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中伊豆編 湯ヶ島温泉 ~露天風呂付和室でまったりしていたつもりが~

 今年のゴールデンウィークに行こうと思っていた地域に大きな地震が起きたので、近場の中伊豆の温泉宿にしっぽりしてきた。(伊豆も地震頻発地域だが…笑)

 ゴールデンウィークに中伊豆湯ヶ島温泉の旅館に宿泊した。自宅からゆっくり行ってもクルマで1時間半ほどなので、途中の「道の駅」に寄りながら宿に向かった。京都旅行のようなハプニングもなく、宿に着いた。20年前に宿泊した以来である。ああ、こんな感じだったか、と遠い記憶を辿りながら玄関からフロントに向かった。

 チェックイン前にロビーのソファに座り、お茶と茶菓子をいただいた。家人は、茶菓子をいたく気に入り、明日の帰りに売店で購入したいと言った。

 チェックイン後、部屋に通された。部屋は、八畳ほどの和室の奥に一段下がった所に籐の椅子とテーブルがあり、掃き出し窓の外には、ベランダがあり、そこにも椅子とテーブルがあった。そして、その左脇に露天風呂が設置されていた。脚の弱い家人のため、奮発して露天風呂付客室を予約したのだ。

 夕食前にひと風呂浴びようと、室内設置のシャワーで身体を流し、露天風呂に入った。お湯が少々熱めだったため、蛇口をひねって水を出して湯温をぬるめに調節してゆっくりとつかった。本来ならば、

「極楽、極楽~」

と言うのがお約束なのだが、露天風呂につかり、新緑を眺め、小川のせせらぎを聞く。極楽である。湯船から出て浴衣を羽織り、ベランダの椅子に座った。

「夕涼み よくぞ男に 生まれけり」

という江戸川柳が頭に浮かぶ。が、露天風呂付客室なのだから、男も女もない。家人も横に座り、イエルマンの白とパルメジャーノで寛いだ。うつらうつらしながら、こんな毎日が続けば……と思ったが、

 

 湯けむりの ボケ促進や 夕涼み


間違いなくボケてしまうだろう。

 この後は、お待ちかねの夕食である。どんな料理が出るか楽しみである。

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