のいんうんとつばんつぃひ おいコラ僕の個人情報
Neunundzwanzig―――Eu! das sind meine persönlichen Daten!
(Euってなんだよユウロピウムか? それともス〇ッキーか? エーウ!)
ぐーてんもるげん。7:38。
僕が幼女になってちょうど1週間が経った。
……え? 五ヶ月は経ってる? なにが?
……まぁいいや。支度をし、学校へと向かう。
今日の朝飯は食パン、コーンスープ。
「……お兄ちゃん、パン焦げ焦げになっちゃったからあげる」
「人にあげるなそんなもの……」
「ぅ……こちらが、この雪宮 黒菜の主食用パン、焦げトッピングです! おっえ~~~~~~! 着席時食パンに焦げが付いていたのを見て、お兄ちゃんにあげようとしたら、お兄ちゃんからのため息で、自分で食べることになりました! 私の発言次第でこの小説BANにする事だってできるんだぞって事で、いただきま~~~~す! まずはスープから! コラ~! これでもかってくらい、ドロドロの濃厚スープの中にはダマが入っており、怒りのあまり卓上調味料を全部、倒してしまいました~! すっかりお兄ちゃんも立場を弁え、静かな舌打ちを貰った所で、お次に圧倒的存在感の漆黒パンをかじる~! 殺すぞ~! バリバリとした食感のパンの表面には、バターだったはずのものが塗っており、さすがのKURONAもむせてえづいてしまいました~! ちなみに、お兄ちゃんが説教している様子は、ぜひ一行後をご覧ください」
「……いや、しないけど……」
調味料が倒れたくらいだしなぁ……。そもそも置いているの塩コショウと七味唐辛子と醤油くらいだし……。全部簡単にはこぼれないし……。
というかそもそもため息も舌打ちもしてないし……。
……ところで、この小説BAN……って何なの?
どの小説?
……支度が終わり、学校へと向かった。
◇
皆は数学は好き? 僕は好きではない。
一生足し算だけしていたい。
「……はい、じゃあ(3i)の2乗は? ……じゃあ……24番の来川」
「ふぁい!?」
……あっぶね、僕23番だからギリギリセーフだ。
あと24番は学級委員長さんなんだが……。
もしかして、話聞いてない?
「え、えーっと……-3です」
「なんでそうなるのかが分からない、違います。はい、23番の雪宮」
「へ?」
何してるんですか委員長!? 確かに虚数なんて高一で習うような概念ではないと思うけども……!
あと先生、そんなこと言えば100%嫌われますよ。まぁ普通に嫌われてるけど。
「-9です」
「はいそうですね、じゃあ2x^2-3x+2=0の解は……じゃあ雪宮」
「はぇ!?」
何でまた僕!? え、えーっと……(3±√9-16)/4になるから……稚内!
「四分の三プラスマイナスルート7iです」
「正解です」
……その後、ずっと委員長さんは答えられずにいた。文系を極めているのだろう。
ちなみにリリィと望乃は割とすぐに答えられていた。
◇
さて食堂。
僕はカルボナーラとミネストローネを頼んだ。
……このカルボナーラなんか炒り卵みたいだ。
望乃は四川風定食、リリィはハンバーグ定食を頼んでいた。
……望乃は麻婆豆腐にラー油を掛けた。二回し分くらい。
「……み、望乃? 何でさらに辛味を足してるの?」
「四川風はですね……辛ければ辛いほどいいんですよ?」
「数日後のお尻が死ぬよ!? 本当に大丈夫!?」
「……わたくしの生涯に一遍の悔いなし……です」
「悔いて!?」
そんな話をしていたら。放送が流れた。
誰も気に留めないが……。
『ピーンポーンパーンポーン さーあ今週もやってきましたランチタイムラジオ! この番組は毎週月曜12時10分、私、三年放堂川と二年空出がお送りいたします!』
『この番組では、先週学内で起こった出来事を面白おかしく報道していきます』
校内ラジオ。放送委員会がずっとやっている、まぁ変なラジオだ。
『えー、先週起こった出来事はー……まぁ、一番大きいのはこれですよね』
『そうですね。これ以外のニュースを私は知りませんし』
『おーい情報収集役ぅ!? と言いたいけど私もだった! てなわけで、一年生の雪宮 白兎くんがおんにゃのこになったニュース!』
『控えめに言って頭を撫でたあとに唇を【自主規制】して、森の中の丸太小屋に一緒に住みt』
『空出!?!? 性癖が垂れ流れたよ!? ギリギリミュート間に合わなかったよ!? 親衛隊に殺されるから二度とそんなこと言うなよ!?』
……!? やっぱり変態しかいないのかこの学校!
