表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/7

3

村のあちこちが燃えており、既に倒壊している建物もあります。

がれきの山に埋まっている手、初めて見る人の血液。

死んでいるのでしょう。この前お葬式をしたお婆さんのように。

しかし、こんな死に方は見たことがありません。

広場へつながる道へと目を向ければ、横たわる村の人々

やはり死んでいるのでしょうか。わかりません。

ばらばらになっているのです。手も、足も、見たことのないものが体の中から出ています。

いったいどういう死に方なのでしょうか、お婆ちゃんの死に方は安らかでした。

こんなもの、聞いたことがないのです。知らない病気・・・?

しかし声も聞こえます、うめき声のような。生きているのでしょうか?


混乱している場合ではありません。

一刻も早く誰かを見つけなければ。

死んでいないと判断できる人を見つけて、助けを仰ぐべきです。

私は子供です、お医者さんでもないので、バラバラの人をくっつけてあげることは無理でしょう。

無力なのです。ですが、それは今重要ではありません。

このお兄さんはさっきから情緒不安定なので、私が守ってあげないといけません。

恐らくお母さんやお父さんも、何処かで自分にできることをしているはずです。


広場には井戸があります。燃え移るものも特にないので恐らく避難しているとしたらそこでしょう。

私はお兄さんをつかむ腕に力を籠め、一心不乱に走り出しました。


焦げる肉のにおい


今まではごちそうのにおいでした。でも今は違います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