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赤倉・軽井沢編 1日目その1 ~蕎麦を食べるのにも、チェックインするにもいろいろとこだわりがございまして~

 2泊3日で、赤倉・軽井沢に行ってきた。1日目は、赤倉高原のホテルに、2年ぶりに宿泊した。今回で5回目である。


 朝、5時に自宅を出発し、中部横断道、中央道、長野道、上信越道を通ってホテルのある赤倉高原に向かった。途中、八ヶ岳PAで朝ラー&ソフトクリームというルーチンをこなし、梓川SAでガソリンを満タンにし、小布施の道の駅で果物を購入した。

 赤倉高原最寄りの妙高高原駅付近で蕎麦を食べようと考えた。しかし、長野県から新潟県に入ると途端に蕎麦屋が目につかなくなり、沿道で蕎麦屋を探すのに苦労した。通った道にたまたま蕎麦屋がなかったからかもしれないが。

 そこで、グーグルマップで付近の蕎麦屋を検索し、評価が4以上の蕎麦屋に行った。時間はすでに午後の1時を過ぎていたためか、意外に店内は空いていた。ざるそばと天ざるを注文し、天ぷらを家人とシェアすることにした。そば粉は、地元で栽培している貴重な「幻の在来種」で、風味や甘味が強く、つなぎも妙高地区に古くから伝わる植物の繊維を使っている、とメニューに書いてあった。

 期待してズルズルとすすってみた。だが、残念ながら「風味と甘味がとても強い」という説明書きの個性を感じることはできなかった。それは、「そばつゆ」に起因するものがありそうだ。その蕎麦屋では「山葵(わさび) おろし」は付いてなかった。普段は、最初に山葵を蕎麦に直接つけ、そばつゆにつけずにそのまま口に運び、風味や香りを愉しむようにしている。残念ながら、それがこの蕎麦屋ではできなかったのだ。それでも揚げたての海老と野菜の天ぷらは、油が軽くサクサクで、特に、海老は噛むと旨味が口全体に広がり、うれしくなった。

 蕎麦を食べ終わったので、そばつゆに蕎麦湯を注いで飲んだ。が、2口ほど飲んで止めた。そばつゆが甘ったるく、ベタベタした味なので、それ以上飲む気にはなれなかったのだ。

 私の蕎麦屋の良し悪しの判断は、「そばつゆ」である。「蕎麦湯を入れて飲み干せるか否か」で判断している。私の基準となっているそばつゆは、東名高速道吉田ICからクルマで5分ほどの蕎麦屋のそばつゆである。そこのそばつゆは、「旨い」を通り越し「幸せ」を感じさせてくれる雑味がまったくない味で、すべて飲み干せてしまう。どこの蕎麦屋にいってもその店の蕎麦、そばつゆが基準なのだ。大概の蕎麦屋には申し訳ないが。(そこの蕎麦屋については、拙著『川柳垂れ流しグルメ』で詳しく書く予定である。)


飲み干せて 初めて決まる 蕎麦評価


 午後3時にちょうどにホテルにチェックインした。しかし、実は、その45分前には麓のロープウェイ発着場の駐車場に着いていて、その駐車場でチェックインの準備をしていたのだ。

 その準備とは、まず「荷物整理」である。とりあえずクルマのトランクや後部座席に詰め込んだ荷物を整理し、2つのスーツケースと3つのバックと2つのシューズケースに詰めた。私も家人も旅行では「もしも」を考えて支度をするので、どうしても荷物が多くなってしまうのだ。しかも、今回のように高原のリゾートホテルに宿泊するときには、移動中の服、チェックイン用の服、ディナー用の服を着分けるので、どうしても荷物が多くなってしまうのだ。私の荷物は、大きめのバック1つとシューズケース1つだけであるが。

 その次の準備は「着替え」である。前述したが、移動中はラフな服を着て移動・観光をしている。だが、リゾートホテルに宿泊するときは、そのホテルの雰囲気に合った服装でチェックインする。それがわたしたちにとって旅の流儀のひとつでもあり、ホテルへのリスペクトでもあると考えているからだ。家人は、毎年チェックインとディナーを考えて服を購入するほどである。(我が家の家計は「独立採算制」なので私の懐は痛まない。が、結局着なかった服も含め、大量の服が「箪笥の肥やし」になってクローゼットを占拠しているのには閉口している。)


ただが五分 されど五分の 晴れ舞台


晴れ舞台 上がれぬ服が 肥し化す


チェックインは、45分前から始まっているのである。

 チェックインの順番が来るまで、ウェルカムドリンクのスパークリングワインを飲みながらロビーのソファに座って待っていた。チェックイン自体は5分ほどで簡単に終わり、私たちは露天風呂&テラス付の部屋に通された。その時、ほろ酔い気分の私には、このあとに起こる思いもよらぬ気絶しそうな驚愕のハプニングが待ち受けているとは知る由もなかった。

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