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我こそはモン娘テイマー也  作者: hoikun
一章 舞い降りたモンスターテイマー
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3話 テイマーとスライム

前回のあらすじ


 アルダンにいい装備を貰ったユウスケは、冒険者ギルドに登録し、

 薬草採取とスライム討伐の依頼を受けたのであった。



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 依頼を受けた後、アルダンのところで通貨について聞こうと思ったのだが、とあることを思いついたので、受付嬢に聞いてみることにした。


「すみません、図書室みたいなところってありますか?」


「はい、あちらの部屋が図書室になります。入室料はかかりませんが、本に傷がついたり無くしたりした場合は罰金を払ってもらいますので、注意してください。」




 というわけで、今は冒険者ギルドの図書室にいる。


 勢いでなったモンスターテイマーという職だが、まずはテイマーについて色々調べておくべきだと思った。


 まずテイムというのがどういうやり方なのかとか、テイムに必要な条件とか……


 テイムしやすい魔物とかも載っていたら御の字だ。

 スライムテイムしてもあまり実用的じゃなさそうだしな……


 というわけで、今はモンスターテイマーについて調べている。


 調べてわかったことを纏めると、


 まずテイム自体にはそれほどMPを消費しないということだった。

 まぁでも、失敗する可能性もあるから結局テイム出来る頃には結構消費してるんだろうけど。


 それとテイムの条件

・手負いであること:1〜5

・何らかの状態異常であること:2×状態異常の数

・油断していること:5

・降伏していること:10


 右に書いてある数値は、テイム成功率を上げるためのポイントみたいなもので、数値が上がれば上がるほど成功しやすいらしい。


 例えば、重症で麻痺状態の魔物が、背後から音もなく忍び寄られていきなりテイムされれば、

 手負いの4、状態異常の2、油断の5で合計11ポイントとなり、かなりテイムし易い状況になるというわけだ。


 まぁポイントといっても実際にそういうポイントが有るわけじゃなくて、分かりやすくする為にわざわざ数値を作ったという感じだが。


 手負いの状態に関しては、無傷が1、軽症が2、中傷が3、重症が4、瀕死が5ってところか。


 でも瀕死でテイムしてもテイムした後すぐ死んじゃうんじゃね?

 意味なくね?



 そんでテイムしやすい魔物だが、最初に上がってきた名前はこれだ。



 スライム。



 はい、分かってました。スライムです。



 しかしスライムに関しても以外な情報を手に入れた。


 まずスライムが最初のテイムモンスターとして有名な理由だが、


 なんでも食うので食事代が浮く。これ大事。

 魔物の肉を食えば能力が育つ。これ超重要。


 野生のスライムは弱すぎるので、他の魔物の肉を食う前に殺されてしまう事が多く、それほど強力なスライムはいないらしいが、テイムモンスターとして育てると能力を上げる機会が多く与えられるので、そこらのゴブリンやらより断然強く育てることが出来るらしい。



 これはイイことを聞いた。


 アルダンに通貨について聞いた後、さっそくスライムをテイムしに行こう。



 ちなみにやっぱりテイマーは上級職がないらしい。

 まぁ仕方ないね。





「ん? ずいぶん早い帰還じゃねーか。どうした? 忘れもんか?」


 アルダンはガハハと笑いながら俺を迎えた。


「ちょいと聞きそびれたことがありまして。」


「なんだ? 通貨のことか?」


「エスパー!?」


 まさか心を読まれた!? いやこれは仕組まれた罠だ。

 きっと通貨をわざと教えて無くて戻ってくるように仕組まれた、いわゆるドッキリだ。


「エスパー? なんだそりゃ。あれだ、お前に通貨のこと教えてないのに今さっき気づいたからな。ギルドの嬢さんに聞いて無きゃこっちに来るだろうと思っただけだ。」


 どうやら教えてくれるのを忘れていただけらしい。


 アルダンに通貨のことを教わった。


 簡単に言えば、鉄貨が10円、銅貨が100円、銀貨が2000円、金貨が10万円だ。

 金貨より上もあるらしいけど、そんなのは貴族や商人が取り扱うようなもんだから、あまり冒険者には関係ないって言われた。




 通貨について教わった俺は、アルダンに礼を言い、さっそく依頼をこなすために町の外へ出た。


 薬草の生えている場所とスライムの生息地はほぼ同じ場所なので、まとめてやるには丁度良かった。


 場所は俺が召喚された所の近くにあった森林の付近だ。


 森林の中にはゴブリンやホーンラビット? とかスモールタートル? とかいう魔物が生息しているらしい。


 今の俺にはちょっと危ない魔物らしいから森林の中には入らない様に注意しないと。


 そういうことで森林手前まで来た俺だが。薬草はそこら辺に生えているらしいので、早速探し始めた。


 薬草は最低5本だが、あればあるだけ買い取ってくれるらしい。

 30分ちょいくらいで最低数の5本は見つけられた。けど今後の為にもうちょっと持ち帰りたい。


 ちなみにスライムは討伐部位と呼べるものが無いため、依頼完了をどうやって判断するのか聞いてみたんだが、どうやらスライムは身体がほぼ魔力で出来ているらしく、倒したらすぐ魔石へとかわるらしい。


 魔石というのはその魔物の魔力の結晶体みたいなもので、魔物が死んだら体内を循環していた魔力が体の中心で固形になって魔石となる。


 もちろんゴブリンなどにも魔石はあるわけだけど、ゴブリンは耳を討伐部位として回収し、魔石は冒険者側で売ってお金にするという感じらしい。


 つまり、魔石しか残らないので仕方なくスライムのみ魔石を討伐部位としてギルドへ提出しないといけないわけだ。



 そんな感じで探していると、薬草とは違う、だけど依頼のターゲットであるソイツを発見した。


 それは青色の半透明な体をした、直径30cmくらいのぷるぷるとした球体。


「……でたなスライム。」


 ようやく、俺のモン娘ハーレムへの第一歩だ。


 早速剣を構えて対峙する。


 スライムの方も俺を見ているのか動かない。

 いや見てるのか? ボーッとしてるのか?


 剣を振る真似をしてみても特に反応はない。


 え? アウトオブ眼中? 敵対心ゼロ?


 何をしても反応がないので先制攻撃をすることにした。


「うおぉぉぉぉ!!!」


 麻痺のついた剣で斬りかかる。



 ぐにょ



 そんな感触を受けて反撃を警戒した俺の目の前に広がったのは

 青色のぷるぷるした球体が魔石にかわる光景だった。





「一撃かよ!!!!!」



 俺の悲痛な叫びが、草原に木霊した。

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