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032-075 自分か他人か②

このトップにも注意書きしてありますが。

輪廻篇(本編)を読んでいないと、この辺りから非常に内容が解りにくくなります。

悪しからず。


******************************


 学校に、行きたかったのかもしれない。


 仲良く話しながら千尋と純がどこかへと歩いて行く。

 純の笑顔なんて久々に見た気がする。


 ―― 良かったね、純。


******************************



 目を覚ましたものの、花菜子が用意してくれた布団から起き上がれなかった。


 体が硬直して動かない。

 いや、動かせられない。


 頑張って力を入れてみても、上にある布団を持ち上げることさえできなかった。


『誰か、助けて ……』


 声を発してみた。


 でも、全く気配がないここでは誰にも気づかれる訳が無い。

 しかも、発した声は遠くに届かせる程の魔力を持っていなかった。


 原因は、解っている。

 恐らくは、劇薬だと思う。


 最低でも2日に1回は服用しなければならないのに、ここで暮らすようになって、劇薬が尽きたことに気付かなかった。

 もっとも、効力が切れたら動かなくなるなんて思ってもいなかった。


 動けないのに、睡魔には襲われる。

 目を閉じたら、私は死ぬかもしれない。


 解っているのに、瞼は自然と落ちていった。


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