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{完結済み}{累計1万PV THX!}温室育ちのヴァンパイアの子育て奮闘記  作者: 猫こんた
chapter1 4章 赫颯戦争

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45話 勘違い

私がおきるとなぜか知らないけどベアトリスが驚いていた。

マリー「どうしたんだ?」

ベアトリス「……腹見てそう言いなさいよ」

私の腹を見たら、芋虫がおなかに乗っていた。

マリー「そういえば、名前決めてなかったな」

ベアトリス「そうだな……どうするんだ?」

マリー「そうだな……おなかむにむにしてるし……プニちゃんは?」

ベアトリス「そのまんまだじょー」

マリー「じょーって、新しい語尾か?」

ベアトリス「この語尾で生きようかなってね」

その語尾は朝飯になるにつれてなくなっていった。

プニ「プニ……プニプニ!」

プニちゃんはほっぺたをもちもちしながらそう言い放った。

ベアトリス「……ねぇ……帰って来てからなんだけれど……グリーンとかワトソンの姿が見当たらないんだけど」

マリー「どこかで寝てるか……それとも料理の支度をしてるかなんだけど……」

そういえばどこにもいなかったな……少し探してみるか。

マリー「……ここか!?」

私は部屋のドアを開けた。

グラシー「おはようございま……」

マリー「ここには何もなかった」

ベアトリス「でもグラシーが……」

マリー「それ以上はいけない」

グラシー「どうしたのですか?」

ベアトリス「いやね……グリーンとか見なかった?」

グラシー「きっと買い出しか何かなんだろう」

ベアトリス「それとエルメスはどうしたのよ」

グラシー「あー、今はベッドで寝てるけど……」

目線をベッドに向けると、寝言を言っていた。

エルメス「むにゃ……こってりラーメンネギ抜きメンマ抜き一味ましましで……」

マリー「どういうことなんだ……」

グラシー「だから朝飯はこってりラーメンにできるか?」

ベアトリス「だから今買い出しか料理中か寝てるかなんだよね」

グラシー「私も行きましょうか?」

マリー「よければ」

そして部屋のドアを開けていったが、どこにもいなかった。どこかにあるはずなのに……何かがおかしい。

マリー「……クラウンに何があったか聞いてくる」

ベアトリス「私も!」

エルメス「むにゃ……」

寝起きが弱いエルメスがヘヤを飛び出してきた。

グラシー「なに部屋を飛び出してきてるんだよ!?」

エルメス「……ラーメン」

エルメスはグラシーの髪の毛をすすり始めた。

グラシー「ちょ……髪の毛はラーメンじゃないぞ!?」

マリー「髪色がラーメンに似てるから仕方ないよね……」

エルメス「ズボボボボ」

そしてクラウンに何かあったのか聞くために図書館に向かった。

マリー「……あれ、誰もいない」

まさか、本にまた埋もれてないか?

マリー「……血を吐いて倒れてる」

グラシー「これ死んでないですよね」

エルメス「……おいしい」

まだ髪の毛をすすっていたらしい。

ベアトリス「多分これ過労で倒れてるね」

マリー「……魔剤ぶち込んどく?」

ベアトリス「あるの?」

マリー「たしか冷蔵庫にあったんだよね」

私はキッチンにあるエナジードリンクをクラウンに無理やり飲ませた。

マリー「これで生き返るはず……」

ベアトリス「クラウンの血はエナドリなの?」

そしてクラウンは背中に乗っている本を落としながら起きた。

クラウン「あれ……私は何をしてたの……?」

ベアトリス「マリーがエナジードリンクで生き返らせた」

クラウン「魔導書……復元終わりましたよ……それで昨夜の騒動何だったのです?」

マリー「昨夜の騒動……一体どんな?」

クラウン「……少し待ってください」

そしてクラウンは椅子から立ち上がり、重々しい足を出した。

クラウン「まだこれの使い道わからないのですが……」

魔導書を開いて、とある言葉を言い始めた。

クラウン「時の精よ、過去の景を見せ、私たちに示せ」

そう呟いた途端、魔導書から光があふれ出し、光の玉があたりを漂った。

マリー「これって……?」

クラウン「多分過去を見る魔法なのかな」

グラシー「……こいつって……エルメスなんだよな」

エルメスはあたりを見渡して本を見始めた。

エルメス「これって……昨日の私だな……」

その光に触ったエルメス、けれど腕はその光を貫いた。

マリー「……光はつかめないんだよ?」

グラシー「つかめるでしょ」

ベアトリス「ここバカばっかりか!?」

そして何かを感じ取った過去のエルメスは図書館から出た。

マリー「……何があったんだろ」

そこには困り果てた過去のエルメスがいた。

グラシー「ここで何があったの?」

エルメス「そうだな……変なガシャンって音がしたからここに来たんだけど……何もなかったんだよ」

クラウン「ならここを巻き戻すか」

そして巻き戻したら男の人がいて、グリーンとワトソンがいた。

マリー「ちょっと待って、ここで戦闘があったの?」

クラウン「おそらく……そうだな」

そしてワトソンの胸のところを一突きして、石を取り出していた。

マリー「魔重石……」

ベアトリス「それを取って何をしたんだ?」

応戦していたグリーンも貫かれ、魔重石を取った後、なにかの魔法をかける素振りを見せて、グリーンとワトソンの体が消えていった。

マリー「……」

今まで支えられて育ってきて、それが消えていった……言葉にもできない状況だった。

クラウン「物を消す魔法か……それとも物を隠す魔法か、どっちかなんだよな」

そしてクラウンは図書館に戻っていった。

マリー「帰ったわけじゃないよね」

グラシー「多分違うとは思いますが」

そして本を持ってきた。

クラウン「こういうのは……正しく魔法を解除するのが正しいんだよ」

謎の液体をもち、クラウンはあたりにまき散らした。

クラウン「これで体の一部に当たってたら解除されるはず」

真正面から何かが弾ける音がした。

マリー「……グリーンだ」

そこには胸を貫かれ、魔重石が抜かれたグリーンの骸があった。

マリー「なんで返事しないのよ」

ベアトリス「……」

ベアトリスは王国にテレポートしたようだ、どうしてなんだろう。

マリー「……いつものようにご飯作ってよ」

エマ「きてやったぞぉぉ……ぉ?」

どうしてなんだろう、エマが来た。

エマ「なんだこの通夜式みたいな空気は」

エルメス「……まさかあの時、これが起こってたのか」

エマ「教えろよーエルメシュー」

エルメス「見ればわかるけど……」

そしてエマはグリーンの骸をじっくりと見た。

エマ「んー?派手に壊されてるねー、でも記憶媒体が大丈夫だ、それに配線は一本二本と切れているだけで、表皮は張り替えがいい、これ魔重石で動いてたのか?」

グラシー「そうだ」

エマ「なら少しまずいな」

グラシー「どうしてなんだ?」

エマ「私の管理してる建物の中にあった魔重石が少ししか残ってなかったんだよ」

魔重石を集めてどうするんだ……?

エマ「ちょうど魔重石あるんだけど、はまるかどうか……」

魔重石を背中にはめた、配線が切れているから動かないけど。

エマ「少しここを借りていいか?」

マリー「いいけど……ワトソンのもお願い」

エマ「お安い御用だ」

エルメス「怒ってないエマ初めて見たわ」

エマ「今怒ってたらさすがに潰されるでしょ」

そして時間が経った。

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