88話 インク
マリー「……ふぅ、戻ってきたか……」
クラウン「あ……」
グラシー「どうしたの?」
クラウン「インクが本に……」
どうやらインクが倒れて本に染みついていたようだった、それがどうして魔王と呼ばれたのかという本だった。
クラウン「これ貴重な本なのにぃ」
マリー「……そうだったの?」
クラウン「そうなんだよね……ん?」
本を開いた途端、クラウンの本のページをめくる手が止まった。
マリー「どうかしたの?」
クラウン「いや……前まで白紙だったページにインクが染みこんでいってるんだ……」
エルメス「……内容を見ようよ」
クラウン「うん……」
じっくり本に食いついているところで私はマオと一緒に戯れていた。
マオ(魔王の姿)「……この本の角で頭叩いたら気絶するね」
マリー「だね、そういえば服装、大人しいものに変えたら?」
マオ(魔王の姿)「変えたくないのよね、魔王時代にも着てたし」
マリー「そうなのねー……お腹見えちゃってるけど、揉んでいい?」
マオ(魔王の姿)「どうしてなのよ……いいけど」
マリー「もにもにしてるー」
マオ(魔王の姿)「えいっ」
顔を抑えられ、無理やりおなかに顔を沈められた。
マリー「ほひー」
クラウン「へぇ……マオが魔王と言われた所以とか書いてあるのね」
マリー「ほへー」
マオ(魔王の姿)「かわいい」
後で見るとして……今はマオのおなかを堪能しようか……
マリー「もにもにー」
クラウン「解散かー?」
グラシー「そうだね……私は外に出てスライムを狩りまくるけど……エルメスも来るか?」
エルメス「スライムを瓶に詰めれるなら」
グラシー「何するのよ」
エルメス「女騎士に投げつける」
グラシー「……そうか、なら行こうか」
マオ(魔王の姿)「このまま連れて行くか」
私はマオに抱えられながら自室に連れ込まれた。
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