ん? 親衛隊……?
……あとリリィ? 何で僕に手を伸ばそうと?
「むっ……あんな変態に白兎は寝取らせない……!」
「リリィ!?」
「リリィさん!?」
リリィは僕を抱えて、頭を撫でてきた。嫉妬か独占欲か何かだろうが、僕はリリィの物ではない。
まさか唐突なNTRに脳を破壊されたのか……?
「……り、リリィ? ローゼさんに言うよ?」
「バレなければいい……バレなければ……」
「バラすよ!?」
「……しないでしょ? ……白兎は私が守るから♡」
「!?」
リリィ!? 何で目の中にハートマークが……!
やめ、やめろー!
「リリィさん!? ここは食堂ですよ!? ナニをしようとしているんですか!?」
「……うぁっ!」
「……でもあの空出とかいうヤツが悪いですね、校内で流せる言葉ではありませんでしたし」
……まぁ、それはそう。【自主規制】なんて校内放送で使っていい表現ではないでしょ。
『……はーい、白兎くん申し訳ありませんでした! こいつは白兎くん接触禁止令を出すから許して!』
『……を見ていた私は密かに腰の炎を燃やs』
『いつまで特殊性癖を垂れ流してるのさ!? 多分白兎くん学校来なくなるよ!』
……めっちゃ怖いよこの人。まだ篠宮先生の方が4000倍はマシだったよ。気持ち悪い……。
『大丈夫です。白兎はおっぱいに弱いので、おっぱいを差し出せば来まs』
『どう考えても来ないよ! そんな性欲の権化ではないでしょ白兎くんは! ……そうだよね?』
「……おいっ!」
学校中に僕がおっぱい星人だって知れ渡ってしまう!
やめてください! 僕の個人情報を流さないでください!
……あと僕は性欲の権化ではないのだが。普通に性欲ない時だってあるんだが。
「白兎、何か言いたいだろうけど、もう十分知れ渡ってるよ? ……おっぱい星人ってことなら」
「……目に刺さるニャン☆」
und betrogen worden! ……おっと、だいぶ触れづらい美大落ちが頭に。
……というか何で知れ渡ってるんだよ年上にまで!
◇
さて。食堂で悪目立ちさせられた昼休みの後。
今は放課後。僕は部室へと向かった……。
「ちょっ!? 何しとるん!? 大人向けゲームなんか作らんといて!?」
「ふふ……ヒロインの脱衣シーンは必須だよね」
……先輩達が、パソコンでヤラシイことしていた。
「……お邪魔しましたー」
「う、兎! ごめんやけど助けてくれへん!? ……ちょっと!? 帰らんといてや!?」
……だってどう見てもR-18なナニかなんですもん。
エッチなのはダメ! 死刑!
……見える限りでも、青色の肌の女の子がナニかされてる事が分かった。は?????
「……ふっ、兎……こういうの好きでしょ? 舌長複眼異色粘膜ふ【自主規制】貧乳娘のス【自主規制】NTR陵辱モノ。土日で作ったんだよ」
「おぇ……すみません、僕の好みではないけども、一つ一つはまだいいとして……何でごちゃ混ぜにしたんですか……あと僕はちゃんとした人間の女の子の純愛モノが好きなんですが……」
「あれ? おかしいな、確かにこう聞いたはず……」
「誰から聞いたんですか!?」
誰だよ僕をこんな特殊性癖とかいうデマを広めたヤツは。コレを送り付けてやりたいよ。
……全部の特徴が僕の性癖じゃないし……。
「……あ、確かに白兎は巨乳派って聞いたから違うか。……じゃあ誰から聞いたんだっけ……?」
「なんで知れ渡ってるんですかぁ……!」
本当に知れ渡ってたよ……。
……なんでだよ。いいじゃん巨乳派なことくらい。何で学校中に広めたんだ。
「……兎は……巨乳な女の子が好きなんやぁ……へぇ……って、何を考えとんのや私……!?」
「……あ、あのMIYO先輩……? 顔赤いですよ? ま、まさか……怒って……!?」
「違うからな……!?」
……ま、まさかMIYO先輩のおっぱい目当てで部室に来たと思われた……!? そんなに見境なくおっぱいについて行く男じゃないよ!? ……今は女だった。
次回:ドライアドだってよ




