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八ヶ岳・蓼科編 ~八ヶ岳・蓼科を食べる一日 その2~

 数週間前の子どもの日に初めて訪れたカフェ。茅野市方面から原村に向かっている途中、交差点で赤い女性の看板を見つけた。その看板を頼りにクルマを走らせて辿り着いたカフェだった。

 ファーマーズマーケットから茅野市方面へ「八ヶ岳エコーライン」をクルマで15分。赤い女性の看板のカフェに着いた。

 このカフェを再び訪れたのには3つ理由がある。1つめは、そこで飲んだ果物ジュースとココアが美味しかったこと。2つめは、家人がここで販売している雑貨に興味があったこと。3つめは、店の裏の畑に植えてある花が6月になると満開になると聞いたことからである。

 まだ少し早いかと思いながらクルマを店の駐車場に停めると、裏の畑には紫色をした花が満開だった。

「ラベンダーだったかな?でも、そんなありふれた名であれば忘れないはずだが……。」

と思いながら店内に入り、その畑が見えるテラス席に座った。私は、はちみつジンジャーエールを、家人はコーヒーを注文した。店員さんが注文の品を持ってくると、私は

「あの花の名前はなんでしたっけ?」

と聞いた。

「あれはキャットミントです。」

と教えてくれた。


 ラベンダー のような花だな よくミント


「キャットミントは、猫が好む香り成分を含むことから名付けられたそうです。」

と名の由来も教えてくれた。

 爽やかに澄んだ紺碧の空の下、青々とした草木が茂った猫背の八ヶ岳を背景に、紫のキャットミントが一面に咲く風景は、まるで絵本の世界に迷い込んだようだった。


 風薫る 花誘われて 緑猫

 紫の 座布団敷き詰め 山座る


コーヒーは、苦味は少なく酸味が強い好みの味だった。はちみつジンジャーエールも美味しかったが、やはりジンジャーエールはウィルキンソンに限る、と思ってしまう私だった。

 このあと、ピクニックに最適な蓼科の女神湖まで行き、そこで即席の手作りランチを食べる。

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