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{完結済み}{累計1万PV THX!}温室育ちのヴァンパイアの子育て奮闘記  作者: 猫こんた
chapter1 6章 力ありし人編

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69話 伸びて縮む

その後、なぜか徐々に使用頻度を増やした。

マオ(魔王の姿)「これ使うたびに使用限度時間が増えていってる気がするんだよね」

マリー「まぁ……そうだな……」

マオ(魔王の姿)「そなたの反応楽しみにしてたのに……」

そう言いながら私のアホ毛を撫でてるじゃないか、構ってほしいのか。

マリー「それはそうとして、グラシーはなんであんなスケルトンいっぱい連れてきてたの?」

グラシー「遊びたかったから……」

マオ(魔王の姿)「儂からしたら、ここにいるメンバーを潰しにかかってたのように感じちゃったんだ」

マルタ「そうなのですか……魔王様?」

マオ(魔王の姿)「その名前は堅苦しいから止めろ、マオと呼べ」

マルタ「はい……」

マオ(魔王の姿)「そうじゃの……貴様、奴ら、ワルプルギスの夜を起こそうとするやつらの仲間なんだろう」

言っちゃったよこの人、黙っていたのに。

グラシー「……決して私はシモン様の使いじゃないし、あいつらと仲間じゃないんだって!」

ボロ言っちゃってるのよ。明らか様あいつらの仲間じゃんか。

マオ(魔王の姿)「ほぉ……それで、弁明は無いのか……?」

殺気を放っている、これ確実に殺す気だ……

マルタ「俺様は悪くねぇ!」

マルティネス「こらこら、やめなさい」

マオ(魔王の姿)「……そうだな、無意味な殺生、不必要だ」

エルメス「……私たちの仲間なんだよな……だったら……戻って来いよ」

グラシーは玄関に立って、この場を去ろうとした。

エルメス「私たちの仲間じゃなかったのかよ……」

グラシー「だったらこの()()を外してみろよ!いつ活性化するかわからないんだよ!」

今まで見たことのない顔で、続けてこういった。

グラシー「お前らは足枷(首輪)を付けられてないんだろ!お前らは自由なんだろ!私はな、足枷(首輪)を付けられた、奴隷(家畜)なんだよ!!!」

エルメス「そんな言う事じゃないだろ……だってお前は何事も気にしないんだろ!」

グラシー「偽りの笑顔で……言うなよ!」

ベアトリス「戻って来てよ……グラシー」

グラシー「……それはできない、すまない、女王」

ベアトリス「だったら今まで過ごしてきた日々は偽りなのか?」

するとグラシーの歩みが止まった。

ベアトリス「いろいろなところに旅行に行ったよな……その日々も偽りだったのか?」

グラシー「それは……首輪が付いてなかったからな……」

ベアトリス「なんで首輪が付いてる付いてないで区別するんだよ……付いていても、付いていなくても、過ごしてきた日々は、永遠に焼き付くんだよ……」

するとマオがグラシーに近づいた。

グラシー「何で来るんだよ……魔王が……」

マオ(魔王の姿)「どうしてか?笑わせるな、こう見えて、これに関しては、エマに教えないとな」

そして首元に手をそっと置いた。

マオ(魔王の姿)「私でもいいなら、その足枷(首輪)、外させてくれないか?」

そして、首輪は、パチンと音をたてて、外れた。

マオ(魔王の姿)「これで自由だ、飛び立てばいいんだ」

その姿は、足枷を外し、奴隷を逃がす、天使のようだった。

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