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第20章 20代の最後のあがき


30歳を過ぎると、周囲の目も気になるので、また上京して田舎のうるさい噂から逃げ出した。

東京で一人暮らしをすることにした。何か仕事があるとか、やりたいことがあるとか、

大義名分がなければ、田舎では「どこか問題があるのよ」と噂された。

田舎では男性でも20歳そこそこで結婚していて、同級生は子供が2、3人いた。

話をしていても子供のことばかり。つまらなかった。結婚できない女は居場所がない。

親戚の嘲笑から守ってくれている両親だって、年老いて介護が必要になるかもしれない。

一人娘の私が婿を取って、両親を介護してあげなければならない。

白髪交じりの父の頭を見て、それはそんなに遠い話ではないのだと予感した。





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