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「神子の余分」と言われましたが、中身は最強の神子でした ~入れ替わり召喚で捨てられた僕が、木の実と石で世界を浄化するまで~  作者: 朝山 みどり
第三章

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54 散歩

 54 散歩


 資料室を出ると、ギルドの訓練場が目に入った。騎士団が冒険者たちに、スリングショットの扱いを教えている。その中には、先日の馬車の護衛をしていた面々も混じっていた。


「やはり、あの石の効果をすぐに信じろというのは無理があるな」

 隣を歩くフェルナンドが苦笑まじりに言う。

「僕もそう思います。見た目はただの石ですからね」

「そうだな」

 フェルナンドが楽しそうに笑った。


「さて、まずはどこへ行こうか?」

「高いところ。この街を一望できる場所がいいです」

「それなら城の塔だな。行こうか」

「もう!」

「わざと意地悪を言ってるんですか?」と僕が詰め寄ると、彼は「いや、願いを叶えてやりたいと思ってな。俺なら顔パスだし」と涼しい顔で返す。

「もう!」


「悪かった。公園に行こう。少し歩くが、見晴らしのいい場所があるんだ」


 二人は、並んでゆっくりと歩き出した。

 時折、隣の彼を盗み見ると、必ずと言っていいほど目が合う。

 もしかして、ずっと僕のことを見てるの?

 それって、つまり――

いつも読んでいただきありがとうございます!


誤字、脱字を教えていただくのもありがとうございます。

とても助かっております。

楽しんでいただけましたら、ブックマーク・★★★★★をよろしくお願いします。

それからもう一つ、ページの下部にあります、「ポイントを入れて作者を応援しよう」より、ポイントを入れていただけると嬉しいです。

よろしくおねがいします。


書籍を出すことができました。2026/6/2発売です。

挿絵(By みてみん)




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