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38話 シイナを連れて孤児院に戻ってきました

 こうして僕とカイルそして新しく家族の一員になったシイナは、孤児院に戻ってきたのだが帰ってくるなりイルナが抱きついてきた。


「おかえりなさい、お兄ちゃん、カイル」


「ただいま、イルナ、シャニも!」


「ただいま、イルナ、お姉ちゃん」


「おかえりなさいショウさん、カイル。それとショウさんと一緒にいるその子はどうしたんですか?」


「ほんとだ、かわいいね〜」


「キュー」


 シャニは、僕の近くにいるシイナについて聞いてきた。まぁ、疑問に思うのは当然の事だろう。イルナも疑問に思いつつも可愛いと言いシイナの頭を撫でている。シイナも喜んでいてよかった·····

 とりあえず、シイナの事を紹介しないとね。


「えっと、この子はカイルとお出掛けしてる時に出会って、一緒に着いてくることになったんだ。えっとなんていう種類だっけ?」


「え、ショウさん知らない魔物だったのに連れてきたんですか?」


「うん、実はと言うとそうです。恥ずかしながら…」


 そう言えば、僕も知らなかった。つい調べてるのを忘れてた。いつも通り鑑定でステータスを見た。


【 名 前 】 シイナ

【 種 族 】 ラクーンリザード

 【 年 齢 】  5

 【 レベル 】  1

 【 体 力 】 76

 【 魔 力 】 32

 【 攻撃力 】 42

 【 防御力 】 17

 【 俊敏性 】 205

 【 スキル 】 土魔法・睡眠魔法・気配察知・威嚇


 なるほど、この子はラクーンリザードという種類の魔物のなのか!


 って、俊敏性は僕より高いのね。かなり素早いってことは分かったけど他の能力は僕より低くて少しホッとした。

 他の能力も僕より高かったら、かなり驚いたかもしれない。


 でも、睡眠魔法か眠らせる魔法持ってるのは、すごいなシイナ。


 などと、少し黙って僕が考えていると不思議そうにシャニ達は僕を見てたので説明することにした。


「この子は、ラクーンリザードという種類の魔物みたいだよ」


 とは、言ったものの鑑定で分かるのは種類まででどんな魔物かまではさっぱり分からないんだよね。


「そうなんですね。でもこの子本当に可愛いですねー」


 シャニも、流石に魔物の種類までは分からないみたいだ。

 でも、シイナのことを可愛がってくれそうで良かった。

 そうして、シャニ達と話をしているとリーナさんが僕達の方に来た。


「お帰りなさいませショウ様にカイル様、ご夕飯の準備ができてますので…」


「って、その魔物の子どうしたんですか!」


 リーナさんが、僕達の方に来るなりかなり驚いていたのでリーナさんにも軽く説明をした。


「なるほど、今日はそんなことがあったんですね。と、ご飯が冷めてしまうので中に入って今日もご飯を食べてくださいね」


 そういえば、今日もリーナさんが夕ご飯を作ってくれたので孤児院でみんなと夕ご飯を食べた。


「リーナさん今日も美味しいです」


「ありがとうございます、ショウ様にそう言っていただけると嬉しいです」


 リーナさんの作るご飯はいつま本当に美味しい。

 あれ、そういえばシイナは何を食べるんだろう?

 そう思い僕は、自分が食べているパンやスープをシイナにあげてみることにした。


「ほら、シイナも食べて」


「キュー」


 あ、シイナもすごい喜んでいる。やっぱりリーナさんが作るご飯は美味しいということが証明されたね。

 こうして、ご飯を食べ終えた僕達は帰ろうと思ったのだが孤児院の子供たちがシイナと一緒に遊びたいと言っていたので、カイルやイルナそれに孤児院のミュゼちゃんを筆頭にみんなで遊んでいた。


 僕とシャニとリーナさんはというと洗い物などを3人で洗い終えて、少し話をしていた。

 最初は、今日カイルと一緒に行ったところややった事を二人に話をしていたのだが、それを聞いた二人は僕のことについて語り合っていた。


「それにしても、ショウ様は凄いですね。あんなに可愛い魔物の子まで懐いてしまうなんて、本当に凄いです」


「それについては、私も同感です。ショウさんにはいつも驚かされます」


 正直シイナが懐いた時は僕も驚いたな。


「ショウ様、そういえばシイナ様はギルドに従魔登録とかってされたのですか?」


「え、従魔登録って何ですか?」


「ショウ様、何も知らないで連れてきてたんですか?」


「はい、そのとおりです」


 リーナさんにもシャニと似たようなことを言われてしまった。正直本当に何も知らなかったから恥ずかしい、ギルドで登録とかしないといけなかったんだ。

 いつまでも恥ずかしがっている場合でもないのでとりあえず、冒険者ギルドに登録しに行くことに決めた。


「それじゃあ、今からシイナの事を従魔登録しに冒険者ギルドに行こうか」


「そうですね、ショウさん。それでは私はカイルとイルナのことを呼んできますね」


「うん、よろしくね」


 シャニにイルナとカイルを呼んできてもらっているので、その間に僕はリーナさんに今日もご飯をご馳走になったことと従魔登録の件を教えてくれたことに対してお礼と明日はカイルとイルナの面倒見てもらうことを頼むことにした。


「リーナさん、今日もご飯ご馳走様でした。それに従魔登録の件教えてくれてありがとうございました」


「いえいえ、ショウ様にのお役に立てて良かったです」


「明日は、カイルとイルナの面倒をよろしくお願いします」


「もちろんです。カイル様とイルナ様のことは明日は私がしっかり面倒を見ますね」


「「お兄ちゃん〜」」


「キュー」


 どうやら、シャニがカイルとイルナを呼んでこちらに戻ってきた。シイナもしっかりみんなの後をついてこちらに来ている。

 リーナさんにもう一度お礼を言い冒険者ギルドにみんなで向かうことにした。

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