八ヶ岳・蓼科編 〜八ヶ岳・蓼科を食べる1日 その3〜
キャットミントのカフェをあとにし、今度は、家人の発案で、調達した食材を使って自前ランチをしようと、当初の予定になかったピクニックに最適な女神湖音楽堂を目指した。
クルマで走ること30分。音楽堂に隣接した駐車場に停め、後部座席で寝ていた家人を起こし、ランチ用の食材を持って、野外音楽堂の公園のあずま屋に陣取った。
この公園は、私がスタッフを務めている自動車イベントの会場になっているため、ピクニックに適した場所であることを知っていた。だから、わざわざこの場所まで足を延ばしたのだ。
公園を囲んだ白樺の林。全面に敷き詰められた芝生。下界よりも涼しい気温と湿度。爽やかな高原の風。木々の枝から絶えることなく聞こえる小鳥の囀り。ほとんど見ない人影。私たちにとって蓼科最良の場所である。そのため、これまでにもここでピクニックをしたことは何回かあったが、即席お手製ランチは初めてであった。
ここで休養十分の家人の出番である。地元朝採りのルッコラとプチトマトを洗い、ルッコラの根元を指で切り、トマトのヘタを取る。それらをパンチェッタと一緒に紙皿に散りばめ、千切ったゴーダチーズをばら撒く。その上から封を切ったばかりのフレッシュなオリーブオイルとバルサミコソースをかける。家人お手製のイタリー・トリコローレサラダの完成である。そして、それに金山寺味噌をつけた丸ごと1本のモロキューをワイルドに2本添えた。こういう時の家人は機敏である。私は、ただその周りをウロウロしているだけだった。
シャキシャキの 八ヶ岳盛る 山の神
こんな素敵な高原の公園で食べる新鮮なサラダが美味くないわけがない。八ヶ岳PAで買った塩パンとチーズパンにもオリーブオイルとバルサミコソースをつけて食べた。
「星3つです!」
という堺正章の声が聞こえたようだった。
帰宅後、他の家族が不在だったことをよいことに、2人で秘め事を始めた。
ルビー玉 2人で山分け タネ隠す




