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第13章 背徳の悦びに堕ちていく


こうやって会うたびに情事を重ね、器用な彼は私の体の性感帯を知り尽くし、

どれだけ贖っても拒みきれない日々が始まった。食事を取るのも億劫なくらい、

毎日私の部屋に転がり込んで求め合った。幸せ過ぎて不安だった。

こんな日々が続くはずがない。こんなことばかりしていたら社会から取り残される。

授業も休んでばかりで単位が取れない。でも、ズルズルと日にちが過ぎていく。

ずっと彼の腕の中で眠っていたいと本気で思っていた。

彼は優しくていつも私を大事にしてくれた。

私も得意な料理でもてなして、大喜びの彼の笑顔を見ているだけで充実していた。

ただ、さすがに仕送りだけでは生活が苦しくなって、

夜コンビニでアルバイトをするようになった。彼はいつの間にかパチンコ屋をやめていた。

私の家でごろごろ。テレビを見てお腹が空いたら、

その辺にあるポテトチップを食べて飢えを癒して平気だった。

さすがの私も注意をするが、全然聞く耳はないようだった。

自堕落で何でも出来るのに何もしない彼に腹立たしさも感じ始めていたので、

居心地悪かったのかも知れない。





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