京都編 2日目 午前 〜老舗巡りのため都大路を駆け巡る、と〇〇が近くなる〜
2日目も「食」が主眼の旅行。老舗巡りをして大満足はいいが…。
2日目も「食」を中心に観光することになっていた。昨夜は早めに寝てしまったため、いつもの旅行より早くに起床できた。洗面、着替えを済ませ、朝食をとるため、1階の有名和食店に行った。
京都の和朝食と言えば、「朝粥」である。お粥の入ったお椀から茶碗によそり、その上に餡をかける。胃にやさしく美味しいお粥は、お腹も心もまったりした。他の小鉢も簡素ではあるが、どれも出汁や香りがよく、美味しくいただけた。
朝食に 小鉢の間を 箸まいご
朝食後、荷物をまとめ、チェックアウトを済ませて、北野天満宮に向け出発した。京都を訪れる時は、必ず北野天満宮に行っているが、参拝が目的ではない。上七軒界隈の和菓子屋に寄るためだ。他の寺社と違い、北野天満宮の駐車場は無料なので、そこにクルマを置き、和菓子を買いに行く。そのついでに道真公を参拝するのだ。
北野天満宮の駐車場付近の看板に「梅まつり」の文字が。そういえば、桜はまだ早いが、梅はまだまだ咲いていることに気づいた。
まだ梅は 咲いておるぞと 天神さん
駐車場の入口に行くと、なんと有料になっているではないか!ここも世知辛くなったな、と思いながらも駐車しないわけにもいかないので、しぶしぶ駐車した。
道真よ お前さんもかと 恨み節
そのまま素通りは失礼なので、本殿に行き、参拝してからお目当ての1軒目の粟餅屋に向かった。北野天満宮の鳥居を抜けた通りの向こう側にその粟餅屋はある。有名店なので昨日の豆大福の二の舞いにはなりませんように、と祈りながら鳥居をくぐると、通りの向こう側に長蛇の列ができていた。今日もお目当てに振られるのかと思いながら、交差点の横断歩道まで行くと、どうも様子が違う。よく見るとその列は、お目当ての粟餅屋ではなく、3軒ほど手前のおばんざい屋だった。何回もここには来ているが、今まではこんな行列はできていなかった。もしかすると、最近、テレビかSNSで紹介され、バズッた店かもしれない、と思った。
その行列を横目で眺めながら素通りすると、お目当ての粟餅屋が見えて来た。心配した行列はできていなかった。ホッとして引き戸を開けて店内に入ると、今回も少々ギョッとする光景が目に入った。それは、店内に入ってすぐに、注文と会計をするキャシャーがあり、そのすぐ横で、餅を適量に捻り切る者、その餅を丸める者、それに餡子もしくは、きな粉をかける者の3人が座って、注文を受けてから粟餅を作る作業をしているのだ。まさに目の前にいるので、かなりの圧を感じる。まさに「家内制手工業」という体である。
しばらくして注文した粟餅が2箱できた。お店のおばちゃんが、その箱を私に渡すとき、
「必ず、今日中に食べてくださいね。」
と3回も念を押して言った。
今日中に 三度言われて 今朝食す
このあと、他にもたくさんのお土産を購入し、それらを優先的に食べていたため、帰宅した次の日の朝食として食べたのだ。粟餅屋の店員からすれば、防腐剤等を使っていないため、食品衛生上くどいほど「今日中に」と言ったのは分かるが、実は、一夜明けてきな粉が水分を含み、焦げ茶色に変色した状態もまた美味しいのだ。もちろん、食後も体調に変化はなかった。
粟餅屋から上七軒通りの老舗和菓子屋に行き、そこでも和菓子を数点買った。
その後、昼食まで時間があったので、常盤木町にある老舗茶舗に行った。そこで、3年ほど前に飲んで感動した玉露を、また飲みたくて注文した。玉露を淹れる儀式の説明を受けてからまずは一煎目。まるで昆布出汁のような濃い甘さのある味だ。これぞまさに玉露!と感嘆し、2杯、3杯……。
5杯のみ これで一杯 700円
値段が、3500円!の玉露。少しでも単価を下げるため、5杯も飲んでしまった。1杯の量が少量なので、お腹はガバガバにはならなかったが、さすがに5煎目になると玉露の味が薄くなってしまったので、6杯目はやめておいた。
老舗巡り 玉露飲んだら 厠巡り
利尿作用のあるお茶を飲み過ぎて、その後、30分ごとにトイレに行くようになってしまった。




