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36話 カイルとお出掛け①

今日は、カイルと一緒に街を歩くことになっている。

昨日と同じく僕は、出掛ける準備をしつつどこに行くかをカイルと話していた。


「カイル、どこか行きたい場所ある?」


「うーん…… お兄ちゃんといっしょならどこでもいいよ!」


カイルは、いい子だな。そう言われると僕も頑張ってカイルが楽しそうな場所に連れていかないとな。


「じゃあ、僕と街を歩いて気になったら言ってね」


「うん‼」


こうして、カイルと準備を終えて孤児院にシャニとイルナを連れて行った。


「気を付けて行ってくださいね」


「いってらっしゃーい」


「うん、いってきます」


「いってきまーす」


シャニとイルナに見送られながら僕とカイルは街に出掛けた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


しばらく、街を歩いたのだが、カイルはイルナと違いあまりお店には、興味を示さなかった。


「カイルもしかして、見たいお店ない?」


「うーん·····」


僕の質問にカイルも返答を困らせていたので、僕もこの付近のお店をよく見たら武器屋があるのを見つけた。


「カイル、あの場所なんてどうかな。武器屋なんだけど·····」


「ぶきやってなあに?」


「あ、そっか武器屋って言っても分からないか。ほら、ハールさんやルイドさんが腰に剣があったでしょ。その剣とかが売っているお店なんだけど」


「けん‼ あのかっこいいやつ‼」


カイルは、目をキラキラさせながらお店を見たのでどうやらかなり興味を持ったのだろう。

よかった危うくどこのお店にも入らない可能性があったので興味を持ってくれてよかった。


「じゃあ、早速お店に入ろうか」


「うん‼」


僕とカイルは、お店に入った。

中は広くかなりの種類の剣、弓、槍などが置いていた。

カイルは興味津々にお店に飾られている武器を眺めていた。

ちなみに、武器に関しては僕も少し興味はある。


「いらっしゃい」


「あ、どうもこんにちは」


「こんにちはー」


僕達が武器を眺めているとお店の奥からこのお店の店主らしきガタイのいい人が話しかけてきてくれた。


「どうやら、その子は俺が作った武器をかなり気に入ってくれてるようだな」


「え、あなたがこの武器を作ってらっしゃるのですか?」


「ああ、基本的にここに置かれている物は俺が作っている。だけど、その子にはちょっとまだ危ないかもな」


店主がそう言っているのには僕も納得した。カイルは、まだ5歳なので刃物などは危ないだろう。だから僕は子供でも危なくない練習用の武器が置いてあるかを聞くことにした。


「あの、子供でも扱える練習用の武器とかって置いてはないんですか?」


「いや、一応あるにはあるがそれでもいいのか?」


「はい、まだこの子に持たせるのは練習用のじゃないと危ないと僕も思いますから」


「そうか、ならこの中から選んでくれ」


そう言って店の奥にある木材でできている剣と槍をカイルに見せてきてくれた。


「カイルどっちか好きな方を選んでね」


「ありがとう、お兄ちゃん」


カイルがどっちにするか悩んでいる間に僕も少しお店の武器を見ることにした。

やっぱり、剣はかっこいいと思うし槍なんかもいい弓も遠くから援護できるからいいよなあと思い見ていたのだが、そこにはナイフなんかも置いてあった。


「これは·····」


「お兄ちゃんどうかしたの?」


「ああ、ごめんカイル気にしないでゆっくり選んでていいよ」


「うん」


思わず声をあげてしまった。理由は、ナイフは普通のナイフなのだが前にシャニのステータスを見た時にナイフ術というのがあったからだ。

今の所シャニは、魔法を使って魔物を倒しているのだが魔物にも魔法がきかないのもいるかもしれないしシャニが持っているスキルのナイフ術がどういうやつかを見てみたいとも思ってしまった。


でも、今の所は必要ないしな。などとずっと1人で考えていたら·····


「お兄ちゃん、けんにする」


どうやら、カイルは剣が気に入ったようで剣を僕に渡してきた。


「剣にしたんだ」


「うん、ハールさまやルイドさまのけんかっこよかったから‼」


「なるほどね、それじゃあすいません。木の剣とこのナイフをください。それと初心者の僕でも扱いやすそうな剣を1つお願いします」


「分かった、ならこのシルバーソードだな。初心者は皆これを装備する」


「ありがとうございます、じゃあそれでお願い」


「分かった。全部で銀貨6枚だな」


「はい、分かりました」


僕は、銀貨6枚を店主に渡した。


「もう少し大きくなったら、俺の作った武器を買ってくれよ」


「うん‼」


店主はカイルを応援してくれるようだ。

もう少し、カイルが大きくなったらここで武器を買わせてもらおう。

それに、僕もシルバーソードという剣を買ったのでしっかり練習をしよう。

でも、本当にナイフを買ってしまった。まぁ、シャニのナイフ術については本当に見たいしいいかな。


「お兄ちゃん、おなかすいたー」


そう言えば、もうそんな時間か結構歩いたし武器屋でも長い時間いたからか。


「じゃあ、どこかでお昼ご飯食べようか」


「うん‼」


僕とカイルは、お昼を食べられる所で食べることにした。

最近投稿出来ずにすいません。

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