42話 シャニとお出掛け②
次は、どこに行こうかな。
ぐぅ~
あ、僕のお腹がなってしまった。意外と時間が経ったと思う反面。正直恥ずかしい今の音シャニに絶対聞こえてたよね。
「ショウさん、すみませんわたしが外套を選ぶのに時間をかけてしまったせいで。」
「別に謝ることじゃないよ。むしろ真剣に外套を選んでくれてよかったよ。こうしていい買い物ができたわけだし」
それに、2人で一緒にあれがいい、これがいいと悩んで買い物をするのが楽しかった。だからシャニが謝ることではない。
「ただ恥ずかしい話、僕お腹が空いたからごはん食べに行こうか。シャニ」
僕は、シャニに笑顔でそう言った。
「はい」
シャニも笑顔で応えてくれたので、次はご飯を食べに行くことにした。
「どこでご飯を食べるかは、決まっているのですか?」
「もう決まっているよ。シャニも喜ぶ場所を見つけてあるから」
「本当ですか!!」
それを聞いたシャニは、楽しそうに歩いてる。
シャニと一緒に食べに行きたい場所とは、イルナと出掛けた時に食べたパンケーキがメニューに置いてあるカフェだ。
なぜそこに行こうかと思った理由は、イルナと一緒に店で軽く休憩を取っていた時に見たメニューなのだがパンケーキだけではなく、サンドイッチなどの軽い食事ができ、食後のデザートにケーキなどもメニューにある事を知ったので絶対に一緒に行きたいと思った。
シャニが珍しく「まだかな~ まだかな~」と声を出して歩いている。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そして、お目当てのカフェに到着した。
「着いたよ、シャニ」
「もしかして、ここはイルナが言っていたパンケーキが置いてある店ですか?」
「そうだよ、よく分かったね」
「イルナがわたしにずっと話してくれていたので。でもパンケーキは、わたし食べましたよ」
「シャニこの店は実は、パンケーキだけじゃないんだよ。軽食はもちろん、ケーキとかもメニューにあったんだ」
「ケーキですか、わたし食べたことないです。すごい楽しみです。ショウさん早く店に入りましょう」
はやくはやくと、手を招いてシャニが僕を呼んでいる。ここまでシャニがテンションが高いのは出会ってから初めて見る。
僕達は、お店に入るなり店員さんが僕のことを覚えてくれていたみたいだ。
「いらっしゃいませ〜 ってこの前妹さんと来ていたお兄さんじゃないですか」
「あ、どうも。覚えてくださってたんですね」
「もちろんですよ。可愛い妹さんが笑顔で食べてくださって嬉しかったので今でも覚えていますよ。今回は妹さんとではなくお連れさんとなんですね」
「はい。お土産に買っていたパンケーキを喜んでくれたので、今日はシャニを連れて絶対に行こうと思っていたので」
「それは、ありがとうございます。それではお席にご案内いたしますので、どうぞごゆっくりしてください」
席に案内された僕とシャニは、ゆっくりとメニューに目を通してどれを頼むか選んでいる。
「僕はある程度頼む物決まったけど、シャニはどれにするか決まった?」
「ショウさん、もう決めてしまったんですか。もう少し待ってもらえませんか?」
シャニは、外套を選んでいる時と同様にかなり迷っている様子だった。確かにここのメニューは多いしどれも美味しそうだからね。迷う気持ちも分かる気がする。
「急いでないから、ゆっくり決めて大丈夫だよ」
「はい、ありがとうございます。ちなみにショウさんは何にするんですか?」
「僕は、カツサンドとショートケーキにするよ。もしよかったら、シャニに別のを頼んでもらって半分ずつ食べる?」
「本当ですか? それなら2種類楽しめますね。それにわたしもショートケーキいいなあと思ってたんですよ」
シャニも2種類食べられるということで嬉しそうだ。我ながらいい提案をしたよね。
「決まりました、わたしも決めましたよ、ショウさん。わたしは、このフルーツサンドとチョコレートのケーキにしますね」
「フルーツサンドとチョコレートケーキね。両方とも甘い物だけどいいの、シャニ?」
「はい、甘い物の方が今は食べたい気分なので」
なるほど、孤児院でお土産のパンケーキを食べている時から薄々思っていたけどシャニは甘い物には目がないんだね。これは、シャニの新たな一面を見れて正直嬉しいかな。
シャニは、カイルやイルナ達を優先していていつも自分の事を後回しにしているから甘い物好きと分かっただけでも収穫だね。
そして、自分の分とシャニの分を店員さんに頼んで来るまでの間少し話をしていた。
「シャニ、それだけでご飯足りる?」
「わたしは、全然大丈夫ですよ。甘い物を食べれますし、それを言うならショウさんこそですよ」
「え、僕! 僕もとりあえずはこれで足りると思うよ。もしまだ、食べられそうだったら他の物も一緒に食べよう」
「それは、名案ですね」
などとシャニと2人で盛り上がっている時にちょうど良いタイミングで頼んでいたものが来た。
カツサンドも美味しそうだし、ショートケーキもはやく食べたい。
「それじゃあ、いただきます」
「いただきます」
僕は、早速カツサンドを口に入れた。凄い美味しい。シャニもフルーツサンドを食べていて凄く美味しそうにしている。
僕達は、あっという間にサンドイッチを食べてしまった。
そして、待ちに待ったデザートのショートケーキを一口食べてみた。
「美味しい。やっぱり甘いものはいいね」
「はい、凄く美味しいです」
「ほら、シャニこっちのも食べてみなよ」
「は、はい」
僕は、シャニが食べやすいように、フォークをショートケーキで刺してシャニの口元の方に向けた。
あれ、シャニなんで恥ずかしそうにしているんだろうと思ったのだがずっと口元に向けていたので食べてくれた。
あ、やっぱり美味しかったのだろうシャニの耳がぴょこぴょこしている。
「お、美味しいです…… ショウさんもわたしのをどうぞ」
シャニが、僕の口元の方にフォークを向けた。
もしかして、シャニが恥ずかしがってた理由って僕のせいだったのか自然に僕はシャニにあーんとさせてしまったのか。これは確かに恥ずかしい、でもシャニは頑張って食べてくれのだから僕も食べないと失礼だよね。
「美味しい、凄く美味しいよ。チョコレートケーキもいいね、シャニ」
「そうですよね。でもショウさんが頼んだショートケーキも美味しいですよね」
さっきまでの恥ずかしい気持ちが消えるほどケーキが美味しかったので2人で少し盛り上がりながら食べていたら、デザートもあっという間に食べてしまった。
僕もだけどシャニも、意外とお腹がいっぱいになってしまったので追加で食べることはしなかった。
「ショウさん、お土産にケーキを買っていきませんか?」
「そうだね。僕達だけこんなに美味しいケーキを食べてしまったから、お土産買わないとね」
僕達は、迷いながらも結局は全部の種類のケーキを買い店をあとにした。
明日も投稿いたしますのでよろしければ読んでください。
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