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フォルダ

いざ、開くとなると…

クリックする手が震えた


でも夏樹の残してくれたメッセージを

ちゃんと受け取りたい


目を瞑り、小さく息を吐いて

『澪へ……』

と書かれたフォルダをクリックした

 

『澪へ……


澪…君がこのメッセージをいつ見てくれるのかわからないけど

その時はもう俺は君のそばにはいないと思う…


ごめんね…

焼肉屋さん行こうって言ってたのにね…


こんなことになって…

怪我をさせてしまったことも

そして

一人で寂しい思いをさせてしまうことも…

ほんとにごめん…

誕生日も一緒に祝えなくて…ごめん


朝が苦手な君を毎日起こしてあげたかった

うっかりさんで忘れ物も多いし…

だからずっとそばにいてあげたかったよ


君の笑顔をずっとそばで見ていたかった

泣き顔も、怒った顔も大好きだった


来世なんてないかもしれないけど…

俺はまた君に出会いたい

そして、その時君が俺に気づいてくれたら

嬉しいな


澪ともっともっと幸せになりたかった 


結婚して、子供ができて…

老後は二人で何か楽しみを見つけて…とかね 

想像したり…


きっと君のウエディングドレス姿はきれいだと思う…


でももう澪はたくさんの幸せを俺にくれたね


澪 ほんとにありがとう

大好きだよ


夏樹  』




夏樹……


私は何度も名前を呼んだ…


涙が止まらない…


あの日曜日、確かにここに夏樹と私はいた


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