人は再びエルマの工房へと向かった。
工房についたアルスとティアは、少し緊張しながら、ついに完成した魔剣と対面をした。
――美しい。
刃の部分は、神秘的な銀色に眩しく輝いていて、柄の部分には手になじむ上質な革が使われているようだ。そして柄の上の部分には、あの高純度の魔石が埋め込まれており、まるで生きているかのように怪しく、力強く赤く輝いていた。
「す、凄い……! ありがとう、エルマ!」
「どういたしまして。というか、こっちこそお礼がしたいくらいなんだがな。あんな極上の素材、滅多に拝めるもんじゃないからな」
アルスが手に入れたばかりの魔剣の美しさに見惚れていると、エルマは照れくさそうに笑いながら、親指をグッと立てた。
「何かあったら、いつでもここにこい! 武器のことなら、このエルマ様にお任せあれだ!」
「うん! 本当にありがとう! また来るよ!」
新たな剣と、そして確かな友情を受け取ったアルスたちの冒険は、これからもまだまだ続いていく――。
第25話を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ついに完成しました、銀色に輝く刃と赤く光る魔石の魔剣……!描写を書きながら、自分でもめちゃくちゃカッコいい剣に仕上がったなとワクワクしていました。
エルマという最高の仲間(&武器のおねえさん)もできて、アルスたちの旅がさらに賑やかになりそうです!
「新しい魔剣のデザインがカッコいい!」「この剣で無双するアルスが早く見たい!」と思ってくださった方は、ぜひ**【ブックマーク登録】や【評価の星(★★★★★)】**をポチッと押して応援していただけると、次回からのバトルシーンの執筆がさらに爆速になります!
次回、この新しい魔剣を引っ提げてアルスたちがどう動くのか……お楽しみに!




