87話 インクのような蝶
クラウン「酷い目に合った……南の方向に何かあるね」
マリー「南の方向、じゃいくー?」
エルメス「行くけど……すごいもの混入事件あったけど、水に流すの?」
クラウン「うん……もう時すでに遅しだしね」
そして私たちは南に向かった、あの時の血のチョコ入りのコーヒーの高揚感は忘れられない。
マリー「あとどのぐらい?」
クラウン「多分見えてると思うけど……」
グラシー「何も見えないけど」
アンヘル「僕も……」
何も見えない……でも何か反応してる、どういうことなんだ?
クラウン「……何も見えないのなら、見えるようにしないとな」
その時、カバンから本を出した。
クラウン「確かこの本で見れたはず」
そして呪文を唱えた時、光の玉がふよふよと浮かび上がり、周りをまわりながら弾けた。
マリー「……黒い蝶いるけど」
グラシー「蝶は蝶でも、でかくないか?」
私たちの背丈ぐらいの蝶が飛んでいた。
マリー「……何か歯ぎしりの音するんだけど」
クラウン「ギリギリギリギリ」
マリー「どうしたの!?」
クラウン「蟲……殺す」
その時、クラウンが本気の力を出し、龍になった。
クラウン「ぶっ殺す!!!」
そして火を口から出して、蝶を焼いた。
マリー「……クラウンまさかの虫が苦手だったのか」
クラウン「ふんだ!」
しかし、蝶を倒しても何もなかった。
マリー「外れだったのかな」
クラウン「そんなはずじゃないんだけどね……」
アンヘル「まぁ……こういう事もあるよ」
クラウン「疲れた」
マリー「なら戻るか?」
マオ(魔王の姿)「じゃ、ふりふりしとく?」
マリー「フリフリしよー」
マオ(魔王の姿)「なら……ふりふりふりー」
クラウン「頬をなでるなぁ」
そして光に包まれて、元の場所に戻ってきた。
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