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死んだ君が書いた小説の続きを、僕はまだ読んでいる

作者:りょあくん
あの日、君が遺した「物語」が、僕の世界を壊し始めた。

高校二年の春。文芸部に所属する僕の前に、転校生の少女・綾瀬凪(あやせ・なぎ)が現れた。
天才的な文章力。人を魅了する独創的な世界観。誰よりも自由で、誰よりも儚い彼女。
そして、彼女が部誌に投稿した物語のタイトルは――『未来で死ぬ私を、君は助けてくれますか?』

やがて凪は、僕にだけこっそりと言った。
「この小説、未来の私からのメッセージなの。あなたは、絶対に読んじゃダメ」
だが、数日後。
彼女は事故で命を落とし、僕の手元には“続きを書き足され続ける原稿”だけが残された。

遺された小説の行間に隠された言葉。
その物語を読み進めるたびに、現実が歪んでいく。
この世界は、小説通りに“書き換えられて”いる。
彼女はまだ、物語の中で生きている。

これは、「死んだ彼女を物語から救うため」に僕が選ぶ、
現実とフィクションの境界を超える、最後の恋。
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