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鈴の店「藍の風」では、将軍家の御用品が無事に納品され、鈴と茜はほっと一息ついていた。
「お疲れ様、茜。あなたのおかげで、立派な仕事ができたわ」
茜は誇らしげに胸を張った。
「お母様こそ、お疲れ様です。将軍様もきっとお喜びになるでしょう」
二人が休んでいると、近所の子供が息を切らして駆け込んできた。
「鈴さん! 藍風堂が閉店するって!」
鈴は驚いて立ち上がった。
「え? いつから?」
「今日からだって。店の前に札が出てるよ」
鈴は動揺を隠せなかった。昨日のお琴の訪問、そして彼女の申し出。それが閉店と関係しているのかもしれない。
「茜、少し出かけてくるわ」
「お母様、一緒に行きます」
二人は急いで支度をし、藍風堂へと向かった。




