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人類滅亡学者の旅路  作者: sakura
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潜航

 雨は日没後も降り止むことはなかった。




 お風呂に入り、布団を敷いて寝る。

 急速にバイオリズムが低下してる気がする。

 こんな時は、休息に専念するに限りますと、[私]が脳裏で言っている気がする。


 身体が休息を欲しているのだ。

 [私]という僕とは違う意識があると理解してから、僕自身は、一部に過ぎないと思うようになった。

 テレビで言えば、水晶画面に映し出されてる番組の一つが僕に過ぎなくて。

 意識より身体がメインでの僕という総合存在は形作られているのではないかな…?

 …そんな気がするのだ。


 ならば、身体の意見も聞かなくてはね。

 何よりも大切、世界に関わるに必要不可欠、で僕に密接に関わっているのだから。

 優先順位は、かなり高いだろう。


 本当に大切なものは何か?

 考えなくとも分かるし、自明の理だ。

 …今まで良く働いてくれました。

 そして、これからも宜しくお願いします。


 毎日働いているのに、感謝して労わるのは、当たり前な気がする。

 …身体は何も言わないけども。

 さあ、身体の内に潜航して、身体の声を聴いた気分に浸ってみようではないか。

 瞼を閉じ、意識を下へと落としていく。

 昼間歩いた疲労が体から布団へ抜けるようだ。




 …




 …




 …いつの間にか、寝てました。

 朝日が、縁側から差し込んでいます。

 雨が上がったよう。


 …身体の声を聞くのは難しい。

 でも、…何だかいつもより身体がスムーズに動く気がするのは、…気のせいかも。


 …


 因みに猫は、畳の上で身体を伸ばした状態で寝てました。

 

 

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