46話 再起動
マリー「でもなんで魔重石だけを抜き取ったんだろう……?」
ベアトリス「さぁ……」
何故グリーンとワトソンを貫いた男の人はなぜ魔重石だけを持ち去ったのか、そしてエマの建物から誰が魔重石を盗んだのか……訳も分からない。
エマ「ほんと、盗んだ奴は死より怖い拷問を……」
エルメス「まぁまぁ、そんな怒らないの」
グラシー「でも盗んだんだったら極刑だよな」
ベアトリス「王国の法律だったら懲役9年だけど」
グラシー「そうですか……」
そして配線、その他もろもろを修理し終えたらしい。
エマ「さて、これで起きるのだろうか」
マリー「……大丈夫かー?」
グリーン「あれ……私は一体?」
マリー「グリーン!」
私は無意識にグリーンの体に抱き着いていた。
グリーン「らしくないじゃないですか……マリー」
エマ「お涙頂戴シーンだが、もう一体修理しないと駄目なんだ、どいてくれ」
そしてエマはワトソンの修理をし始めた。
エマ「こいつはグリーンより古いのか」
グリーン「それで……どうかしました?」
マリー「昨日の夜、何があったの?」
グリーン「急に男の人が来訪してきて……それで急に胸を剣で刺されたんですよね」
グラシー「その……男の顔はわからなかったか?」
クラウン「それだったら魔導書で見れるでしょ……見てみるか?」
グリーン「はい……出来ればその時、男はどこに行ったか……」
クラウン「そうだな……マリーこれ持っておけ」
マリー「これ重いのね……」
クラウン「糊とかいっぱい使ったからな」
マリー「……どうするんだこれ」
クラウン「時の精よ、過去の景を見せ、私たちに示せって言ったら発動するぞ」
マリー「おっけ……時の精よ、過去の景を見せ、私たちに示せ」
本は光り、周りが明るくなり、そして男の人が出てきた。
グリーン「こんな感じの男でした!」
エルメス「……見たことがあるな」
グラシー「まだ眠たいだけじゃない?」
エルメス「いや……魔王様を信仰していた集団の末裔か……?」
魔王を信仰していた集団の末裔……私は知らないな。
グラシー「今の時代いないぞ……」
エルメス「……そうか、ならこいつの行方を捜しに行こうか」
私たちは魔重石を抜き取った後、男の人は何処に向かったかを尾行し始めた。
マリー「こっちに行って……ん?」
男の人が向かって行った方向は、確かサキュバスの城がある……
エルメス「ワー!?」
グラシー「どうしたんだ……いきなり叫んで……」
エルメス「この方角……私の城なんだけど……」
マリー「じゃ……隣人……?」
エルメス「そうなっちゃうね……」
まさかの隣人だった、どうしてこうなるのだろうか。
エルメス「でもなんで男の人が私の城の方向に……まさか」
グラシー「何か思い当たりでもあるのか?」
エルメス「下僕が魔重石を持ってこいって指示してる……?」
マリー「その褒美で……」
エルメス「早く止めに行くぞ!」
グラシー「それって私たち襲われないよな!?」
エルメス「私が付いてるから大丈夫だ……たぶん」
マリー「多分って……」
そしてエルメスの城に家庭訪問することになってしまった。
マリー「にしてもエルメスの城でしょ?さぞ豪華なんでしょ」
エルメス「いや、ピンクの照明とかだね」
マリー「きっちりラブホ仕様じゃないか!?」
グラシー「私が言ったら……その……」
エルメス「だから守るって……」
そしてエルメスの城に着いてしまった。
エルメス「……おっと、少し待っていてね」
先にエルメスが入っていった、その後怒鳴り声が聞こえてきた。
マリー「何があったんだ」
グラシー「きっと変な事してたんだろう」
マリー「上からのぞけないのかな」
グラシー「やめておけ」
エルメス「はーい、おまたせー」
グラシー「……これなにか匂いを紛らわせてる?」
エルメス「下僕のサキュバスが媚薬を焚いてたからね……換気させてある」
マリー「それで、こいつが……」
男の人は情けなくかかっていて、手首には手錠がかかっていた。
マリー「……どうして魔重石を盗ったんだ?」
男の人「サキュバスに命令されて……」
エルメス「……そのサキュバスは誰なんだ?」
男の人「そんなの……教えられません……」
男の人は恐怖に歪んだ顔だった。
エルメス「へぇ……教えられないのか……」
ものすごい圧が男の人にかけられた。
男の人「あのサキュバスです!!!」
サキュバス「きゅ」
エルメスは用済みだと思った男の人を投げ捨てるかのように地べたに座らせた。
エルメス「魔重石は何処にやった……」
サキュバス「きゅ……キュキュキュキュ!!!」
ものすごく煽ってるかのようだった、一応強いんだぞ……?
エルメス「嘲笑ってるのか……またしつけしてやろうか」
サキュバス「地下の部屋キュ!」
エルメス「そうか、マリーとグラシーはどうする」
マリー「私はついて行くけど……」
グラシー「帰っておくね」
エルメス「ならその男、持って帰っていいよ」
そして上にはシャンデリア、そしてレッドカーペット、壁には何かの壁画が飾られている廊下を進んで行き、サキュバスが襲ってきそうになったらエルメスにお姫様抱っこされたりした。
エルメス「ここだね」
地下の部屋はここしかないという、大雑把だねぇ。
マリー「この中に……魔重石が」
エルメス「開けるぞ……」
私たちは中に入った、そこに、女の子がいた。
エルメス「……見ない顔だな」
????「……誰?」
マリー「あーここの近所に住んでる吸血鬼だよー」
ぱっと見ではわからなかったが、魔力量が多い、子供でこの魔力は異常だな……
エルメス「魔重石は魔王様の体の破片が巨大化したものって聞いたことあるけど……まさかな」
????「私マオ!」
マリー「……すまん、魔王の事、私知らないんだ」
エルメス「魔王様か……美顔の持ち主だ、一応女」
マリー「この子は……性別なんだろう」
エルメス「女でしょ」
マリー「でも男の娘かもしれないぞ?」
エルメス「なら確認するか」
そしてエルメスが確認した。
マオ「あれー?なにかスースーするー」
エルメス「うん、女だ」
マリー「まるでひよこ鑑定士だな」
エルメス「それで、こいつどうする、また砕いて魔重石にしてもいいし、このままでもいいし」
マリー「なんで砕くのよ」
エルメス「そうだよな……持ち帰りか?」
マリー「一応ね」
そして私とエルメスはマオちゃんを持ち帰った。そしてグラシーとかに見せに行った。
グラシー「……道端で変なもの食ったかな」
エルメス「ゲンソウタケを食ったんじゃね?」
ゲンソウタケはたしか幻が見えるって……そんなわけないでしょ。
グラシー「いや女の子を持ち帰りしてきてるんだよな……夢か?」
マリー「これ現実?」
グラシー「ちょっと首斬ろうかな」
エルメス「ちょいまてぇぇぇい!?!?」
その美顔は人とか思考回路を持った生物を混乱させるようだった。
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