36 盗賊ABCがあらわれた!
「さあ、冒険の旅に出発だ!ふふふふーん♪」
某ゲームのフィールド曲を鼻歌に街道をゆく。
一人旅は寂しいけど、能力バレは回避したい。人外と思われたら悲しいもんな。
隣町までは約7kmの道のりだ。何度かおつかいに来たことがあるので迷うことはない。街道は街と同様に結界が張ってあるので、魔物との遭遇もなく安全だ。盗賊のたぐいに気をつければ大丈夫だろう。(あ、フラグが立った?)
などと思っていると、武装した三人の男が現れた!
A「ぐふふ…、ねえちゃんひとりかい?」
B「金目のもんよこせや」
C「可愛いツラしてるじゃねえか。俺たちと楽しいことしようぜぇ」
…出た、盗賊?変質者?あー、相手をするのもめんどくせぇ。
(スキル『眠り付与』!これでどや!)
「「「ぐがーぐがー」」」
よし、眠った!
ちなみに盗賊はギルドに突き出すと賞金が貰える。私は賞金なんていらないし面倒なだけだ。犯人は縄でぐるぐる巻きにして街道に放置することにした。きっと親切な誰かが届けてくれるだろう。
『この者、強盗犯人』
というカードも忘れずに添えておく。某ヒーローみたいでカッコいいっしょ♪
そんな事件もありつつ、二時間弱で隣町に到着した。門番も居ない簡素な門をくぐると、驚きの光景が広がっていた。
「な、なんじゃこりゃーー!」




