74話 地下の研究室
私とマオは城に戻り、前々から気になっていた地下牢にあって、グラシーしか入ってなかった部屋に入ることにした。
マリー「……なんだ、ごっちゃごちゃな空間は……いったい何があったんだろう」
私は部屋の中を見てみた、そしてゴミ箱になにかぶっこまれてることに気が付いた。
マリー「なんだろ、これ」
ゴミ箱から出したのは、紙の切れ端だった。
マリー「……これ、復元しようかな」
私はきれている部分をつなぎ合わせた、そして出来上がったのは、私たちの相関図、そして首輪の作り方だった。
マリー「これ、まさかだけどね……」
背後で誰かが入ってきたらしい。
グラシー「マリー、あなただったのね」
マリー「ここで何をしていたんだ?」
グラシー「ばれてたか……ここ、研究室だね」
そう言いながら機材をガシャンとゴミ箱にたたきつけた。
グラシー「でも、この機材とか、その紙とか必要なくなっちゃったからね……」
マリー「どうして、私たちに首輪をつけようとしたの?」
グラシー「それ今聞いちゃう?」
そうして鎧を脱ぎ、シャツの姿で話し始めた。
グラシー「……どこから話していったらいいんだろう?」
マリー「雇い主の話からじゃない?」
グラシー「そうだな、雇い主は前王様、そして奴らの目的はワルプルギスを起こし、シモンと言う神とやらを復活させるっていうね」
マリー「……ワルプルギスって、どうして行われるの?」
グラシー「ああ、ワルプルギスを起こしたら、なにか一つ願いを叶えることができるんだ、その代わり、大勢が死ぬっていう奴だね」
そうしてグラシーはお茶を出してきた。
グラシー「私はな、アホの子アホの子とか言われているけど、本当は賢いの」
マリー「賢い人は賢いと言わないんだよ?」
その言葉が刺さったのか、グラシーは一瞬ピクッと動きを止めた。
グラシー「……それで、私は奴らの罠に嵌まって、首輪をつけられちゃったんだよね」
マリー「でも、今は首輪がないじゃないの」
グラシー「そうだな……人って、見た目や過去の経歴以外にあるんだな……」
そしてグラシーは地図を出した。
グラシー「よっこいしょっと、この地図わかる?」
出してきたのは、この大陸での空中を漂う魔力の量だった。
グラシー「ワルプルギスは魔力があればあるほど強く、それに強大な奴が出てくるんだよね」
マリー「これって、数年前の文献でしょ?」
図星のようだ、またピクッと動きが止まった。
マリー「グラシーは陰謀論者か何かなのか?」
グラシー「いや……陰謀論とかそういうのじゃないんだけどね」
そして私は部屋の本棚に、ここにあると変な本があった。
マリー「これって?」
グラシー「それは……見ちゃダメ!!!」
マリー「なんでよ」
そう言いつつも、開いた、そこには○○○や○○○○の本があった。
グラシー「私の秘蔵の○○○がぁぁぁ」
マリー「へぇ……そういうフェチなんだ」
触手でチョメチョメされるプレイが好きなんだ……へぇ。
グラシー「やめてぇ」
そして私は本をそっと閉じ、本棚に戻した。
マリー「そういう……ふふっ」
グラシー「なに笑ってるのよ」
そして私は晩御飯をさっさとすまし、ぐっすり寝た。
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